再婚の結婚式を迷っているあなたへ。ゲストや先輩花嫁の“本音”を聞いてみた
「初婚じゃないから、ゲストはどう思うだろう…」「初婚時も来てもらったし、今回も呼んでもいいの?」など、再婚での結婚式を行うかどうかで迷う人がいるようです。そんな迷える花嫁さんに、再婚の式を行った先輩花嫁や参加したゲストの声、ウエディングプランナーのアドバイスをお届けします。
「初婚じゃないから、ゲストはどう思うだろう…」「初婚時も来てもらったし、今回も呼んでもいいの?」など、再婚での結婚式を行うかどうかで迷う人がいるようです。そんな迷える花嫁さんに、再婚の式を行った先輩花嫁や参加したゲストの声、ウエディングプランナーのアドバイスをお届けします。
二谷真知子さん
ウエディングプランナー(ウェディングプロデュースCALARS)
プランナー歴19年。グッドウエディングアワード2017準グランプリ受賞。2010年、夫と共に「ウェディングプロデュースCALARS」を設立。地元・京都から兵庫県北部を中心にその土地の魅力をいかした地域密着型のウエディングをプロデュースしている。
再婚なのに結婚式を挙げると、「周りはどう思うんだろう…」「祝福してもらえるのかな…」。そんな気持ちがずっと頭から離れなくて、不安でした。(ははさん)
祝福してもらえるか、2回目なのに挙げることが申し訳ないという声が多く、特に親族や友人の反応を心配する人が目立ちました。
結婚式に呼びたいと思っていた友人は、元パートナーをよく知っている人が多かったので最初は不安でした。友人が結婚式を楽しみにしてくれていることを知って、最終的に実施しました。(ジャスミンさん)
周囲のことは気にせず、自分の人生を思いっきり楽しむために結婚式を迷う必要はありません。私の周りには、結婚式に何度でも参加したいという人が多いので、何度でも招待して良いと思います。(NTさん)
結婚式を挙げるカップルからは「ゲストに負担をかけたくない」という声をよく聞きます。特に再婚の場合は、より慎重になってしまうかもしれませんね。そんな時は「自分が大切な人から招かれる側だったら」と想像してみてください。相手の幸せな姿を見たいと思う人は多いもの。「いい人に巡り合えてよかった」「いろいろ乗り越えて今があるんだな」と、今の幸せを喜んでくれる人をお誘いしましょう。
その上で、ゲストへの気遣いも大切です。会費制や少人数など参加しやすいスタイルを選んだり、相手を紹介する時間やツールを用意して、支えてくれる人への感謝とこれからの決意が伝わる時間に。周囲の目よりも、ふたりがどんな新しいスタートを歩みたいかを大切に考えてみてください。(二谷さん)
前回の式に来てくれたゲストに、どうしても比べられるんじゃないかと不安でした。今回は費用を少し抑えているので、「前よりシンプルだな」と思われないか心配で…。(ハナさん)
費用が以前より高騰している中でコストを抑えた部分をどう受け取られるか、「シンプルに感じられないかな」と迷う声も。大きな不安ではなくても“比べられるかも”という漠然とした心配もありました。
派手にしたくない、準備に時間はあまりかけたくないということから前回より控えめな式にしたので、少し不安でした。実際は誰も気にしていなかったし、親や子どもにウエディング姿を見せられてよかったです。(せらんさん)
比較するよりも、今のふたりらしさを見守りたいと思います。心配することないですよ。(mochiさん)
結婚式は非日常なので、ゲストも過去の経験からどうしても違いを感じ取ってしまうのは初婚・再婚にかかわらず、結婚式あるあるです。そして無意識に、自分自身が前回と比べているんですよね…。今の時代、結婚式も多様化しているので、「これが正解」はありません。シンプル=コストカットだと思う時代でもないと感じます。
ただ、比較されることを防ぐコツは、ゲストに直接関係する料理、ドリンクの種類、ギフトの質を保つこと。おもてなしに直結するものはお顔触れに合わせて選びましょう。ゲストの満足度は費用の総額だけでは決まりません。自信を持って等身大の自分で。幸せだと笑っていてくれることが何よりゲストは嬉しいと思います。(二谷さん)
再婚であることを、招待状や当日のあいさつで触れるべきかずっと迷っていました。あえて伝えたほうが誠実なのか、それともわざわざ言わないほうが自然なのか…。正解がわからず、判断に悩みました。(Minさん)
再婚であることを「伝えないのは不誠実に見えないか」といった不安を持つ人も。ゲストに余計な気を使わせないか…という配慮から判断に迷う人が多い傾向です。
あえて強調はせず、聞かれた場合には自然に伝える形にしました。式自体は前向きな内容を大切にしました。(Mさん)
