【結婚式レポートin北海道】この一瞬一瞬を大切に、感謝の思いが届くように
地元にいながら海外のような空間でおもてなしを
外国を旅するのが好きで、当初はふたりだけで海外ウエディングを予定していたものの、渡航が難しい状況に。場所が変わっても、ふたりの理想の結婚式を形にしたいという思いから、外国を思わせる非日常の空間での上質な時間を、地元・北海道で実現した。
「祝福してもらうのではなく、支えてくれるゲストの皆さんに『私たちが感謝の気持ちを伝える』ことを、何より一番大事にしました」と新郎新婦。従来の形に固執せず、取り入れるセレモニーも一つ一つ意味を考えて厳選。家族を含めて全員がリラックスして過ごせるように、あいさつは新郎、乾杯の発声は新婦が行うなど、ふたりからのおもてなしにこだわった。各地で撮影したロケーションフォトは、新婦自らデザインを手掛けたプロフィールブックで披露。映画さながらのオープニングビデオや会場を彩った装花やアイテムにも、ふたりのセンスの良さが光った。
「感謝を伝えたい、それだけなのに簡単にいかない状況でとても悩みました。ですがネガティブな面ばかりに目を向けず『今しかできないおもてなしを』と柔軟に考え迎えた結婚式で、周りの人に支えられ、恵まれているということを心から実感できました」
挙式の最初にゲストの前で母が紅差しを行い、お支度仕上げ
バージンロードに向かう父と新婦がらせん階段から入場。ドラマチックな始まり!
アクリルボードで作った結婚誓約書。海外アスリート風にゲストに見える形でサインし、写真ボードと重ねて完成
愛用のジュエリープレートをリングピローに。靴もお気に入りの私物を身に着けた
外国の写真集のようなプロフィールブック。メニュー、席次表などをすべて一冊にまとめた
アぺリティフやデザートタイムは一軒家の邸宅を生かし、パーティ会場と別のフロアで。新郎新婦がゲストの元へ行き、くつろぎながら会話を楽しんだ
装花は「エレガント&ハンサム」をテーマにオーダー
フルコースに合わせて、一皿ごとに専属ソムリエがノンアルコールのオリジナルドリンクをペアリング。料理と飲物のマッチングも楽しんでもらえた
オープニングビデオの制作チームをはじめ、前撮り写真と当日の撮影、ヘアメイクもふたりが信頼するプロに直接お願いした
札幌市在住
柴野純直さん(28歳)
留美さん(28歳)
挙式日:2021年5月29日
会場:オーベルジュ・ド・リル サッポロ
2015年、円山公園でのお花見の席で出会い、一年後、交際に発展。思い出の地・円山での式を叶えた。
※ゼクシィ北海道版2021年9月号より転載
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