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お金・常識

結婚式に上司を招待する?しない?失礼にならないマナー&注意ポイント

結婚式に上司を招待したいけど、どう話せば…?逆に招待しない予定だけど、失礼に当たらない?などなど、結婚式に上司を招待する派・しない派どちらにも悩みがあると思います。そこで今回は、上司を招待する・しないを判断するための解説や、招待する・しない際のマナーや注意点を、マナーデザイナーである岩下宣子先生のアドバイスも交えながら解説していきます。

目次
アドバイスいただいたのは…
岩下先生

岩下宣子さん

マナーデザイナー

そもそも、上司の定義って?

  • そもそも、上司の定義って?

一般的に「上司」とは、自分に仕事の指示を出したり、評価や勤怠などに関わる、いわゆる直属の上の人のことを指します。日々の業務で関わりのある身近な存在ですね。

一方で、組織内で自分よりも役職が上の人全体を「上長」と呼ぶこともありますが、これはもっと広い意味を持つ表現となります。今回の記事では、結婚式に招待するかどうかを考える対象として、直接的に関わりのある上司に焦点を当てて解説していきます。

結婚式に上司を招待するべき?

  • 結婚式に上司を招待する割合は?

結婚式に「上司を招待した」人は約6割強で、全体の半数以上を占める結果に。一方で、「上司は招待しなかった」という人も3割以上で、少なくない割合となっています。このことから「呼ばない=非常識」ではないと言えそうですね。また、招待したものの都合が合わずに参加してもらえなかったというケースも少なからずあるようです。

招待する場合、上司はどこまで声をかける?

  • 招待する場合、上司はどこまで声をかける?

上司や上長を招待する場合「誰まで招待するか」で悩む人も多いはず。アンケートでは、「直属の上司」を招待した人が約9割と圧倒的多数。日常的に関わりがある上司は、最優先となっている様子。

次に多かったのは「過去にお世話になった元上司」や、「さらに上の上司(部長・社長など)」。人間関係や職場の慣習に応じて、声をかける範囲は人それぞれという結果になっています。

【先輩花嫁たちの実例】
私はこうしました

実際のところ、先輩花嫁たちはどんな選択をしたのでしょうか?以下にて、いくつかの実例を紹介します!

私はこうしました

先輩花嫁
直属の上司(課長)を招待

数年同じチームで仕事をしていた上司で、普段からプライベートの会話もよくする仲でした。結婚が決まった時もすぐに報告し、結婚式にもぜひ参加してほしいと思い、招待しました。(藤澤さん)

先輩花嫁
直属の上司を招待

夫婦とも同じ課であり、直属の上司も同じ方でした。雰囲気がとてもよい課で、上司との仲も良かったので、ぜひ!と結婚式に招待しました。(ろぶさん)

先輩花嫁
社長と専務を招待

新郎側も職場関係を招待することが決まっていたので、新婦側も合わせて招待しようと思いました。社員が10名程度の会社で、社長と専務には入社時から娘のように可愛がってもらっていたので、招待しました。(りみなさん)

先輩花嫁
上司の招待なし

異動をしたばかりだったこともあり、両親・兄弟と本当に親しい友人のみで、アットホームなお食事会のような結婚式にしました。(まりさん)

先輩花嫁
上司の招待なし

職場が上司を含めて仲が良く、上司だけを招待するわけにもいかず、また会社の先輩まで呼ぶと人数が多くなってしまうため、まとめて呼ばないという選択をしました。(立松さん)

結婚式に上司を招待すべきかどうかの3つの判断基準

  • 結婚式に上司を招待すべきかどうかの3つの判断基準

【1】自分の希望を明確にする

まずは、自分自身が「上司にも祝ってほしいかどうか」を考えてみましょう。形式を気にするのではなく、自分の気持ちを大切にすることがポイント。招待しなくても関係が保てる場合、無理に声をかける必要はありません。

【2】会社の慣習を確認する

職場によっては「上司を呼ぶのが当たり前」という風土がある場合も。自分だけ風土を守っていない…という違和感を避けるために、周囲の先輩や同僚の事例など、事前のリサーチを!その上で、どうすれば丸く収まるかの判断を。

