【結婚式レポートin千葉県】一番の大事は親への感謝。彼も同じ考えでした
父母にスポット。ふたりの人前式は“子育て卒業式”
誰のために式を挙げるのか、そんなことが話題になった時に「やっぱり親かな」と意見は一致した。人前式で新郎は母と入場。新婦は父とバージンロードを歩いて祭壇へ上がり、ブートニアを胸ポケットへ。新婦父と握手を交わした新郎は、「本番ではギュッと強く握られグッときた」。誓いの言葉は両家母から、新郎新婦の人となりも織り交ぜた問い掛けに答えるスタイルにし、母たちは胸いっぱい。「素直で表裏のない子。でも痛みに強くて、お医者さんからは『この子が痛いと言ったら他の子の倍のけがだからすぐ連れてきて』と言われました」と幼い新婦のエピソードに、ゲストは目尻を下げてほほ笑んだ。
まるで“子育て卒業式”のような挙式後も、アットホームな雰囲気。新婦は仲良しのおば2人をエスコート役に指名し、手には他界した祖父母の写真を持って5人で中座。クライマックスは新郎きょうだいとのバンド演奏で、大好きな音楽のプレゼントも! これまで父の病気、兄の子の誕生、祖母の他界……とつらいことも幸せもあったが、「今日を迎えられたのは皆さんのおかげ」と新婦。新しいきょうだいともつながって、明日からの出来事も全部受け止めて頑張れそうな力が湧く門出になった。
新婦がずっと憧れていた、200年の歴史を積み重ねた大聖堂で人前式を執り行った
新郎母の登場シーンも多く設け、まずは新郎と一緒に入場。ブーケ&ブートニアセレモニーの花をゲストから受け取る姿を間近で見てもらい、喜んでいたのが、嬉しかった。式中、母は末っ子の新郎を紹介しつつ涙ながらに誓いの言葉も投げ掛けてくれた
婚姻届を提出する前夜、小学校時代からの大親友より花束のプレゼントが! その花をドライフラワーにしてウエルカムボードに
保育士の母の仕事をする姿を見て育った新婦は、今、同じ職業に就いている。ベールダウンでは「楽しんでね」と送り出してくれた
新婦お手製の花冠を着けた新郎めいたちに先導され、父と祭壇へ。ブートニアを贈り感謝を伝えるセレモニーを行った
手先が器用な新婦。一番に作ったウエディングアイテムは新郎新婦グラス
涙と笑顔が溢れた披露宴
お色直しのブーケは大好きなおばの手作り
ふたりがだんだん成長していく様子をデザインしたプロフィールボード
千葉県柏市
西巻 祐さん(27歳)
郁美さん(25歳)
挙式日:2018年11月17日
会場:ST.MARGARET WEDDING
招待客:79名
母の携帯を量販店で購入する際に接客したのが新郎。そばにいた新婦と音楽の話で気が合って恋人に!
※ゼクシィ首都圏版2019年6月号より転載
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