【結婚式レポートin長野県】観光列車に乗ってふたりの未来に出発進行!
うたげのお供には新郎実家の酒蔵のこだわり地酒を
神殿で生涯の誓いを立てたふたりが向かったのは、しなの鉄道「上田駅」。終点の「軽井沢駅」まで観光列車「ろくもん」の一両を貸し切って行う電車ウエディングが、ここから幕を開けた。
予定していた6月の結婚式は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期に。規模縮小を考え始めたふたりの目に留まったのが、「ザ・グランドティアラ 上田高砂殿」が提案する「ろくもん」での結婚式だった。新婦をはじめ、新婦父や新婦兄一家も、揃って鉄道ファン。上田市に住む新郎の家族も「なかなか乗る機会がないから」と、両家で「ろくもん」に乗車する日を心待ちにしてきた。
老舗の酒蔵「沓掛酒造」を代々営む新郎家。出発前には駅のホームで、自社の酒『福無量』で鏡開きを。サプライズで駆け付けてくれた友人たちに見送られ、一行を乗せた「ろくもん」が発車した。パーティの始まりは、自社の最高級大吟醸で乾杯。「ろくもん」自慢の創作和食や長野県産の飲物と共に、車窓を流れる景色を楽しんだ。
両家が揃い、観光列車という非日常を旅した結婚式。「またゆっくり『ろくもん』に乗りたいね」と語り合い、万歳三唱で締めくくった。
両家の親に記念品を贈り、感謝を伝えたお開きのシーン。「晴れ姿を見てもらえたことが嬉しいです」
ふたりの結婚式をSNSで告知したところ、友人たちがホームまで祝福に駆け付けてくれた
「田中駅」で途中下車。幸運にも、地元で活躍するジャズバンドの演奏に立ち会うことができた
色鮮やかな縁取りが華やかさを添える、黒地の色打ち掛け
「軽井沢駅」の「駅ナカ」施設「森の小リスキッズステーションin軽井沢」で、和やかなフォトタイム
鏡開きや乾杯には、「沓掛酒造」こだわりの日本酒を。車内では、ゲストが鉄道話で盛り上がったり、写真を一緒に撮ったり。両家の仲が深まるひとときに
沿線の名店が手掛けた創作和食のお重で、「ろくもん」ならではのおもてなし
「これしかない!」と、迷いなく決めた電車ウエディング。「乗客の方々や駅員さんなど、たくさんの人に祝福してもらったことも幸せでした」
「升升半升(ますますはんじょう)」と言い換えられることから縁起物とされる2升5合の酒瓶を、車内の装飾アイテムに

長野県上田市在住
沓掛正敏さん(35歳)
佳子さん(39歳)
挙式日:2020年10月11日
挙式会場:ザ・グランドティアラ 上田高砂殿(長野県)
披露宴:しなの鉄道 観光列車「ろくもん」(長野県)
ふたりの出会いは日本酒の勉強会。共通の知人の橋渡しで交際が始まり、6カ月後に婚姻届を提出した。
※ゼクシィ長野・山梨版2021年6月号より転載
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