【結婚式レポートin新潟県】大切な人たちと神様に見守られた一日
サプライズに笑って泣いて心を一つに
心が一つになり、生演奏が響き渡るなか神主に先導され進む参進の儀。神殿の前で友人たちが迎え、神前式が始まった。それは、ふたりもゲストも待ちに待った特別な時間。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ふたりは式を3カ月延期していたからだ。
いつ式を挙げていいのか悩んだこともあったが、家族の支えや会場のきめ細やかな対応に励まされ、「感謝の気持ちを伝えるために、できる限りのことをしよう」と新しい日程を決定。まず、ゲストの安心のために一人一人に抗菌ジェルと除菌シートを用意。そして、距離を保ったまま驚いたり楽しんだりできる、サプライズ演出を計画した。挙式後には折り鶴シャワーに続いて白い鳩を空へ飛ばし、ファーストバイトには看護師である新婦が注射器型の巨大スプーンを手作りして、ゲストの視線をゲット。ソーシャルディスタンスを取りながら一体感ある時間をつくった。
すると、新婦にもサプライズ。新婦に内緒で、新郎が出席できなかった遠方の友人のメッセージを集めDVDを作成。温かな言葉と新郎の思いに新婦が涙し、感動はゲストへも広がっていった。
お開き時、卓上の花火が一斉に点火されると、歓声の中、もう一度会場が一つになった。
カラードレスの色当てクイズを行い、フォトラウンドをしながら当たった人にプレゼントを
シャワー用の折り鶴も、鶴を入れる容器も新婦の手作り
「バージンロードを歩く代わりに、お色直しの入場を父とすることにしました」と新婦。ゲストが見守る中、ゆっくりと階段を下り、父は娘の手を階段の下で待つ新郎に託した
折り鶴シャワーの中を退場
新婦手作り、注射器スプーン! 離れた席からも見えるグッズはゲストに大好評
幸せのシンボル、白い鳩を空へリリース
新郎の「今日はありがとうございました」という閉会のあいさつと同時に、卓上花火が点火。歓声と拍手が湧き起こった
ゲスト一人一人に、感謝のカードと共にミニサイズの抗菌ジェルと除菌シートをラッピングして用意
祖母が買ってくれ、母、新婦と受け継がれた振り袖姿の前撮り写真をボードにして、ウエルカムスペースに飾った
ふたりが出会うきっかけをつくってくれた友人夫婦に感謝を込めてプレゼントを。温かなお祝いの言葉に会場中がほっこり
新潟県新潟市在住
渡邉和幸さん(30歳)
未咲さん(29歳)
挙式日:2020年7月11日
挙式会場:新潟縣護國神社(新潟県)
披露宴会場:迎賓館TOKIWA(新潟県)
新婦の友人、新郎の友人として参列した結婚式で出会い、交際1年記念日の2018年8月に婚姻届を提出。
※ゼクシィ新潟版2020年12月号より転載
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