【結婚式レポートin東京都】愛犬がつないだ縁だから当日も一緒に
犬たちの愛らしい姿にゲストも和んだ
ふたりは同じ動物看護大学に勤める職員で、同校の卒業生。幼い頃から犬と暮らし、動物をケアする道を選んだことで出会った。「私たちの縁は犬です。それに、“家族全員”といったら犬も含まれるから」と、挙式・披露宴ともに「犬OK」の会場を選んだ。
新郎の実家で飼うトイ・プードルのアンジちゃんと、新婦の実家で飼うシェットランド・シープドッグのティアラちゃんは、当日、挙式でリングドッグという大役を果たした。披露宴ではそのお礼として、犬用に作られたミニハンバーガーのサンクスバイトを。「大勢のゲストが見守る中にもかかわらず、内弁慶のアンジがハンバーガーをペロリ。相当、おいしかったんだと思います」。ゲストは二匹の愛らしさにすっかり和まされ、友人宅のホームパーティに招かれたときのように、リラックスして結婚式を楽しんだ。
お開き後、ふたりはそのまま会場のホテルに宿泊。外泊に慣れているティアラちゃんも一緒だ。「結婚式後の興奮が冷めやらず、なかなか寝付けない私たちを尻目に、ティアラは一番に寝付いて朝までぐっすり(笑)。大役を果たして疲れたんでしょうね。この節目を一緒に過ごすことができたこと、一生忘れません」
新郎家の犬・アンジちゃん。天使という名の通り、ゲストの表情をほころばせた
新婦のイヤリングは新郎が手作り。「レンタル代を節約できました」
新婦こだわりの会場装花。「韓国風に淡い色合いでまとめてもらいました」。高砂席をアーチ状に飾る装花の見事さに、ふたりがお色直し中座中も、その前で記念撮影するゲストが続出
リングドッグを堂々と務める新婦家の犬・ティアラちゃん
お色直しの中座のアテンドに祖母を指名した新婦。「これ覚えてる?」と、幼い頃、祖母に買ってもらったポシェットを見せると祖母は号泣
式後、会場ホテルでのディナーと宿泊はティアラちゃんも一緒に
リングドッグのお礼のサンクスバイト
披露宴ではアートのように目にもおいしいフレンチが振る舞われた
新婦父から新婦へ、新婦の生まれ年に作られたテディベアの贈呈。「寡黙な父からのロマンチックなサプライズにびっくりしました」。娘の結婚式で渡そうと、まだ新婦が幼い頃に取り寄せ、大切に持っていたのだとか
東京都町田市
原 大和さん(30歳)
夏歩さん(27歳)
挙式日:2022年2月19日
会場:キンプトン新宿東京
ゲスト数:42名
婚姻届の提出は1月11日(ワンワンワンの日)。優しく家事もまめにする新郎と即断即決の頼れる新婦。
※ゼクシィ首都圏版2022年7月号より転載
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