言いたくなかったら言わなければよいし、伝えたければ伝えればよい。私が参加した式は、新郎新婦とも幸せそうで、温かい雰囲気で素敵でした。(みっくすさん)
“伝える・伝えない”どちらもゲストを思っての配慮、優しさですよね。招待状や当日の誓いの言葉、新郎新婦のあいさつなど、これからの新たなふたりの未来をつづるものに、あえて過去の報告を入れる必要はないと思いますが、一切触れないのは違和感…という場合はそれとなくニュアンスで伝わる言い回しで。ネガティブなワードは封印して、「2度目」→「新たな」、「今度こそ」→「これから」など、受け取り手が反応に困らない言葉選びを意識してみてください。
ただ、ゲストとしては再婚であることを人づてに聞いて知るのはあまり気持ちが良くないかもしれません。同じ席に座るゲストが知っている人、知らない人がミックスにならないように事前に本人から伝えるのが◎。招待状を出すタイミングや、結婚式が決まったタイミングで個別に伝えておけば、当日はお祝いの気持ちだけ持って参加してくださいますよ!(二谷さん)
彼が再婚、私が初婚で家族だけの式を挙げました。夫の家族は前の結婚式でご祝儀やご足労をかけたと思うので、2度目のご祝儀を受け取るのに最後まで迷いました。(アレンタウンさん)
「申し訳ないな」「負担をかけてしまうだろうな」と、ご祝儀を受け取るか否か迷う人も。親族や友人に負担をかけたくないという誠実さと遠慮が重なり、迷いが生まれるようです。
家族や親族を招いた少人数婚で、親から2度目のご祝儀をもらうのをためらいましたが、正直に親と話して、親の気持ちも酌んで、結局ご祝儀は受け取ることに。(A.Oさん)
出席すると返事をしている時点でご祝儀は渡すものだと思っているので気にしなくていいと思います。気になるなら会費制にするなど工夫してみては。(あきさん)
ご祝儀なしでお祝いの席に出席する側も心が落ち着かないという面はあると思います。ご祝儀は「相手の気持ち」であり、受け取る・受け取らないは自由でOK。気になる場合は“ご祝儀辞退・会費制・少額会費”という選択肢もあります。ご祝儀を辞退する場合は、ご自身たちの予算の中で無理のないスタイルを選ぶことが大切です。一方、ご祝儀をゲストの判断に委ねる場合は、引出物やその後のお付き合いの中で感謝を伝える方法もあります。
再婚の結婚式で特に大切にしてほしいのは、初婚側の想いです。再婚側の親御さまは「しっかりお祝いしてあげたい」「晴れ舞台で申し訳なさを感じさせたくない」と思っていることも多いもの。ふたりだけで決めるのではなく、家族の気持ちにも目を向けながら形を考えていくとよいでしょう。(二谷さん)
私が再婚だったのですが、友人たちに2回も来てもらうのも気がひけるし、身内だけの式にすべきか迷いました。(なーさん)
前回も参列してくれた友人に再び足を運んでもらうことや、ご祝儀を頂くことへの申し訳なさから、身内だけに絞るべきか悩むようです。
私は友人を呼ばずに、家族など身内だけ呼ぶ式にしました。頂いたご祝儀の半分はお車代として渡すことに。彼が式を挙げてよかったと思ってくれたので満足です。(MISさん)
私は友人の結婚式に招待されて嬉しかったよ。2度目ということを隠したりせず、全面に出していたので、気を使うことが一つもなく楽しい式でした。(七色りんごさん)
「迷う」という気持ちの先にある本音を書き出してみましょう。迷う理由が、「お金の負担が申し訳ない」→「でも、大切なスタートの日を一緒に過ごしてほしい」など。それなら、会費制ウエディングにしたり、ご祝儀を辞退したりして、金額面の負担を軽くする方法があります。「2度目だから申し訳ない」→「披露宴のような形式ではなく、カジュアルな雰囲気なら呼びやすい」。それなら、親族での会食の後に、友人への報告会を兼ねたアフターパーティを開くのも一案です。
再婚だからこうすべき、という決まりはありません。結婚式の形も一つではありません。「この人たちには伝えたい」「見守ってほしい」と思い浮かぶのは誰でしょうか。その顔触れに合わせて、ふたりらしいパーティの形を見つけてみてください。(二谷さん)
初婚の時より年齢を重ねているので、派手な演出はもう似合わないのかな…、全体的に控えめにしたほうがいいのか悩んでしまいました。(Kさん)
年齢を重ねたので、派手な演出が本当に似合うのか、2回目だからこそ控えめにしたほうがよいのでは…と、式全体をどこまで華やかにしてよいのか迷う声が寄せられました。
恥ずかしいことではないので、きちんと自分たちを見てもらおうと思ってふたりがやりたいようにしました。(KAさん)
自分たちが主役なんだから好きにしたら良いと思う。年齢を重ねてから思いっきり派手にするのも素敵です。(よよさん)
