【結婚式レポートin神奈川県】『This is a Japanese wedding』何度も伝えた式を挙げます
世代にわたり節目に訪れ、よりどころの場に
大学時代、英語部に所属し、鎌倉を訪れる外国人観光客にボランティアガイドをしていた新婦。当時、ガイドとして何度も訪れた神社で、神前式を挙げるカップルを目にするたび「いつか自分も……」と憧れを募らせていた。
その夢が叶った日、ふたりが神前式を執り行う舞殿の周囲を、家族や友人のみならず、大勢の観光客がギャラリーとなって取り囲む。通りすがる人の中には、「白無垢もいいかも~」と、いつかの新婦のように、将来の自分を重ねる人の姿も。「白無垢は室町時代から最も格式の高い婚礼衣裳として用いられてきたのだそうです。今回、私たちが選んだ衣裳やそこに施される模様の意味。鎌倉や神社の歴史。神前式の儀式一つ一つについて、調べてから臨みました。改めてこの国に生まれ、この国で結婚することの意味を知ったことで、より身の引き締まる思いがしました」
七五三シーズンということもあり、境内や参道を歩いていると、晴れ姿に身を包んだ子どもたちが「おめでとうございます!」とふたりの前に元気よく飛び出してくる場面も。「家族が増えても、お宮参りや七五三など、何度も訪れることができる、よりどころとなる場所ができました」
「澄み渡る雅楽の音が、厳かな神前式をより神聖なものにしてくれました」
新婦が集めるチョウの標本をウエルカムスペースに
ウエディングサロンは古民家リノベの趣ある空間。ファーストミートはその中庭で
式後、神社から徒歩3分の披露宴会場までゲストと一緒に
地元の幼なじみとの再会に思わず涙
ホッとして一番の笑顔がはじけた退場シーン
収容140名の会場に40名を招き、コロナ下のパーソナルスペースを確保
新郎から新婦へのサプライズは、初めての手紙と大輪のバラ
テーブルラウンドでは、ゲストとおみくじ入りの“ミニこもだる”を鏡開き
披露宴前には新婦出身・秋田の稲庭うどんと、新郎出身・宮城の女川汁の入ったお重が振る舞われた
威勢よく鏡開きから披露宴スタート
ビデオメッセージはプロの代わりにゲスト同士がカメラを回し、自然な表情を引き出した
中座中、スマホからQRコードにアクセスして見てもらったのは、ゲストとのゆかりの地から新郎新婦がお礼を伝えるVTR
神奈川県横浜市
中津川大輝さん(34歳)
慧実さん(28歳)
挙式日:2021年11月28日
挙式会場:鶴岡八幡宮
披露宴会場:KOTOWA 鎌倉 鶴ヶ岡会館
ゲスト数:挙式7名 舞殿周囲でゲストも参列 披露宴40名
前職で先輩(新郎)と後輩(新婦)として出会う。寡黙でおっとりしている新郎と天真らんまんな新婦。
※ゼクシィ首都圏版2022年4月号より転載
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