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[全文掲載] 花嫁の手紙vol.63~ユーモアを交えシンプルに感謝を伝える~

花嫁の手紙を読む新婦

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない…なんて悩む花嫁さんもいるのでは?そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

「母に喜んでもらいたいと思いました」

「花嫁の手紙を読んだら、母が喜ぶだろうな」と思ったのが花嫁の手紙を読む一番の理由だったというたぬきさん。普段は照れくさくて伝えにくい感謝の気持ちを、結婚式という場であれば伝えやすいと思ったそう。「ゲストを退屈させてしまわないかな」という思いもありましたが、たぬきさんの式は特に親しいゲストのみを招いていたため、その不安も和らぎ、プログラムに取り入れました。

■招待ゲスト数…35名(家族、親族、友人、職場関係)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…式の約3カ月前
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…約4日間(下書き3日、清書1日)
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…約2分

【GOODポイント&感動ポイント】

数々のウエディングで司会という枠にとらわれず、たくさんの花嫁さんの結婚式の演出や「花嫁の手紙」の相談にも乗っている優月さんにコメントを頂きました。(優月りなさんInstagram/@ mc_yuzuki_rina)

感謝とユーモアがバランスよく盛り込まれておりGOOD

感謝とユーモアがバランスよく書かれているお手紙ですね。【A】では、父娘の関係性の良さが伝わるユーモアあふれる表現に、会場の空気も和らぎ、温かな雰囲気になったのではないかと思います。最後にはきちんと尊敬の気持ちに戻っており、照れ隠しのユーモアと愛情表現のバランスがとても印象的でした。
 
【B】では、母に対する等身大で誠実な感謝が真っすぐにつづられています。親にとって、「大変だったことをわかってもらえた」と感じられる瞬間は何より報われるものだと思います。その思いがしっかりと届いたのではないでしょうか。
 
【C】では、新郎の親御さんや新郎への思いが丁寧に表現されており、下線部は、シンプルで実直な言葉だからこそ、聞く人の胸に深く響いたと思います。親へのユーモアある表現から始まり、最高のパートナーとの出会いによる自身の変化、最後はしっとりと締めくくられた素敵なお手紙でした。(優月さん)

花嫁の手紙「読んでどうだった?」「受け取ってどうだった?」

この手紙を書いたたぬきさんと、手紙を受け取ったお母さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうだった?

新婦
「やっぱり読んで良かった」と思いました

花嫁の手紙は自分の親に向けたものというイメージが強く、ゲストの前で読むべきか迷いもありましたが、感謝を伝えたいという思いから取り入れました。実際には参列してくれたゲストも温かく受け止めてくれて、「心配しすぎる必要はなかった」と感じています。後から写真を見返した時、手紙を聞いている親の表情を見て、「やっぱり読んで良かった」と思いました。

苦労&工夫したポイントは?

花嫁
コンパクトな長さになるよう工夫しました

あまり長くなりすぎないよう、コンパクトにすることを工夫しました。具体的なエピソードを盛り込みすぎるとどんどん長くなってしまいそうだったので、感謝の気持ちと自分の思いを短めの言葉で表現するようにしました。そのため、具体的な細かいエピソードより、育ててもらった期間全体を通しての感謝の気持ちを手紙に書きました。

特に思いを込めた一文は?

花嫁
「きつねさんをこんなにも素敵に生み育ててくださってありがとうございます。」

基本的には自分の親に向けての思いを書くことが中心だと思いますが、彼の親にも感謝の気持ちを伝えたいと思いました。結果、両家の親にとても喜んでもらえました。ゲストからは「お父さんの髪の毛のくだりが面白かったね」と言われました。

後輩花嫁さんにアドバイスを

花嫁
箇条書き→後からまとめると書きやすいと思います

まずは思いを箇条書きにしていき、後からまとめていくと手紙が書き進めやすいと思います。私は3カ月前からWordに箇条書きしながら構成を考えていきました。私はコンパクトにすることを意識しましたが、長さは気にしすぎず思った通りでよいのではと思います。読むのが恥ずかしければ、レタームービーなどという形も検討してみては。

お手紙を受け取ったお母さまより

新婦母
出会えて良かったという気持ちを忘れず仲良く過ごしてね

花嫁の手紙は会場の皆が涙する場面を思い浮かべますが、娘は笑いを取って会場中を笑顔にしました。しんみりとした雰囲気にさせない、娘なりの配慮だったと思います。しかし、きつねさんのご両親、私たち両親への感謝の気持ちはきちんと伝えてくれてジーンときたのを覚えています。手紙には、きつねさんへの気持ちも書かれていました。出会えて良かったと。その気持ちを忘れず、これからも家族仲良く過ごしてほしいと思います。

From編集部

花嫁の手紙は、新婦にとっても親やゲストにとっても素敵な宝物

花嫁の手紙は、新婦自身がこれまでの思いを振り返り、受け止めることで、新しい一歩を踏み出すための心の整理ができます。同時に、親にとっては歩んできた子育ての年月が報われる瞬間であり、ゲストにとっては新婦の人生に触れ、その人柄を感じられる温かな演出でもあります。手紙を書くまでの道のりや、当日の演出を通して生まれた思いは、その場に立ち会った人の心に残り、かけがえのない宝物になっていくはずです。

監修
優月りなさん

優月りなさん

MC・司会者・ナレーター・ラジオDJ

ウエディング業界歴19年で東京を中心に全国出張可能な司会者。幅広いスタイルの結婚式で新郎新婦らしさにあふれた人前式や、パーティの演出も提案。ブライダルモデル育成の経験から新婦の立ち居振る舞い、音楽や手紙の相談など幅広く行っている。また、講師としても15人以上の司会者を輩出し、プロ司会者へオーダーメイドレッスンも行っている。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2026年5月時点のものです

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