【結婚式レポートin静岡県】ふと耳に入ったら嬉しい。楽しいラジオ番組みたいに
シャイでおしゃれ、個性派のふたりが選んだスタイル
風の吹き渡るガーデンで腕を組み、サマフェス会場にいるときのように、自然な笑顔になったふたり。声や音を大切にし、「繋がる」、「伝える」をテーマにした雅弥さんと穂歌さんは、披露宴をラジオ番組風に行った。ゲストへ事前にラジオネームとリクエスト曲、ふたりへの質問を募り、司会者がラジオパーソナリティーとなって読み上げる。パーティの間は、会話を楽しむゲストもいれば、料理を頬張る人もいる。そのとき、ふと耳に入る曲や言葉。交通情報や天気を伝えるラジオのように「聴いてもいいし、聴かなくてもいい。強制しないのが私たちらしさ」と笑うふたり。他に余興はなし。何かとこわばりがちな今、結婚式の間はみんなでリラックスして楽しもう、という思いを込めた。
盛り上がったのは、パーソナリティーが読み上げた最後のはがきから。それはシャイな雅弥さんが、今まで口に出したことのない母への感謝をつづったもの。息子の言葉が耳に入り、驚く母。さりげない伝え方がゲストを温かい気持ちにさせた。その後、思いを伝えた父母と共にふたりは外へ。雨上がりの空には大きな虹が架かっていて、思いがけない自然からのギフトに、みんなで顔をほころばせた。
ゲストがドライフラワーを一輪ずつ入れ、最後にふたりが木の実を加えたフラワーボックスが結婚証明書に
リングピローはSNSで見つけた作家にオーダー。指輪はジュエリーショップに行き、ふたりで手作り
フローリストに手ほどきを受けながらブーケは新郎が、ブートニアは新婦が作った
ケーキの代わりに生ハムに入刀
親友のスピーチ後、ハグを。高校時代に同じ部活で仲良くなり、その後もずっと気の合う友達
新郎の感謝の言葉に驚き、喜び、涙した母
司会者の席はラジオブース。ゲストの質問にふたりが答えたり、リクエスト曲がかかったり、和やかな雰囲気
挙式では「繋ぐ」のテーマに沿ってリングリレーを。オーガンジーのリボンは後でゲストに贈る装花を束ねるときにも使用
席札は新婦が好きなカプセルトイのカプセルをイメージして手作り
雨が上がり、青空が広がる中に虹が
「バージンロードは歩きたくない」と寂しがっていた父、これまで料理や買い物を一緒にしていた母。大好きな親に感謝を
静岡県静岡市在住
池田雅弥さん(30歳)
穂歌さん(25歳)
挙式日:2020年11月22日
会場:サンタ・アムール エテルニテ
ゲスト数:59名
お互いラジオや音楽、フェスが好き。サマフェスで一番思い出深い曲がかかったとき、雅弥さんがプロポーズ!
※ゼクシィ静岡版2021年10月号より転載
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