【結婚式レポートin新潟県】ありがとうの気持ち全身で伝えたい!
親族と和やかに、友人&同僚と楽しく。披露宴を2部制に
クラシカルな印象のウエディングドレスから、色も雰囲気も大変身。お色直しで登場した新婦は深紅のドレスで得意のダンスを披露。猛特訓をしたという新郎と共にポーズを決めると、歓声と拍手が湧き起こった。「こういう時にもかかわらず来てくださったゲストに感謝を表したくて」。高校・大学とダンス部だった新婦が振り付け、ふたりで練習した。
ふたりを悩ませた「こういう時」とは、新型コロナの感染拡大。「大勢が集まると高齢の親族が心配、でも友人も呼びたい」と、6月に予定していた式を秋に延期。さらに、挙式に続いて親族と少人数の披露宴を行い、その後、同僚や友人を招いての披露宴を行う、2部制ウエディングにたどり着いた。
「伝えたいことはただ一つ、感謝の気持ち。どちらの披露宴でも、ダンスも含め席で見てもらえる演出を中心に、安心して楽しめるようにしました」。
新郎友人は「ふたりには結婚式をするかどうかの葛藤もあったと思う。だからこそ、今日、結婚式ができたことが友人として嬉しい」とスピーチ。新婦は「悩んでいた時、結婚式を望んでくれるみんなの声が背中を押してくれました」と感謝を伝えた。お互いを思う温かな言葉が感動を呼び、笑顔と拍手と涙が会場に満ちていった。
新郎からの「今日は全力で一日を楽しみましょう!」のカードに、にっこり
ペーパーアイテムはすべて手作り。招待状には新婦がイラストを手描き
ケーキは飛沫防止ボードでガードし、ゲストには席を立つ時にはマスクをしてもらうルールをお願い。楽しく安全な披露宴のための工夫をしっかりと行った
親族との披露宴では、巨大クラッカーを使ったゲームで盛り上がった
親への手紙に続いて「もう一人、感謝を伝えたい人がいます。ばーちゃんです」と、新郎。「中学・高校と毎日お弁当を作ってくれてありがとう、結婚が決まったときには稲荷神社に鈴を奉納してくれてありがとう」という言葉に、92歳の祖母はほほ笑んで大きくうなずいた
親族との披露宴中に、いとこからまさかのお祝いの電話
新郎の幼なじみの心のこもったスピーチに会場中が感動
チャペルでの人前式には親族が参加
お色直しの深紅のドレスは2着用意。第1部では華やかなビスチェドレス、第2部では、ウエストと足元がちらりとのぞくセパレートタイプを
新潟県新潟市在住
大塚 厚さん(37歳)
祐香さん(29歳)
挙式日:2020年10月17日
会場:グランシャリオ・ブライダルステージDuO(新潟県)
職場の先輩・後輩として出会ったふたり。交際1年後の2019年4月、新婦の誕生日にプロポーズ。
※ゼクシィ新潟版2021年5月号より転載
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