これでOK!おめでた婚・子連れ婚の結婚報告のマナー【文例付き】
結婚報告のマナーの記事は見たけど、おめでた婚や子連れ婚の場合はどうしたらいい?そう不安に思ったふたりへ、おめでた婚・子連れ婚だからこそ注意すべきポイントや文例を、マナー専門家の岩下美和子先生がケースごとに解説します。
結婚報告のマナーの記事は見たけど、おめでた婚や子連れ婚の場合はどうしたらいい?そう不安に思ったふたりへ、おめでた婚・子連れ婚だからこそ注意すべきポイントや文例を、マナー専門家の岩下美和子先生がケースごとに解説します。
おめでた婚の場合は伝える順番とタイミングへの配慮が特に大切。伝える順番は、親→職場→友人で。
| 【最初に】親 | 結婚と妊娠が重なるため、状況が分かったらできるだけ早い段階で共有を。 |
| 【次に】職場 | 体調変化や産休・育休、業務調整に関わるため、安定期を待つことが大事なケースもあるが、なるべく仕事への影響が出る前に相談ベースで伝えることが重要。 |
| 【最後に】友人 | 関係性に応じてタイミングを調整して。親しい友人には早めに、それ以外の人には状況が落ち着いてからなど、段階的に伝えると◎。 |
親にはまず、「結婚したい人がいる」ことを先に伝えるのが基本。その上で、赤ちゃんを授かったことを報告して。妊娠から話すのではなく、<結婚の意思 → 妊娠>の順序で伝えることで、落ち着いて受け止めてもらいやすい。報告は直接会って口頭で伝えることがベスト。どうしてもメールや電話になる場合は、それだけで完結させるのではなく、直接会って話したいという姿勢を文章で添えるとより安心してもらえるはず。送る際は以下の文例を参考にしてみて。
お父さん、お母さんへ
突然メールでの連絡になってしまいごめんなさい。
今日は大切な話を、先に伝えさせてください。現在お付き合いしている○○さんと、結婚したいと考えています。そして同時に、新しい命を授かりました。現在〇カ月で、出産は〇月頃の予定です。
順番が前後する形となり驚かせてしまうかもしれませんが、ふたりでしっかり話し合いながら進めています。一度きちんと会ってお話しさせてもらえたら嬉しいです。
※結婚式を予定している場合はこのひと言も追加して!
体調や出産時期を見ながら、結婚式についてもふたりで相談しています。
職場には、結婚→妊娠の順で報告した上で、次の具体的な予定を伝えると◎。
単なる報告ではなく、業務への影響を考えて相談する姿勢を示すことが大切!
件名:私事のご報告とご相談
お疲れさまです。
私事で恐縮ですが、このたび結婚することになりました。併せて新しい命を授かっており、〇月に出産予定です。今後、産前休暇を〇月頃から、その後育児休暇を取得させていただきたいと思っています。業務への影響が出ないよう、早めに引き継ぎやスケジュールについてご相談させていただけると助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。
※結婚式を予定している場合はこのひと言も追加して!
なお、体調を見ながらではありますが、結婚式も検討しております。日程が決まりましたら改めてご相談させてください。
友人には、結婚と妊娠を前向きな報告として伝えて。関係性の濃さで、報告内容は調整して大丈夫。「嬉しい」という気持ちも伝えておくと友人としても安心してもらえるはず。ただし、相手が不妊治療など子どもに関する悩みを抱えている可能性がある場合には、言葉選びに配慮を。
突然の報告でびっくりさせてしまうかもしれないけれど、このたびお付き合いしている彼と結婚することになりました!そして同時に赤ちゃんも授かり、現在〇カ月になります。慌ただしくはあるけれど、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。落ち着いたらぜひゆっくり会って話せたら嬉しいです。
これからもよろしくね。
※結婚式を予定している場合はこのひと言も追加して!
