【結婚式レポートin神奈川県】一日限りの結婚式はきらめく“思い出宝箱”です
友人がリデザイン。アジサイ色衣裳をふんわり披露
切ない思い出は、8年前の鎌倉・あじさい寺。新婦は友達として仲が良かった新郎に告白するつもりが、「彼女ができた」の報告を受け何も言えなかった。その後、新婦がドイツへ音楽留学する時。友達付き合いが続いていた新郎とやり残したことを話題にする中で、最大のやり残しだった告白を……。すると結婚に向けて急展開! 早速に新郎が新婦宅を訪れた日、母は思い出のアジサイを飾って祝福。式では新婦の手に、大きなアジサイのブーケが笑っていた。
舞台はみなとみらいを一望する大桟橋の上。大学時代にヨット競技をしていた新郎にとって、海は特別な思い入れがある。潮風に吹かれた人前式からサンセット、イルミネーション瞬く夜へと時が移りゆく中、新郎新婦が再入場。青いドレスは高校時代のステージで着たもので、パタンナーの友人と頭を悩ませリデザインした。実は、高砂席も友人が率先して飾り付けをしてくれて、新郎とも準備を楽しんだ。「プロに依頼した方がスマートなこともありましたが、でもデザインの完璧さより、思い出の積み重ねを大事にしたいんです」と新婦。フィナーレは音大時代の仲間と一夜限りの生演奏をし、また一つ宝物の思い出が増えた。
きらめく水面を船舶が白波を立て行き交う景色の中、人前式を行った
両家親、両家きょうだいは一つテーブルを囲み会話を弾ませて交流
夏の海のような前菜。メインの肉料理には新婦思い出の地、ドイツ名物の白アスパラガスを付け合わせに。新郎が留学していたスコットランドのスコッチも用意した
音大仲間は、オペラ歌手など活躍中の売れっ子ばかり。一夜限りの豪華な夢舞台を恩師が見守り、新郎上司も立ち上がって涙を流して感動
横浜をデザインした大桟橋の名所で
新婦の大好物、メロンのケーキを「あーん♪」
指スタンプが音符を奏でる承認ボード
移りゆく景色がドラマチックに好演出した
高砂席はセンスのいい友人たちが飾り付け。「一緒に小物選びをしたことも楽しい思い出です」。式で手にしたブーケはメインフラワーにした
歌を始めたばかりの頃の思い出のドレスを、リデザイン。腰の大きなモチーフがポイント。「友人とデザインを試行錯誤した時間は、部活のような楽しさ。かけがえのない時間でした」

神奈川県横浜市
輪湖謙太さん(28歳)
里奈さん(29歳)
挙式日:2018年7月21日
会場:Subzero
招待客:75名
新郎はSE、新婦はオペラ歌手。「疲れて帰ったら一番に座りたくなるような、彼はソファみたいな人」
※ゼクシィ首都圏版2019年1月号より転載
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