【結婚式レポートin奈良県】最高の思い出づくり家族みんなで楽しみたい

結婚式をするなら、親しい身内だけでと考えていた西村さんたち。ふたりとも普段から洋食よりも和食が大好き。年配の親族も多いため、結婚式は格式ある老舗料亭の料理を中心に、両家の交流を深める和のおもてなしをすることにした。ふたりを祝福するためにゲストが集まったのは、紅葉がほんのりと色づき始めた秋の古都・奈良。さらにみんなには花嫁の衣裳でも季節を感じてもらいたいと、新婦の美沙さんはお色直しに見事な紅葉柄の引き振り袖をセレクト。眺望が美しいテラス側から人力車に乗って入場する趣向でゲストを楽しませた。ケーキセレモニーに代えて行われた、お団子の“みたらしドリップ”やファーストバイト、お互いの家族にスポットを当てる演出も大成功。ゲストからの「楽しかった！」「こんなの初めて」の声が聞けて、「自分たちだけでなく、皆さんで楽しめる式にできて本当によかったなと思いました」と、ふたりは振り返る。実家のお米を料理に使ってもらったり、着物が好きな母と一緒に、花嫁衣裳の帯や小物を一つずつ決めた時間も素敵な思い出に。親族と過ごした笑いあり、時に涙ありの濃密な時間は、ふたりと共に深くゲストの心にも刻まれた。

親族が見守る中、厳かに行われたベールダウン

新婦のおいがリングボーイを務め、セレモニーを和やかな雰囲気に

明治24年（1891年）創業。老舗料亭の伝統とモダンが融合する日本料理をゲストと堪能。料理長による献立の紹介も楽しいひとときに

スペシャリテの鰻（ウナギ）ご飯には新婦の実家で収穫されたお米、奈良県産ヒトメボレを使用

ゲストに秋の風情を感じさせる紅葉柄の振り袖でキャンドルリレー

美沙さんは兄と弟のエスコートでお色直しへと退場

秋を感じさせるイエロー系の装花でテーブルに彩りを

お見送りも和装で。女性ゲストには装花をまとめたミニブーケをプレゼント

「洋菓子より和菓子派」というふたり。ウエディングケーキに代えて、ピラミッド形に積まれた団子に蜜をかける“みたらしドリップ ”の演出が好評

ファーストバイトの前に両家の父母が仲良くそろってお手本バイトを

真史さんは黒のタキシード。美沙さんは憧れていたオフショルダーのマーメイドドレスで大人っぽく

Profile

大阪府八尾市在住
西村真史さん（31歳）
美沙さん（29歳）

挙式日：2021年10月23日（土）
会場：THE KIKUSUIRO NARA PARK（菊水楼）（奈良県）

職場が近く、お互い何となく顔見知りだったふたり。どちらからともなく話し掛けたことがきっかけに。

※ゼクシィ関西版2022年6月号より転載

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