【結婚式レポートin東京都】笑って語って酔ってスイングウエディング♪
攻めの発想で趣味をエンジョイ、良縁をゲット!
何だか人生がうまくいかないとき新郎は攻めの発想にスイッチ!「“やりたかった”ではなく“やって失敗した”の方がいいと思ったんです」。そこで始めたのがジャズのオーケストラ、ビッグバンド。17人のメンバーを集め、月1で練習を重ね年1回のライブを目指し趣味を極めた。念願の初ライブを叶えた直後、なんとメンバーの1人が「婚活するから抜ける」と言い出し拍子抜け。実はその人こそ新婦。年上の新郎は「おじさんと付き合う?」と冗談で切り返したのが、夫婦の始まりだ。
結婚式に参列した人の多くが音楽仲間だったが、純粋に楽しんでほしくて「楽器は置いてきて」と演奏はなし。それでもふたりらしく、人前式ではアメリカのボーカルグループがアレンジした賛美歌を選曲。披露宴会場には楽譜を飾り、バイオリンやシンバルなどテーブルネームは楽器名で。受付には「投げ銭」と書いた箱に“1万円以上”の会費を入れてもらった。そして披露宴で鏡開きをすると、お酌し合って笑って語って楽しくスイング♪ 退場シーンでは仲間との演奏曲が流れ、新婦は涙が溢れた。「みんなに祝ってもらえて感激」というふたり。これからの人生も愉快なリズムで歩んでいきそうだ。
人前式は、みんなに和やかに見守ってもらった。ひょんなことから恋人、そして夫婦になったふたりは、付き合ってみると互いの知らない一面に驚いたそう。「彼は仕事熱心で努力家。意外に頼りがいがある」という新婦は、新郎から見ると「クールな印象だったけどユルキャラだった」
ビッグバンドの楽譜をコピーしてランチョンマットに
新郎のおいとめいが指輪を運んでくれた
高砂席には春の花のリースと楽譜を飾って
予想外の鏡開きにゲストは大喜び。木と日本酒の甘い香りに包まれ、あちらこちらで升の祝杯!
挙式から披露宴まで1着で通したため、華やかなドレスを選んだ。赤いバラのブーケと大人コーディネート
ビュッフェ台にはダイナミックな大皿料理が並んだ
玩具メーカーに勤める新郎らしく、ゲーム仕立てのプロフィール映像は大好評。新婦家族も立ち上がって見て大きな笑顔
新婦妹は胸いっぱいで涙を流しつつも、「一点物につき返品不可」とユニークなスピーチを
テーブル名のイラストと楽器アイテム
東京都練馬区
伊藤智範さん(41歳)
瑞希さん(30歳)
挙式日:2019年4月21日
会場:HOTEL EMANON
プロデュース:wedding produce coconoem
ゲスト数:49名
新郎は高校でギターやドラムにはまり、大学からはサックスを。ピアノ奏者の新婦は大学でも音楽を学んだ。
※ゼクシィ首都圏版2020年8月号より転載
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