【結婚式レポートin神奈川県】自然の揺らぎに身を任せ♪キャンプウエディング
たき火を囲む至福の時をゲストと共に
漆黒の夜。たき火にくべたまきは不規則なリズムでパチッ、バッと音を立ててははぜ、火の粉を飛ばしユラユラ炎を上げる──。休日、ふたりはキャンプ場でこの揺らぎをただただ見て過ごすという。何も考えず、お酒を飲みながら、ぼーっとして。「次第に、普段は言いにくかったことも口をついて出てきて、やんわり解決するんですよね」と新婦。野外でのひとときは、看護師としてICUで激務をこなすふたりに、再びタフなエネルギーをもたらしてくれる。
だから結婚式も大好きなキャンプ場で♪ 最初は写真撮影だけのつもりが、「テントに泊まる?」「じゃあ友人も呼ぶ?」と楽しみは膨らみ、最終的には「キャンプ場で式!?」と驚いた両家親も参列した。人前式では全員から花嫁に贈られた花を束ねてブーケにし、「一生、夫婦でキャンプします」宣言。切り株デザインのケーキにはMYおのを振り下ろすセレモニーも。夕刻にはたき火を始め、ふたりの至福を味わってもらった。そのままテント泊した女性は「外で寝るの初めて!」とワクワク。まさにウエルカムボードにあった「冒険を始めよう」のメッセージそのものに。そしてふたりの未来に待つ大冒険にも、思いはせる夜になった。
もともとは胸下まであるロングヘアだったが、「ショートカットにしたときに、彼がいいと思ってくれたので」と、ショートヘアの花嫁に
ガンソクなど秋をイメージして束ねたブーケ。一緒にドライフラワー教室に通っている姉と妹も「いいじゃん♪」とニッコリ
親たちもリラックスしてキャンプウエディングを満喫
絵本の世界のような切り株ケーキ♪
ゲストとの思い出写真を木に飾ると、自然と輪ができた
ローストビーフなどのケータリングは一つ一つパックされていて安心感
「幸せに!」「めっちゃいい所じゃん!」と一人一人が花にひと言添えて
隠れ家のようなキャンプ場でゆるり
子どもたちも秋空の下、伸び伸びと
スワヒリ語で「建てる」を意味するジェンガは門出にふさわしいと、承認アイテムにした。そのブロックを子どもたちに引いてもらい、当たった人がたき火に着火
キャンプ場オーナーお手製の木の椅子を並べた高砂席
久々に会ったみんなとの会話は「ランチでするようなたわいないものだけど」嬉しかった
静岡県三島市
中村友紀さん(38歳)
那津美さん(32歳)
挙式日:2021年11月1日
会場:TINY CAMP VILLAGE
プロデュース:wedding produce coconoem
ゲスト数:26名
目下、新郎はキャンプ道具収集の沼にはまり、新婦はドライフラワーアレンジメントも趣味にしている。
※ゼクシィ首都圏版2022年3月号より転載
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