【結婚式レポートin新潟県】おめでとうの声がこんなに温かいなんて
一つのテーブルを囲んで、料理とおしゃべりを満喫
ウッディーなチャペルで、挙式を終えたふたりが歩きだすと、左右から拍手と「おめでとう」の声が上がった。「家族の祝福の声に包まれて、ようやく緊張が解け、結婚の実感が湧いてきました」とふたり。
「いろいろ悩みましたが、 こういうときだから、 お互いの家族だけを呼ぶ少人数ウエディングにしました」と新郎。「そして、 少人数だからこそできることは何かと考えたんです」と新婦。そこで、 高砂席も堅苦しいあいさつもなくして、 ふたりも家族と同じテーブルを囲み、 歓談の時間をたっぷりと取る、 和やかなパーティを計画した。
こだわったのは、家族の好みを取り入れてオーダーしたコース料理。味はもちろん、見た目の美しさも追求したフレンチには、お箸も付けて食べやすさにも気を配った。演出ではキャンドルサービスにひと工夫。一人一人に言葉を掛けながらふたりで点火したキャンドルを、全員で一緒に吹き消して一体感をアップ。その後、新婦と母が時々視線を合わせながら息の合ったピアノの連弾を披露すると、全員の目も耳もくぎ付けに。
昼から夕景へ、窓の外の暮れていく風景も楽しみながら、家族水いらずで過ごした3時間半で、ふたりと家族の絆がしっかりと結ばれた。
友人からのサプライズで届いた祝福のビデオレターに涙ぐむ新婦に、新郎がさっとハンカチを差し出した
披露宴会場のメインカラーを淡い水色にして、白いバラや貝殻でデコレーション。目指したのは、ふたりが好きな人魚姫の世界観。「ガーデンに囲まれた邸宅だから、現実から離れて、夢の国に来たような気分になってもらえるかなと思ってこの会場を選びました。ドレスもペーパーアイテムも同じトーンで揃えました」
「きちんと感謝を伝えられました」
新婦お気に入りの映画のテーマ曲を母と連弾
ビデオレターを送ってくれた友人へふたりで「ありがとう」を配信
シーフードや佐渡の生ハムなど地元の素材をふんだんに使ったフレンチのコース
クロスステッチのウエルカムボードは新郎母のハンドメイド。ロマンチックなデザインが結婚式の雰囲気にぴったり
挙式の前に、それぞれの父母とファーストミート
一人一人の小さなキャンドルにふたりが火をともした
デザートとして会場内でケーキビュッフェを
新潟県柏崎市在住
熊木崇晃さん(27歳)
夏実さん(28歳)
挙式日:2021年10月17日
挙式会場:プライベートガーデンWedding La partir(ラ パルティール)(新潟県)
小・中学校の同級生だったふたり。成人式で再会し、その後、交際へ。2021年7月に婚姻届を提出。
※ゼクシィ新潟版2022年4月号より転載
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