ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 演出・演出アイテム
  4. 手紙・あいさつ・謝辞
  5. [全文掲載] 花嫁の手紙vol.64~手紙を書くことで、これまでの人生に思いをはせる~
コラム・連載

[全文掲載] 花嫁の手紙vol.64~手紙を書くことで、これまでの人生に思いをはせる~

手紙を読む花嫁

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない…なんて悩む花嫁さんもいるのでは?そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

【GOODポイント&感動ポイント】

数々のウエディングで司会という枠にとらわれず、たくさんの花嫁さんの結婚式の演出や「花嫁の手紙」の相談にも乗っている優月さんにコメントを頂きました。(優月りなさんInstagram/@ mc_yuzuki_rina)

情景描写×感情の変化で、聞く人の心を動かしていてGOOD

下線の一文で、一瞬にして会場全体を温かい空気に包み込むことで始まった手紙。【A】では、幼い頃は苦手だった父の働く姿が、尊敬へと変わっていく心の変化が書かれていて、心の成長がストーリーとして伝わります。工具のにおいなど、具体的な言葉が書かれており情景が浮かびやすいのも魅力的です。
 
【B】では、母からの愛情が具体的なエピソードとともに書かれています。日本文化への言及や「貝おけのお留袖」といった当日へとつながる要素にも感動しました。
 
「情景描写」と「感情の変化」を織り交ぜて人生の棚卸しをしつつ、新婦の素直な気持ちと人柄がじんわりと伝わってくる手紙です。冒頭で会場を優しく包み、結びではしっかりと感謝で締める。手紙は家族へのものですが、結婚式はその場にいるすべての人と思いを共有する時間。全体へ向けたメッセージで締めくくられており、美しく心に残る結びだと感じました。(優月さん)

「この機会を逃したくない&約束を果たしたかった」

婚姻届提出から約8カ月後に行った、まりさんの結婚式は、演出を最小限に抑え、食事と歓談を中心にした少人数のスタイルでした。人前で注目されるのは恥ずかしいし、しんみりした雰囲気にもしたくない…そんな思いはありつつも、「面と向かって感謝を伝えられるこの機会を逃したくない」という気持ちと、婚姻届を提出する際に「感謝の気持ちは結婚式で伝えるね」と親に伝えていた約束を大切にし、手紙を読むことを選んだそうです。

■招待ゲスト数…22名(家族、友人)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…式の約2カ月前
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…1日
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…約4分

花嫁の手紙「読んでどうだった?」「受け取ってどうだった?」

この手紙を書いたまりさんと、手紙を受け取ったお母さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうだった?

花嫁
両親にきちんと感謝を伝えられて良かった

昔から文章を書くのが得意ではなくて、幼い頃は母に厳しく添削されてきたので、「こんな手紙で恥ずかしくないかな、内容が薄っぺらくないかな?」などたくさんの不安がありましたが、後日納品された写真や映像で、手紙を聞いている時のなんともいえない両親の表情を見て、「私の思いを受け取ってもらうことができたのかな、私なりに成長できているのかな」と安堵(あんど)しました。

手紙を書いて変化はあった?

花嫁
たっぷりと愛情を注いで育ててもらったことを実感しました

私の気持ちに変化がありました。どんなエピソードを書こうか考えた時、これまで忘れていた両親との思い出が次々とよみがえりました。振り返ってみると、幼い頃からたくさんの愛情を注いで育ててもらっていたことに改めて気づき、心から感謝の気持ちがあふれました。そして、「これからは両親を大切にし、少しでも恩返しをしていきたい」と強く思うようになりました。気付くのが遅くなってしまいましたが、それでも気付けて良かったと思っています。

苦労&工夫したポイントは?

花嫁
聞いてくれるゲストを置いていかない配慮をしました

ゲストの皆さんを置いていかないよう、身内だけがわかる表現にならないことを意識しました。当日は手紙をそのまま読むのではなく、言葉を一部言い換えて、わかりやすくなるよう心掛けました(例えば、手紙では「ゆうちゃんが生まれてから」と書いていた部分を、「弟のゆうちゃんが生まれてから」と読み上げるなど)。また、聞いている人がマイナスな印象を持ってしまう可能性がある表現は避けながら書きました。

特に思いを込めた文章は?

花嫁
「ままは私の自慢のままです。立派な母親でなくてごめんねと言ってくれたけれど、ずっと私の憧れです。」

どれも思いを込めたものですが、あえていうなら上記になります。婚姻届提出日の朝に母から届いた長文のLINEに「立派な母親でなくてごめんね」とありました。そんなことないのに、その時はなんて返せばよいのかわからずその部分に触れずに返信をしました。だいぶ時間が空いてしまいましたが、結婚式の日にやっと返事ができたのかなと思っています。

後輩花嫁さんにアドバイスを

花嫁
これまでの人生に思いを巡らせる時間はとても尊くて幸せですよ

「どんな気持ちを伝えようか?」などとこれまでの人生に思いを巡らせる時間はとても尊く幸せで、私はこの時間のおかげで家族やゲストへの感謝の気持ちがより大きくなりました。花嫁の手紙には決まりはなく、ご家族やゲストのことを思いながら綴った手紙こそが正解だと思います。あまり型にはめようとせず、ご自身の思いの丈を素直に表現すると、ゲストの心へ真っすぐに届くのではないかなと思います。

手紙を受け取ったお母さまより

新婦母
幸せな母親だと、心から思えた瞬間でした

感想をひと言で言うなら「長い」。それでも一生懸命に読み上げる姿に、「頑張れ」と心の中でエールを送っていました。「ままの自転車の後ろに乗って、どこまでも行けると思っていた」という言葉には、いつも一緒に出掛けていた頃の記憶がよみがえり、涙があふれました。幸せな母親だと、心から思えた瞬間でした。そういえば、返事をしないままだったね、「温かいお手紙をありがとう」。

From編集部

花嫁の手紙を書くことは、自分自身にも変化を与えてくれます

花嫁の手紙は、誰かに聞いてもらうためだけのものではありません。どんな言葉をつづろうかと過去を振り返る中で、当たり前だと思っていた親からの愛情や周囲の支えに改めて気付き、感謝の気持ちが深まっていきます。その過程で、相手とのこれからの向き合い方や関係性について、意識が変わることも少なくありません。花嫁の手紙を書く時間は、自分自身の心を整理し、家族との関係を見つめ直す大切なきっかけになりますよ。

監修
優月りなさん

優月りなさん

MC・司会者・ナレーター・ラジオDJ

ウエディング業界歴19年で東京を中心に全国出張可能な司会者。幅広いスタイルの結婚式で新郎新婦らしさにあふれた人前式や、パーティの演出も提案。ブライダルモデル育成の経験から新婦の立ち居振る舞い、音楽や手紙の相談など幅広く行っている。また、講師としても15人以上の司会者を輩出し、プロ司会者へオーダーメイドレッスンも行っている。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2026年6月時点のものです

  • 挙式
  • アイテム検討期
  • 花嫁実例
  • 家族の絆
  • 感謝
  • 感動
  • 花嫁の手紙

pagetop