体調を見ながらだけれど、結婚式もできたらいいなと思っています。
過度に意識し過ぎず、おめでたい報告でもあるので前向きに伝えて問題ありません。気を使って、報告そのものを控えるのはNG。後から知らされた時にショックを受けてしまうこともあります。落ち着いたトーンで、無理に反応を求めない姿勢を意識して思いやりをもって伝えましょう。(岩下美和子先生)
子連れ婚の報告タイミングは、基本的に通常の結婚報告と同様のマナーで対応すれば問題なし!それ以外にも子連れ婚の場合は、子どもの学校や保育園、習い事等にも必要が生じたタイミングで
などを共有して。必要なのは「結婚報告」ではなく、あくまで上記のような事務的な手続きが発生するタイミングで伝えればOK。
親には、決定事項として伝えるのではなく相談する形で共有するのがベスト。
伝える順序に気を付けて、
という流れで、まず直接話を聞いてほしいという姿勢を添えるとスムーズ。親を安心させる意味でも、報告は直接対面でするのがベストだけど、電話やメッセージの場合も伝える順番は同じ。その後、なるべく早い段階で直接話す機会を設けて。メッセージを送る場合は、以下の文例を参考にしてみて。
お父さん、お母さんへ
今日は少し相談したいことがあり連絡しました。現在真剣にお付き合いしている方がいて、結婚を考えています。その方にはお子さんがいて、これからどのように家族として関わっていくか、私自身も慎重に考えているところです。まだ最終的に決まっているわけではないですが、大切なことなので、一度直接話を聞いてもらえたら嬉しいです。
近いうちに時間をもらってお話しさせてください。
※結婚式を予定している場合はこのひと言も追加して!
子どもも含めた家族としての形で、結婚式についても考えています。
職場への結婚報告では、家族構成の詳細をすべて伝える必要はなし。ただし、
など、業務に影響する可能性がある場合は共有しておこう。報告内容は、「子連れかどうか」ではなく、仕事に影響があるかどうかで判断を。
件名:私事のご報告とご相談
お疲れさまです。
私事で恐縮ですが、このたび結婚することになりました。相手にはお子さんがいるため、今後の生活の中で送迎や急な対応などが必要になる可能性があります。現時点で業務への大きな影響はありませんが、状況に応じて勤務時間等のご相談をさせていただくことがあるかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。
※結婚式を予定している場合はこのひと言も追加して!
結婚式についても検討しており、日程が決まりましたら改めてご相談させていただきます。
友人には、結婚を前向きに報告した上で、相手に子どもがいることも簡潔に伝えておくとベスト。生活スタイルの変化がある可能性もあるため、これからも変わらず付き合っていきたい気持ちを添えると、友人も安心してくれるはず。
突然の報告になるのですが、いまお付き合いしている人と結婚することになりました。その人にはお子さんがいて、これから家族としての形をゆっくり築いていこうと思っています。生活のリズムが少し変わるかもしれないけれど、これからも変わらず仲良くしてもらえたら嬉しいです!
また落ち着いたらゆっくり会おうね。
※結婚式を予定している場合はこのひと言も追加して!
子どもも一緒の家族としての結婚式になるかもしれませんが、決まったらぜひ来てもらえたら嬉しいです。
過度に説明しすぎるのはNG。事情を丁寧に伝えようとするあまり、かえって相手に気を遣わせてしまうことがあります。結婚の報告として前向きに伝えつつ、子どもの存在も自然に添える程度で十分です。相手が受け取りやすい“情報の量”を意識することが、思いやるのある伝え方です。
おめでた婚や子連れ婚の結婚報告で特に大切なのは、相手に合わせて丁寧に状況や気持ちを伝えること。順序や伝え方を整えるだけで、報告はぐっと前向きなものに!
岩下美和子先生
マナー監修
一般社団法人礼和の杜 代表理事。企業をはじめ、学校、商工会議所、公共団体などで、マナーセミナーや講演をおこなう。「マナーは愛」を信条に、形だけではなく、思いやりの心を持って相手の立場に立って考えるマナーを伝えている。
構成・文/YUCO イラスト/二階堂ちはる 監修/岩下美和子 D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2026年4月時点のものです