【結婚式レポートin東京都】文字通り“at home”。実家で結婚式を挙げました
お色直し入場は大好きな父とベランダから
「忙しかったけれど楽しかったわ♪」と声を弾ませるのは新婦母。ドレス姿の写真だけ撮ればOKと考えていたふたりに、「式はどうするの?」と背中を押してホテルでの親族婚を実現。満足しているふたりに、「お友達に披露しないの?」ともうひと押ししてきた。そこで新婦が思い付いたのは、実家のガーデンで海外ドラマのようなウエディング。そんなこと実現できるのかと心配しつつも、プランナーを探してきたのも新婦母だった。
実家では庭が広く使えるよう木を植え替え、準備万端。ご近所からは祝いの花束が届けられ、友人たちは住宅街を抜けて続々とやってきた。いよいよふたりが和装で現れると拍手喝采、和やかな人前式の始まり。ワイナリーを営む新郎友人が祝宴のワインをナビゲートし、お色直しは新婦が大好きな父とベランダから!お揃いのちょうネクタイを結んだ新郎へ、娘を受け渡すセレモニーも行った。時間に縛られず、心行くまで祝宴に浸った一日──。新婦は「友人や家族の優しさが身に染みた」と語り、新郎も「想像を超えるいい会になった」とニッコリ。1年たった今も、「あのとき良かったよね」とゲストが口にするほど、みんなの記憶に残る門出になった。
母の勧めで和装も着ることにし、自分の部屋で花嫁支度をした。「私も家族も派手好みなので赤を選びました」とほほ笑んで
「騒がしくなりますが……」と事前にあいさつ回りをしておくと、幼い頃から新婦をよく知るご近所からサプライズの花束が届けられた
購入したドレスは背中が大きく開いたデザイン。大人の魅力でエレガントにまとって
庭での家族写真は絶対に撮りたかった一枚。この後、家族はふたりへのサプライズでお揃いのアロハに大変身!
新郎友人のミュージカル女優の歌声が庭に響き渡り、ラストはなんとハッピーバースデーソング♪ 当日に誕生日を迎えた新郎を祝う楽しげなケーキが登場!
新婦は3きょうだい一の“お父さんっ子”。結婚式に興味はなかった最初の頃も、父と並んで歩くシーンだけは憧れていたそう。ベランダから登場し、親子で並んでガーデンを歩いて夢を叶えた
自宅の庭が祝福の拍手に包まれた
友人にブーケをプレゼント
ケータリングのイタリアンとワインを味わって、ゲストはのびのびおしゃべり

東京都中央区
後藤茂信さん(50歳)
愛子さん(44歳)
挙式日:2019年6月2日
会場:新婦実家
プロデュース:Amarillo Ivy
ゲスト数:60名
レストランで食事中、無邪気な新婦が隣席の新郎に、「それおいしそう、何ですか?」と聞いたのが始まり。
※ゼクシィ首都圏版2020年9月号より転載
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