【結婚式レポートin千葉県】恩返しのつもりだったのに。またもらっちゃいました
フィナーレは自然に輪ができて156名の大合唱
テーマは『Thancle―さんくる―』。サンキューとサークルを組み合わせ、感謝の輪が広がる一日を願った。そんな発想をするふたりらしく、大勢が祝福に駆け付けた。
まずは親へ「ありがとう」を伝えてから開式したいと、人前式は新郎と新婦から父母への感謝のムービーで幕開け。胸いっぱいの新婦母は、ベールをのぞき込んで「幸せになるんだよ」とニッコリ。続く披露宴、ふたりは秋色の植物でサークルを描いた高砂席に座り、ゲストと心ゆくまでおしゃべりを。「来てくれてありがとう」「いつもありがとう」を存分に伝えることができた。途中、新郎は10歳からやっていた和太鼓を演奏。“心優しく人のために”という親の教えを誠実に守ろうとするのは、太鼓仲間との出会いがあったから。「つらいときに助言をくれる先輩がいて、自分は手本にならなくてはと慕ってくれる後輩がいました」。一方、福島出身の新婦は、震災で職場で学校で、振り返るとその時々になくてはならない人との出会いに感謝する。一日のフィナーレ、一人がふと口ずさんだ歌が広がり156人全員が輪になり大合唱!「いとしいみんなから、またたくさんもらっちゃいました」とふたりは幸せいっぱいに笑った。
広大な森でガーデンウエディングを予定していたが、あいにくの雨。けれど木のぬくもりあるホールは最良の舞台となった
花嫁支度を見にきた母に「お母さんに仕上げてもらいましょう」とヘアメイクが促し、ネックレスを着けてもらった。「いろんな思いが込み上げてきた」と新婦
みんなの名入りチップをはめると木製の承認アイテムが完成
新婦いわく天然な母。ベールダウンでは思わずベールの中をのぞき込んで、いとしい娘と目を合わせた
高砂席のサークルは、披露宴中に全員が飾り付けをしてふたりで仕上げた
仲間と和太鼓の演奏。「結婚は基礎が大事」と、基礎の技術で構成された曲を選んだ。その音は、赤ちゃんがおなかにいるときに聞く母の心臓音に似ていそう。「原始的で奥深い音」と新郎
雨の夜だから撮れた一枚
自然発生的に全員大合唱♪
“おばあちゃん子”の新婦。福島から参列してくれた祖母の手を取って
オリジナルの引出物バッグには、新郎の本籍地がある浜松のバウムクーヘンを用意した

千葉県八千代市
山田真之さん(35歳)
ますみさん(32歳)
挙式日:2019年10月19日
会場:Sport & Do Resort リソルの森
プロデュース:HAKU
ゲスト数:120名(披露宴)、156名(二次会)
日々の暮らしを楽しむふたり。休日は外でモーニングを食べてから、ショッピングへ。新郎は掃除も大好き。
※ゼクシィ首都圏版2020年8月号より転載
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