【結婚式レポートin新潟県】神様と大好きな人たちに見守られ、結ばれた日
親族だけを招いたおいしくて楽しいアットホーム婚
母に手を預けた新婦の隣に、緊張した表情の新郎が並ぶ。後ろから新婦の弟が赤い傘を差し掛けると、ゆっくりと行列が歩み始めた。凛とした空気が流れる境内を進む参進の儀は、新婦憧れのシーン。「神聖な雰囲気の中、家族や親族と過ごしたいと思いました」
新郎は新潟県出身で新婦は福島県出身。離れている両家の仲が深まるように、「心もおなかも満たされる結婚式」を目指した。米農家である新婦の実家が育てたコシヒカリのおむすび、新潟和牛のステーキ、ふたりが暮らす仙台のみそを使った田楽などを振る舞い、テーブルラウンドでは福島と新潟の銘菓をプレゼント。おいしい料理は会話のきっかけにもなり、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
実はふたりはお互いへのサプライズも準備していた。新婦が新郎に宛てて、「この先、節目節目で読んでください」と18通のラブレターをプレゼント。すると、新郎はピンクのバラの花束を新婦へ。照れながら「今日はきれいです」という言葉とともに。
父母への贈り物はタイル製の表札。両家とふたり、3枚の表札を並べると、模様がつながるようにデザインされている。その模様のように家族の絆もしっかりと結ばれた。
新婦母による「花嫁お仕度の儀」で披露宴がスタート
ゲストが座ったままで楽しめるように全員参加の○×クイズを計画
会場内のオープンキッチンで、新潟和牛のステーキをフランベ。迫力のシーンに会場が沸いた
卓ラウンドで新潟と福島のお菓子をプレゼント
金糸刺しゅうがふんだんに施されたあでやかな色打ち掛けで神前式を挙げた
母と妹、父と一緒にお色直しの退場
「バージンロードを父と歩きたい」と思っていた新婦、お色直し入場でその願いを叶えた
新婦実家のお米で作られたおむすび
披露宴が夕刻スタートなことと、流れ星がモチーフの結婚指輪を選んだことから、デコレーションのテーマを星に。乾杯のノンアルコールのカクテルにはフルーツの星を飾り、テーブルには星の飾りをちりばめた
「これから節目に読んでください」と新婦は新郎に宛て18通の手紙を用意。この日はその中の1通を読んだ
並べるとデザインがつながる3枚の表札は、ふたりが仕事で知り合った女川のタイル工房にオーダー
宮城県仙台市在住
清野哲史さん(30歳)
沙也佳さん(33歳)
挙式日:2021年6月20日
挙式会場:新潟縣護國神社(新潟県)
披露宴会場:迎賓館TOKIWA(新潟県)
2016年、仙台で職場の同僚として出会い、仕事の相談をするうちに恋愛へ発展。交際3年半後に結婚へ。
※ゼクシィ新潟版2021年12月号より転載
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