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[全文掲載] 花嫁の手紙vol.48~丁寧に言葉をつづる~

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない…なんて悩む花嫁さんもいるのでは?そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

「『“瞳さんの言葉“で伝えるとより素敵に…』との言葉がきっかけでした」

照れくささや自分の気持ちを表現することの苦手意識から、花嫁の手紙を読まずにスライドショーで流す予定でしたが、「スライドショーももちろん素敵ですが、“瞳さんのお言葉”でこれまでの感謝のお気持ちをお二人に伝える方がより素敵になると思います」という担当プランナーの言葉が響き、結婚式で花嫁の手紙を読みました。

■2024年2月24日挙式
■招待ゲスト数…52名(家族、親族、友人、職場関係)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…約1週間前
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…下書き約1週間、清書1日
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…約6分間

瞳さんの「花嫁の手紙」

【GOODポイント&感動ポイント】

数々のウエディングで司会という枠にとらわれず、たくさんの花嫁さんの結婚式の演出や「花嫁の手紙」の相談にも乗っている優月さんにコメントを頂きました。(優月りなさんInstagram/@ mc_yuzuki_rina)

優しい気遣いが溢れていてGOOD

ゲストへの気遣いの言葉から始まり、まず新婦さまの優しさが伝わってきました。

【A】では、お父さまの愛情深さが書かれています。口には出さなくても、時に静かに向き合う姿勢、人生の大切なポイントで頼れる存在の大きさが伝わりました。また、下線部分のお言葉を聞いた時のお父さまの気持を想像するとグッときました。

【B】では、お母さまに向けての思いが丁寧につづられており、母と娘だからこそぶつかってしまう経験、多感な時期に素直になれなかったこと、相手を思うからこそ壁をつくってしまったこと。そんな気持ちが大人になるにつれて少しずつ溶けていくような、気持ちの変化も伝わる素敵なメッセージでした。

また、【C】の下線部分は、新郎親だけではなく新郎さま本人も嬉しいと感じられたと思います。

新婦さまの思いが丁寧につづられた、言葉のプレゼントがたくさん詰まった素敵なお手紙ですね。(優月さん)

花嫁の手紙「読んでどうだった?」「受け取ってどうだった?」

今回のお手紙を書いた瞳さんとお手紙を受け取ったお父さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうだった?

式後の親の様子を見て、読んで良かったと改めて思いました
新婦

結婚式の次の日に両親からそれぞれ当日の感想と、母からは手紙の返事になるようなメッセージが届きました。手紙を読んでいる間、背景に幼少期の写真をスライドショーで流していたのですが、その写真を見た時に、父が涙を我慢できなかったようだと後日聞きました。初めは読まないつもりでいた手紙でしたが、二人の感想やその場での様子を聞くことができて読むことにして良かったなと思いました。

参考にしたものは?

先輩花嫁の投稿を参考に構成を考えました
新婦

手紙の書き始めの部分や構成は、SNSに投稿されている先輩花嫁さんの手紙を参考にしました。私の場合は手紙に書くエピソードを選びきれず、書きたいエピソードそれぞれに触れられるよう一つ一つのエピソードは端的なものにしました。ゲストにとっては「何があったんだろう?」と疑問に思う内容もあったかもしれませんが、一番伝えたい二人にきちんと伝わればOKと考えました。

苦労&工夫したポイントは?

親だけではなく周りの人への感謝も伝えるようにしました
花嫁

大人になってから心配をかけることもあり、長い子育てだったと思いますが、どんな時も見放さず味方であり、見守ってくれた二人に感謝の気持ちを伝えました。

父と母それぞれの文章量に偏りがないように意識しました。また、私と両親との3人だけの手紙にならないように、新郎のご両親や足を運んでくださったゲストの皆さま、当日までサポートしてくださったスタッフの皆さまへも感謝の気持ちを伝えるようにしました。

後輩花嫁さんにアドバイスを

ちょっぴり素直になって自分の気持ちを伝えてみてください
花嫁

両親に手紙を書く機会は大人になるにつれて、減ってくると思います。私も小学生の頃、学校の授業で書いたのが最後の記憶でした。また、スマホが普及している世の中では、ペンを執って文字に書き起こして気持ちを伝えることもなくなっていくと思います。直筆には機械にはない温かみがあると思います。あの時伝えておけばよかったと後悔することがないように、ちょっぴり素直になってみて自分の気持ちを伝えてみてください。

お手紙を受け取ったお父さまより

娘も「頑張った」と、過去を振り返りながら思いました
新婦父

手紙で感謝の言葉を聞きながら、娘が生まれた日を思い出していました。 生まれたばかりの娘を緊張した両腕で抱えながら、しわくちゃの顔を見ながら誓いました。「決して寂しい思いをさせない、一生懸命に働いて支えていく」ことを。 それから29年後、手紙を読んでいる娘の隣には、ずっと娘を守ってくれると誓ってくれたAさんがいます。それを眺めて手紙を聞きながら小さい声で言いました。「娘も頑張ったよ」と。

From 編集部

丁寧に言葉をつづった親へのラブレターを届けよう

花嫁の手紙は、手紙を読むことだけではなく、書いている途中の昔を懐かしんだり、気持ちを整理したり…というプロセスやその時間自体が花嫁にとっての財産になります。そんな丁寧に言葉をつづったラブレターは、思いを伝えられた相手にとって安心感や喜びだけではなく改めて新婦との関係性を感じることのできるもの。生涯忘れられないプレゼントになることでしょう。

あなたの思いを丁寧につづった特別なラブレターを贈ってみませんか?

監修優月さん
Profile

優月りなさん MC・司会者・ナレーター・ラジオDJ

ウエディング業界歴17年で東京を中心に全国出張可能な司会者。幅広いスタイルの結婚式で新郎新婦らしさに溢れた人前式や、パーティの演出も提案。ブライダルモデル育成の経験から新婦の立ち居振る舞い、音 楽やお手紙の相談など幅広く行っている。また、講師としても15名以上の司会者を輩出し、プロ司会者からのオーダーメイドレッスンも行っている。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2025年2月時点のものです

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