【結婚式レポートin千葉県】17歳の娘が結婚へ向けて背中を押してくれました
イラストを描いてアイテムを飾り新郎が準備に奮闘
17歳で出産した娘に楓音(かのん)と名付けた。中学校の部活動でバイオリンを演奏しクラシックの『カノン』が好きだったことと、秋生まれにちなみ楓(かえで)の文字を入れて。今17歳に成長した娘と新婦はまるで親友のよう。彼を紹介すると「表裏がなくてお母さんにはもったいない」と言われ、若干複雑だったが嬉しかった。結婚の話が出た際に高校生の娘がいることでためらっていると、当の娘はきっぱり。「好きなんでしょ、結婚したいんでしょ?頑張りなよ!」と背中を押してくれた。こうして迎えた当日。挙式でドレスアップしたリングガールの娘が、祭壇に向かって緊張の面持ちで歩いてくると、「この子がキューピッドだな」と涙が溢れた。
結婚式の準備は新郎が大奮闘。職業にちなんで消防車の絵を描いたり、山登りが趣味のふたりらしくテントを飾ったり。BGMは大好きな野球にちなんで、高校野球の応援歌メドレー!そんな彼のために新婦はサプライズを用意した。新郎父母と弟からのメッセージ映像の最後に、新婦からの誓いも。「いつも言ってくれる言葉を贈るね。“何かあったらそっちの家族も守るから”」と。会場はもう胸いっぱい、温かな空気に包まれた。
新婦はフワフワした花嫁姿をイメージしていたが、「アンティーク風が似合うよ」という彼が選んだ衣裳をまとって
「数々参列してきたから緊張はしない」と言っていた父が、「ダメだ、口が渇く、こんな緊張は初めて……」と式直前
まな娘がふたりのリングを運んでくれた
おしゃれなレモンケーキ
周囲も待ち望んだ祝福の瞬間。式後は長文のメッセージが何通も届いた
各卓ラウンドで新郎に帽子をかぶせられ、ほほ笑む楓音さん
新郎が準備したふたりらしいウエディングアイテム。友人には「登山恩師」などとユニークな席札を用意したのも新郎
帰省し年が離れた弟に会うと、新郎はギュ~ッとハグして愛情を爆発させるそう。メッセージ映像で弟は「僕はもう14歳なんだから」と制したが、中座のエスコート役に指名されるとやっぱり可愛い弟の姿
島根に暮らす父や伯母を彼に紹介すると、「いい家族だな。島根ごと愛するから!」と言ってくれた言葉も忘れられない
春の訪れを感じるような淡いパープルとピンクのブーケを手にして
東京都あきる野市
新後閑佑樹さん(27歳)
早さん(34歳)
挙式日:2019年12月14日
会場:浦安ブライトンホテル東京ベイ(千葉県)
ゲスト数:80名
消防士の新郎と看護師の新婦。休日はジムで汗を流したり、山へ繰り出したり。目指すは百名山制覇!
※ゼクシィ首都圏版2020年6月号より転載
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