年齢を重ねると、「はやりの演出や、若い頃と同じようなことをするのは少し恥ずかしいかも」と感じるのは、大人花嫁ならではのテーマかもしれません。結婚式は「自分たちを祝ってもらう場」から、「おもてなしする場」へと意識が変わることも多いもの。ただ、年齢を重ねてさまざまな経験をしてきたからこそ、その人らしさも自然とにじみ出てくるのではないでしょうか。
はやりだから、みんながやっているから、という理由で誰かに合わせる必要はありません。「自分たちならこうしたい」と思えることを、自信を持って選んでOK。控えめに…と考えるのではなく、質を高める方向で。ゲストの顔触れや会場の雰囲気に合わせて意味のある選択ができるのも、経験を重ねた大人カップルだからこそです。(二谷さん)
以前の結婚式に来てくれた方をもう一度招待して迷惑ではないか、ご祝儀や時間の負担をかけてしまうのではないかと悩みました。(Minさん)
初婚時に招いたゲストを再び招待することについて、相手への負担を考え悩む声も。気まずい気持ちが強いよう。相手の気持ちを考えすぎてしまっているのかもしれません。
夫が再婚だったのですが、彼の中で友人や知人を再度招くことに迷いが最後まであったため、家族と親族を招いた式をすることにしました。(アレンタウンさん)
ふたりが祝福してほしいと思う友達や家族、知人だけを呼べばよいと思います。前に参加した再婚での結婚式は、新郎新婦が幸せそうで、再婚かどうかは関係ないと思いましたよ。(ユニティさん)
パートナーを紹介したい、きちんとご報告と感謝を伝えたい。そう思える相手なら、きっと招待も喜んで受け取ってくれるはずです。自分が逆の立場だったとして、「2回目だから行きたくない」とは思わないのではないでしょうか。
結婚式は、新郎新婦からの招待を受けて参加するもの。「来てほしい」という言葉は、大切に思っている信頼の証しでもあります。その上で、参加するかどうかを決めるのは招待された側です。だからこそ、招待の言葉には少し配慮を。「絶対来てね!」ではなく、「来てもらえたら嬉しい。無理のない判断で大丈夫だよ」とひと言添えると、お互いに気持ちよくやりとりできますよ。(二谷さん)
「再婚の式に招待するのは迷惑では…」と不安に感じる花嫁さんが多いようでしたが、一方で招待されたゲストはどう感じたのでしょうか。ゲスト側の声を聞いてみました。
アンケート結果は上記の通り。戸惑うという声も若干あるものの、大多数は「嬉しい・応援したい」と感じるようです。再婚の結婚式に参加したゲストからは、こんな声も届きました。
アンケートで多く挙がってきたゲストの迷い事について、解消方法を二谷さんにアドバイス頂きました。
再婚の結婚式では、ご祝儀を渡すべき?金額はどうするのがいい?
ご祝儀を辞退する場合や会費制にする場合は、ゲストが迷わないよう、招待状やお誘いの際に分かりやすくお伝えしましょう。ご祝儀制で行う場合、お祝いについては新郎新婦側からは触れにくいものですが、ゲストから「どんな結婚式なの?」と聞かれた場合、「一般的なスタイルで行う」とお伝えすれば、無理なく意図が伝わるでしょう。なお、ご祝儀はあくまでも相手からの気持ちだと思っておく心構えも必要です。(二谷さん)
新しいパートナーや出会いについてどこまで尋ねてよいか分からない。
再婚の結婚式では、「どこまで聞いていいのかな?」とゲストが戸惑うことも。たとえばプロフィールブックやムービーで、出会いやお互いのことを軽く紹介しておくと、ゲストも自然に会話しやすくなります。無理なく会話が生まれる空気をつくるのがおすすめです。(二谷さん)
再婚の結婚式の出席者の顔触れが気になる…
再婚の結婚式では、「どんな人たちが集まるのかな?」と気になるゲストも。事前にゲストの雰囲気(友人中心だとか、どんな関係性の方を呼んでいるかなど)を伝えることで、安心感につながります。また、当日の席次も共通点のある人同士を近くにするなど、ゲスト同士が心地やすく過ごせるかも意識すると◎。(二谷さん)
再婚での結婚式は、どうしてもいろいろ考えてしまうもの。それは“思慮深さ”の証拠。だけど最終的に大切なのは、ふたりが心から納得できる形を選ぶこと。誰かの基準ではなく、あなたたち自身の幸せを軸に考えて、どうか後悔のない選択をしてくださいね。
構成・文/RIE☆ イラスト/moko. D/ロンディーネ
※記事内のデータおよびコメントは2026年2月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー16人が回答したアンケートおよび、過去3年以内に再婚した人220人、ゲストとして再婚の式に参加した人110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2026年4月時点のものです