【3】彼や親の意見を確認する

結婚式は両家のイベントでもあるので、彼や親の意見も確認するのが◎。彼が上司を招待する予定なら、バランスを考えて調整するのも一つの手。上司の招待の有無は、早めに話し合っておくと安心です。

岩下先生からのアドバイス

岩下先生
上司に来てほしいかどうかで判断を

上司を結婚式に招待するかどうかは、必ずしも「呼ぶのがマナーだから」という形式にとらわれる必要はなく、招待しないからといって、それが失礼に当たるということはありません。

大切なのは「上司にも式に立ち会ってほしい」というあなた自身の気持ち。職場の慣習や周囲の意見を参考にしつつも、最終的には「上司に来てほしい」と思えるかどうかで判断を。

両家のバランス、人事異動…
こんなときどうする?

Q.両家のバランスが合わない…どうしよう

  • Q.両家のバランスがあわない・・・どうしよう

結婚式で両家の上司の招待人数や役職に差が出ると、「片方だけ立派すぎない?」「違和感を感じさせてしまうかな…」など、不安を感じる人もいるかもしれません。特に親や親族の目が気になる場合や、形式を重んじる家庭では気を使うポイント。こんなときは、どうすれば!?

岩下先生からのアドバイス

岩下先生
無理に揃える必要なし

上司の人数や役職に差があると気になりますが、無理に揃える必要はありません。それぞれの職場環境や人間関係は違って当然です。バランスよりも、「これからもお付き合いしたい、呼びたいと思える相手かどうか」という気持ちを優先しましょう。

どうしても両家でのアンバランスさが気になるようであれば、席次やスピーチの順番を工夫するなど、どちらも同様に立てる対応でバランスを取れば、それぞれの上司への配慮が伝わるはずです。

Q.人事異動で結婚式当日の上司が変わってしまった!新しい上司も式に招待するべき?

式の準備中に人事異動があり、式当日には違う上司の下で働いている…という場合、「新しい上司も招待すべき?」「元の上司だけで失礼にならない?」と迷う人は多いはず。特に式当日に上司となる人との関係が浅い場合など、どうずれば…?

岩下先生からのアドバイス

岩下先生
無理に新しい上司を呼ばなくてもOK

無理に「新しい上司を呼ばなくては」と焦らなくて大丈夫です。すでに招待している元上司との関係が深く、お世話になったのであれば、元上司にそのまま出席していただいて問題ありません。新しい上司には、結婚の報告と“○○課長にもご出席いただきたかったのですが、私的な事情で失礼させていただきます”とひと言添えると丁寧です。誠実に伝えれば、きっと理解してもらえますよ。

結婚式に上司を招待する場合の伝え方・マナー

Q.上司へ結婚式の招待を伝える時期・タイミング・順番はどうすればいい?

  • Q.上司へ結婚式の招待を伝える時期・タイミング・順番はどうすればいい?

上司への結婚式の招待、いつ・どのタイミングで伝えればいいのかと悩む人も多いはず。早すぎても遅すぎても失礼な気がするし、日中は業務で忙しい上司に話しかけるタイミングも難しい…。また、上司が複数いる場合、誰から先に声をかけるべきか、社内の関係性によって順番に迷うことも。失礼のない伝え方をしたいからこそ、慎重になってしまうところ。

岩下先生からのアドバイス

岩下先生
できるだけ早めに、丁寧に招待を

上司への結婚式のご招待は“できるだけ早めに、丁寧に”が基本です。理想は式の2~3カ月前。タイミングとしては業務に支障が出ない落ち着いた時間、例えば昼休みや勤務終了後などがベストです。

伝える順番に関しては、まずは直属の上司からお声がけを。その後、必要に応じて部門長やさらに上の立場の方へ伝えていきます。式へ招待する際は、単に日時を伝えるだけでなく、“ぜひご出席いただきたい”という気持ちをしっかり伝えることが大切です。

Q.メール?直接?上司への結婚式招待の方法は何が正解?

