「ブライダルフェア」とは?初めての参加前にメリットと流れを徹底解説!
結婚が決まり、会場探しをするカップルの多くが参加するブライダルフェア。実は単なる会場見学とは違うスペシャルなイベントなんです。今回は「イメージがいまひとつつかめない」という人たちのために、メリットと流れを分かりやすく解説します。
結婚が決まり、会場探しをするカップルの多くが参加するブライダルフェア。実は単なる会場見学とは違うスペシャルなイベントなんです。今回は「イメージがいまひとつつかめない」という人たちのために、メリットと流れを分かりやすく解説します。
ブライダルフェア(ウエディングフェア)とは、結婚式を検討しているカップルのために、結婚式場が主催している体験型のイベントのこと。本番さながらにセッティングされた会場の見学や、模擬挙式や模擬披露宴の体験、試食や試着など、会場ごとに趣向を凝らしたイベントが用意されていて、結婚式を具体的にイメージすることができます。予算などの不安がある場合は、その場で会場の担当者に相談できるメリットも。臨場感あふれるフェア会場で、式当日の雰囲気をじっくり体感してみましょう。
会場見学と異なるのは、ただ館内を見て回るだけではなく、式当日がリアルにイメージできるイベントだということ。まずは下の表を参考に、ブライダルフェアでできることを見てみましょう。
館内見学 | 挙式・披露宴会場のほか、控室やブライズルーム、バリアフリー設備、動線などをチェック。 |
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テーブルコーディネートの見学 | 高砂席やゲスト卓の装花やテーブルコーディネート、エントランスや受付の装飾などをチェック。 |
模擬挙式 | 入場から始まり、挙式の流れ、フラワーシャワーなどのアフターセレモニーまで見学できる。 |
模擬披露宴 | ゲスト卓に座り、高砂席の見え方などをチェック。そのまま料理の試食を行うことも。 |
演出体験 | 映像演出やデザートビュッフェなど、会場おすすめの演出を体験。音響照明もチェック。 |
試食 | 料理の味や盛り付けを確認。内容はフルコースやハーフコース、ワンプレートなど会場によって異なる。 |
アイテムの見学 | 引出物や引菓子、ペーパーアイテム、アルバムなど、展示されているウエディングアイテムをチェック。 |
試着 | 会場内の衣裳サロンのラインアップを見学した後、実際に気に入った衣裳を試着することができる。 |
ビューティ体験 | 試着するドレスに合わせてプロがヘアメイクを行い、アクセサリーなどを試してみることができる。 |
相談会 | 会場の担当者に希望を伝えたら、見積りを出してもらう。予算や時期、やりたいことなどを相談しよう。 |
ブライダルフェアの内容は会場によって異なります。特に試食や試着、ビューティ体験は会場によって実施していなかったり、期間や日時、参加人数に限りがあることも。よく調べないまま参加して、お目当ての体験ができずにがっかり!ということのないよう、予約する前によく確認しましょう。
ブライダルフェアの流れはざっくり以下の通り。まずは結婚式をまるっと体験できる「大型フェア」をチェックしてみましょう。
ブライダルフェアの所要時間は、会場や内容によっても異なりますが、大体2~3時間といったところ。とはいえ、相談などが長引くとそれよりも時間がかかることもあります。
1日で回れる会場は現実的に考えると2軒が限度。もし同じ日に複数のフェアに参加したい場合は、1軒目は朝一番、2軒目は15時始まりなど、移動時間をしっかり取れるフェアを選ぶと安心です。
ブライダルフェアのメリットは、何といっても結婚式の雰囲気をリアルに体感できること。写真やホームページ、SNSだけでは伝わらない、細かい部分をじっくりチェックできるのも実際に足を運んで参加するフェアだからこそ。館内見学やイベント体験だけでなく、フェアを経験することで、結婚式への憧れやテンションが高まったカップルも大勢いるようです。
