【結婚式レポートin奈良県】父との思い出を大切な人と。心和む一日になりました
亡き父やゲストと歩んだ歴史を胸に感謝を込めて
「父と母の結婚式のビデオを何百回と見て、いつか私もと夢を見てきました!」という新婦の杏奈さん。
ドレスや和装、結婚式への理想と憧れは人一倍。父と歩くバージンロードも幼い頃からの夢だった。しかし、大好きだった父は7年前に病気で突然他界してしまう。「花嫁姿を父に見せることはかないませんでしたが……、夢がかなう瞬間を大切な家族やゲストの方々に見守ってもらえたら。そして、感謝の気持ちを伝えたいです!」と、少しずつ思いを形にしてきた。
そんな杏奈さんの一番のこだわりは、懐かしい写真をたくさん取り入れた手作りのアイルランナーや自作のムービー。亡き父が撮影してくれた思い出深いものもたくさんあり、作っている準備期間までもがまるで宝物のような時間だった。「みんな、幼少期から数えきれないくらいの写真を撮り収めてくれていた家族のおかげです」と、杏奈さん。
挙式にはダズンローズやリングリレーなど、主役のふたりだけでなく、ゲストが参加する楽しさも取り入れて。披露宴にはお酒が大好きだった父のための席を用意。貴重な映像や思い出で、改めて家族やゲストと幸せな時間を共にした一日だった。
憧れのウエディングドレスは、フリルが華やかなワンショルダーのデザイン
アイルランナーには新婦父が撮影してくれた思い出の写真も使用した
リングリレーにはたくさんのゲストがにぎやかに参加
母と弟、そして父の写真と一緒に歩いたバージンロードは一生の思い出に
12本のバラの花、一本一本に思いを込めたダズンローズのセレモニー
ホテルの風格あるエントランスでゲストと記念撮影
挙式後はフラワーシャワーの祝福を
お互いの親友をサプライズ指名! 手作りの結婚誓約書にサインしてもらった
披露宴は艶やかな色打ち掛けへ、ガラリと雰囲気を変えてスタート
歴史を重ねた絵になる空間での撮影は、明治42年創業のクラシックホテルならでは
庭に面したバンケットの窓の外にはかわいい子鹿もお祝いに
この日を楽しみに、杏奈さんの成長を見守ってきた新婦の母・祖母と3人で退場
披露宴後半はレインボーカラーのドレスにお色直しを。新婦職場の仲間や上司が祝福
奈良県橿原市在住
藤堂 潤さん(27歳)
杏奈さん(27歳)
挙式日:2018年4月29日(日・祝)
会場:奈良ホテル
招待客:36名
学生時代、片思いだった新郎から新婦へ。「元気にしてる?」という連絡を機に再会、交際がスタート。
※ゼクシィ関西版2018年10月号より転載
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