【結婚式レポートin千葉県】ステンドグラスの光に包まれる感覚は特別でした
相手を紹介できたその安心感が歩きだす力に
数年前に旅行した、フランスの大聖堂がずっと頭に残っていた。「日本では見たことがない世界で、ステンドグラスがとても美しかったんです。こんな所で挙式を挙げられたら……と憧れでした」。新郎の仕事の関係で、婚姻届を提出しすぐに海外暮らしを始めていたふたりは、親族や友人に相手を紹介できないままになっていたのが気掛かりで、結婚式は地元で行うことに。そこで出会ったのが暖色のステンドグラス。「光が優しくて温かみがあり、祝福してもらえるような感じがしたんです」。実際の式では大切な人にも見守られ、それは何にも代えられない喜びに。挙式の写真は何度見返しても、「きれい」とため息が漏れてしまうそう。
式後はプールサイドでプレパーティを開き、相手を紹介したり自分が紹介されたり。大切な人に大切な人を紹介でき、だんだんと安心感が募っていった。そして披露宴は特別料理のおもてなし。料理人の新郎が試食のために帰国し厳選したメニューは、世界三大珍味の前菜から始まるもので大好評! 好きな人が一堂に集い、おいしい食事と会話を楽しむ時間は、日本を離れるふたりにとって大きな力に。「この一日を忘れずに、頑張って過ごしていきたいです」
高校の英語科教諭の新婦父は、熱くて優しく涙もろいそう。初めて子の結婚式を迎えて、バージンロードを一緒に歩いた娘を新郎に託した
らせん階段からの入場もした、天井の高いバンケットで開かれた祝宴
「前菜はインパクトが大事」とキャビア・フォアグラ・トリュフが共演する一皿から。おめでたい伊勢エビ料理の後には、牛ステーキのフランベパフォーマンス。デザートまでおいしく食べてほしくて、口当たりの軽い赤身を選んだ
ヨーロッパ旅行で目にした洋書をイメージして、古本にメッセージを折り込んだアイテムや、マーキーライトのイニシャルなどで飾った冬のウエルカムスペース
離れた土地で暮らすふたりを気に掛ける新婦父母。ベールダウンでは胸がいっぱいに
お色直しをしてプールサイドから登場
ボールを投げてキャッチした人に、地元成田の銘菓ブーケをプレゼントした
ふたりが退場し光が差し込む光景を見て、新婦父は涙が溢れた。「これからふたりは新しい道を歩いていくんだな、と実感したよ」と話してくれた
千葉県成田市
田丸允浩さん(33歳)
由佳さん(27歳)
挙式日:2020年1月4日
会場:セントグレース ヴィラ by NEXT WEDDING
ゲスト数:64名
同じ職場で出会ったふたり。式前はマカオで暮らし、式後はシンガポールでの新生活が始まっている。
※ゼクシィ首都圏版2020年10月号より転載
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