チャペル入場を体験させてもらい、「私たち、本当に結婚式をするんだな」とテンションが上がりました。(ピノさん)
挙式会場や披露宴会場を実際に見ることで、結婚式のイメージがつかめました。写真とのギャップなどを直接確認できる点も良かったと思います。(ゆゆさん)
料理を重視していたので、試食会付きのフェアを中心に参加しました。味はもちろん、盛り付けなどもじっくり確認できて良かったです。(かえるさん)
土日に参加したフェアでは、実際の披露宴のために用意された会場装飾を見ることができたので、よりイメージが膨らみました。(Tommyさん)
ふたりの間で結婚式に対する知識や温度感に差がありました。フェア参加をきっかけに、彼が費用などを具体的に考えてくれるようになって良かったです。(美紀さん)
多くのブライダルフェアは無料で体験できますが、中には有料というケースもあります。最も多いのは試食会ですが、その場合、「通常料金の半額程度でフルコースを試食できる」と、お得感もあるようなので、無料であることにこだわらず、デートがてら試食を楽しんでみてはいかがですか。
ブライダルフェアでは、さまざまな視点で会場(式場)をチェックしたいもの。できれば会場同士を同じ条件で比較できるよう、チェックリストなどを作っておくといいですね。まずはどんな視点で何を見ればいいのか、下記を参考にしてみてください。
□ 新郎新婦の視点でチェックする
<例>模擬挙式、試着
実際に新郎新婦になったところをイメージしながら、感動体験を味わいましょう。
□ ゲスト目線でチェックする
<例>試食や館内見学、テーブルコーディネート
喜ばれることだけでなく、安心して出席できるかどうかも大事なチェックポイント。
□ できること・できないことを確認する
<例>演出体験
どんな演出ができるのか、またふたりが希望する演出がその会場で叶えられるのか、見学時に確認しておくと安心。
□ 分からないところは会場スタッフに聞く
<例>予算、予約の埋まり具合、その他
ふたりが考えている結婚式がどのくらいの予算でできるのかということや、希望する時期に予約が取れるのかなどを確認。その他、持ち込みの可否やゲストのアクセス、料理や会場レイアウトの自由度など、気になることは何でも聞いてみて。
ブライダルフェアに参加する際の服装や持ち物も気になるポイントですよね。会場によっては実際に結婚式を挙げている場面を見学できることもあるので、あまりカジュアル過ぎる服はマナー的にも避けた方が無難です。持ち物も含め、先輩花嫁の体験談&アドバイスを参考に。
会場内を歩き回るため、動きやすい服装・靴で行きましょう。夏場は冷房が効いているので、カーディガンなどがあるといいと思います。また、資料をもらうことも多いのでバッグはA4サイズの大きさがおすすめです。(KANACOさん)
チャペルや披露宴会場でツーショット写真を撮ってもらうことがあるため、きれいめの服装がおすすめ。式当日の雰囲気もつかみやすいと思います。(ナッツさん)
見学中、実際に結婚式を挙げている新郎新婦やゲストに会うこともあるので、雰囲気を壊さないよう上品な服装で。彼も清潔感のあるビジネスカジュアルを選びました。(risaさん)
ドレス試着のあるフェアに参加する際には、着脱が簡単なワンピースで行くとスムーズでした。(Lunaさん)
ブライダルフェアは単なる会場選びの場ではなく、ふたりが思い描く結婚式のイメージを広げ、感動を分かち合えるスペシャルなイベント。足を運んで選ぶ際には、ネットや情報誌、パンフレットからだけでは分からない部分まで、しっかり見てきてくださいね。
構成・文/南 慈子 イラスト/moko.
※記事内のコメントは、2025年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー96人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2025年7月時点のものです
[ブライダルフェア予約のマナー]
予約したフェアは無断でキャンセルしないようにしましょう。都合がつかなくなった場合は、ネットや電話で必ず連絡を入れましょう。