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パートナーシップ宣誓をしたふたりの幸せのカタチ~『1/LOVERS』

結婚したって、しなくたって、何度したって、いい。
一緒に暮らしても、それぞれに住まいがあっても、いい。
家族が増えても、ずっとふたりっきりでも、誰が何と言おうとも。

ふたりの決めた幸せは、全部、いい。

みんなのカラフルな“幸せのカタチ”をシェアしていきましょう。今回は、パートナーシップ宣誓をしたふたりの話──。

愛はそれぞれ違って当たり前。
私たちは夫夫(ふうふ)。家族になりました

マッチングアプリを見ていた久司さんの目に留まったのが、ビジュアルストライクの盛仁さん。初デートにこぎ着けロングコートを羽織って待っていると、盛仁さんは半笑いで登場。「真っ青とはこういう色!っていうぐらいの存在感あるコートで、すごい子来たなぁって(笑)」。

手を繋いだのは2回目の水族館デート。久司さんが好きな人と人前で手を繋ぐのは初めてだった。電車で肩にもたれかかるのも初めて。今まで遠慮していた小さなぬくもりを、盛仁さんは当たり前のようにもたらしてくれた。

同性カップルであることをオープンにしている人もいれば、秘め事の人もいて、考え方や状況はいろいろ。「私たちはオープンスタイルだけど、ふたりの幸せのカタチは一個一個違う。比べ合う必要はない」と盛仁さん。

盛仁さんは20歳でカミングアウト。ふるさとに帰り、高校の保健室の先生を訪ね「セクシャルに悩む子がいたら相談に乗る」と伝えた。卒論はカミングアウトをテーマに。

一方、久司さんは8年前に家族や一部の友人に打ち明け、会社でも理解を得ていた。そんなふたりは付き合って4年目にパートナーシップを宣誓。「結婚して家族を持つステップは自分たちにはない」と思っていたが、大好きな人が家族になった。久司さんは家族の福利厚生を上司に相談すると、会社は動いた。

結婚式も無縁と思っていたがドラマの挙式シーンに気付かされ、家族や友人、卒論を評価してくれた恩師を招いた。チャペルの扉が開いた瞬間は、今も胸が熱くなる光景。大切な人の笑顔・笑顔がまぶしかった。

久司さんはかつてカミングアウトの勇気をくれた人に、そして初めて明かす大学の友人に胸中を語り、家族も涙。温かな祝福は大きな力に──。ふたりはこれからも、ふたりの愛の中で生きていく。

Photo Episode

[Photo1]
同性同士で婚姻イベントを行った割合はわずか9%というデータも(※)。「この式が誰かの一歩になったら」と盛仁さん

[Photo2]
大学で栄養学を学んだ盛仁さんは料理が得意。週末に食卓を囲んで好きなお酒を飲むのが、ふたりの至福のときだ

YouTubeでふたりのトークを配信中

カップルの2ショット
Profile

盛仁さん(40歳)
久司さん(33歳)

盛仁さん(右)はコンディショニングトレーナ ー、久司さん(左)は化粧品会社でパッケージを開発。愛犬の海君と空君と4人暮らし。

構成・文/千谷文子 撮影/保田敬介 D/mashroom design
※掲載されている情報は2024年12月時点のものです
※記事内のデータは2024年9月に株式会社インテージの「ご自身に関するアンケート」に回答した982人によるものです

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