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国際結婚で奏でるふたりの幸せのカタチ~連載『1/LOVERS』~

結婚したって、しなくたって、何度したって、いい。
一緒に暮らしても、それぞれに住まいがあっても、いい。
家族が増えても、ずっとふたりっきりでも、誰が何と言おうとも。

ふたりの決めた幸せは、全部、いい。

みんなのカラフルな“幸せのカタチ”をシェアしていきましょう。今回は、国際結婚をしたふたりの話──。

相手との違いを面白がって12年。
けんかゼロ。毎日、恋に落ちています

ふたりの写真に「今日を幸せに生きなくて いつ幸せに生きる?」のメッセージ

バーで出会い2週間後に初デート。11月23日だったことから11時23分に一ツ木通りで待ち合わせ、123にちなんだスポットを巡ったその日から、彼は自邸に帰るのを忘却し彼女宅へ。すぐに子を授かり、式を挙げた。

以来12年間、一度も、けんかなし。今も毎日、恋に落ちる奇跡がある。「毎朝この人と結婚して嬉しいって思うんです」とルミコさん。「彼女の隣で目覚めて幸せ」とハラルドさんも。

お国の違いから価値観の違いは、日常茶飯事。まず彼女が驚かされたのは、高福祉国家のフィンランド出身ゆえに、彼の貯蓄がゼロだったこと。節約し100円のパンを買う彼女の横で、1000円のバゲットを手にする彼は「今日を幸せに生きなくて、いつ幸せに生きるの?」とニッコリ。

彼女の中でゾワゾワしたのは怒りではなく、好奇心。「その考え、面白い!」

ふたりの写真に「あなたへの好奇心が止まらない」の文字

朝食はジャムをこんもりパンにのせる彼、ご飯とみそ汁を好む彼女。一日に何軒も美術館を巡りたい彼女、「less is more(少ない方が豊か)」な彼。感情優先の右脳な彼女、論理優先の左脳な彼──。

真逆の価値観を合わそうとはしないが、相手への好奇心は止まらない。そこにはいつも尊重があり「どういう考え方なの?」とおしゃべりに花が咲く。結果、自身に価値転換が起これば、相手へのリスペクトはより大きくなる。

3人の子育て中にこんな場面も。色鉛筆を取り合う1歳児と2歳児を前にげんなりしていると、彼は子どもの目を見て「1本使ったらケースに戻しましょう」と、真っ当な魔法の言葉。けんかはスッと収まった。「幼児に言っても分からないではなく、大人も子どもも対等に向き合い、互いの存在を尊重し合っている」と、彼女の新発見になった。

家事の比重も、外出頻度も、それぞれの日々の都合に合わせてまちまち。分担ルールなんて決めてないけれど「自然がバランスを取ってくれている」とハラルドさん。

これら全てが、ふたりの幸せのハーモニー。

Photo Episode

和装の結婚式の写真
家族旅行のショット

[Photo1]日本庭園が美しい会場で挙げた和婚。偶然にもそこは、海外から参列した彼親がかつて新婚旅行で訪れた場所で、不思議なご縁を感じた。

[Photo2]子どもたちと家族旅行でのショット。子育てを楽しむハラルドさんは、日本の“家族サービス”という言葉に違和感があるという。「だって、子が親を相手してくれて幸せでしょ?」

You Tubeでふたりのトークを配信中

ふたりの2ショット
Profile

ハラルド・ハーモニーさん(47歳)
ルミコ・ハーモニーさん(43歳)

彼はフィンランド人のサイエンティストで、趣味は盆栽、柔術、DIY、哲学。日本人アーティストの彼女は、北欧コンサルタントも務める。

構成・文/千谷文子 撮影/保田敬介 D /mashroom design
※掲載されている情報は2024年10月時点のものです。

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