上司を結婚式に招待する際、どう伝えるべき?「メールでもいいの?」「やっぱり直接がマナー?」と、迷うことも。忙しそうな上司に話しかけづらかったり、話すタイミングが合わなかったりと、伝え方に悩む花嫁多数!形式的になりすぎず、でも失礼のない方法を選びたいところです。

岩下先生からのアドバイス

岩下先生
基本は対面、状況に応じでメール利用もOK

上司への結婚式のご招待は、できるだけ直接顔を見て伝えるのが基本のマナーです。ただし、どうしても時間が合わない・遠方勤務などで顔を合わせるのが難しい場合は、メールで事前にご相談の上、改めて対面や電話で報告・ご招待するのもOKです。ポイントは、“礼を尽くす姿勢”が伝わること。いきなりメールで招待状を送るのは避けましょう。

Q.上司に主賓を依頼したい場合はどうすれば?

上司を招待するだけでなく、主賓としてスピーチなどをお願いしたい場合、「どのタイミングで、どう頼めばいいの?」と悩む方も多いもの。失礼のないように丁寧にお願いしたいけれど、相手の負担にならないかも気になるところ。断られて気まずくなるのも避けたい…そんな繊細な気遣いをしつつも相談したい…!

岩下先生からのアドバイス

岩下先生
主賓を依頼する場合は式への招待と同時に

上司を主賓としてお招きしたい場合は、招待と同時にお願いするのが理想的です。“ご出席いただけるだけでありがたいのですが、もし可能でしたら主賓としてお越しいただきたいです”というように、丁寧にお願いしましょう。

岩下先生

タイミングは、式の2~3カ月前が目安。早めにお願いすることで、上司も準備の時間が取れますし、安心して引き受けてくださるでしょう。

また、スピーチをお願いする場合は、式の趣旨や招待ゲストの雰囲気も簡単にお伝えしておくと親切です。主賓としてふさわしいあいさつになるように配慮される方が多いので、少しの情報共有が喜ばれますよ。

結婚式に上司を招待するときの文例

【主賓をお願いする場合】

  • 結婚式に上司を招待するときの文例

私事で恐縮ですが、このたび○月○日に結婚式を挙げることになりました。

日頃より大変お世話になっている○○さんにも、ぜひご列席いただけますと幸いです。

また、ご多用とは存じますが、当日、ぜひ主賓として祝辞も頂戴することはできますでしょうか。

無理のない範囲で検討いただけますと嬉しいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。

【当日の主賓をお願いしない場合】

私事で恐縮ですが、このたび○月○日に結婚式を挙げることとなりました。

日頃より大変お世話になっている○○さんにも、ぜひご列席いただけますと幸いです。

無理のない範囲で検討いただけますと嬉しいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。

結婚式に上司を招待しない場合の3つのマナー

  • 上司を結婚式に招待しない場合の3つのマナー

1:招待しなくても式の日取りは伝える
2:職場では、式に関する話題は控えめに
3:式後、お休み中にカバーしてくれた職場への感謝の気持ちを伝える

上司を結婚式に招待しない場合でも、社会人としての基本的なマナーは大切にしたいところ。上記3つの内容について、岩下先生にアドバイスをもらいました!

岩下先生からのアドバイス

岩下先生

上司を結婚式に招待しない場合、気配りや配慮が大切になります。

まず何月何日に挙げるのか、日取りを事前に伝えましょう。職場では式の話題は控えめにし、通常通り業務に励む姿勢でいることが大切。

結婚式やハネムーン休暇明けには、休暇を許可してださった上司のほか、休暇中に仕事をカバーしてくれた同僚へ感謝の言葉とお礼を忘れずに。式に関しては最低限の情報のみ共有し、周囲の理解に感謝の気持ちを持って接しましょう。

From編集部

形式にとらわれすぎず、素直な気持ちに従って選択を

上司を結婚式に招待するかどうかは、基本的には自分たちの素直な気持ちに従っての判断でOK!いずれの場合でも大切なことは、誠実で丁寧な対応と感謝の気持ちを忘れないこと。心を込めてコミュニケーションを取ることで、今後の職場での関係もより良いものへと向かうはず。形式にとらわれすぎず、ふたりの希望に沿って選択してくださいね。

構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/moko. D/mashroom design
※記事内のコメントは2025年6月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー88人が回答したアンケート、データは結婚2年以内の女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2025年8月時点のものです

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