サプライズで大切なゲストも主役に!感謝が伝わる披露宴演出8選
結婚式では、今までお世話になったゲストへの感謝をしっかり伝えたい。そしてせっかくなら、特別な思い出となる方法で伝えたい……そう思っている花嫁さんたちへ。今回「ゲストにスポットライトが当たる」感謝を伝えるサプライズ演出を集めました。親、家族、友人、ゲスト全員へ!心温まる実例の数々をご紹介します。
親・きょうだい・家族にスポットライトが当たる演出
両家の親へサンクスおむすびバイト
「お互いの親へのこれまでの感謝の気持ちと、これからも親孝行をします」という思いを込めて、親への感謝のメッセージ朗読とサンクスおむすびバイトを実施したという理紗さん。
当日は、ウエディングケーキカットの代わりにタイの塩釜開きを行い、その後にまずは新郎新婦がおにぎりバイトを実施。その後、両家の親をサプライズで前に呼び、感謝のメッセージを伝え、式場に準備してもらった小さいおむすびをそれぞれの親に食べてもらった。
突然のサプライズにもかかわらず、両家の親は大喜び。感謝のメッセージを伝える新郎新婦の姿を見て、感動して泣いているゲストも。
演出を取り入れた理由と感想
式中、彼から彼の親に感謝のメッセージを贈るタイミングがなかなかないので、何かイベントをして感謝を伝えたいと考えていました。結果、彼は感謝の気持ちをしっかり伝えられて良かったと言っていました。私はこの演出にプラスで花嫁からの手紙も読んだので、親への感謝の気持ちはしっかりと伝えることができたと思います。(理紗さん)
ゲストに合わせて”事前予告”も成功のカギ!
親や家族、友人など大切なゲストへのサンクスバイトは感謝を伝えるのに絶好のタイミング!ノリの良いゲストなら突然のサプライズもきっと楽しんでもらえるはずですが、少し恥ずかしがり屋なゲストの場合、事前に「式のどこかで呼び出すことがあるかもしれない」と前置きしておくと安心。
祖父祖母へ感謝の手紙&サプライズエスコート指名
80歳という高齢ながら、九州から大阪の結婚式まで足を運んでくれた祖父祖母に対して感謝のメッセージを伝えたいと思っていたかかさん。
お色直し退出の際、まずはいとこをサプライズでエスコート指名。その後、祖父祖母の席までいとこと手をつないで歩き、そこで祖父祖母への感謝のメッセージを読み上げ。そしてふたりの席から扉までの道をエスコートしてもらい、3人で仲良く手を組んで退出。
サプライズ時には少し緊張していたという祖父祖母も、孫との素敵な思い出ができたことに最後にはとても喜んでくれたそう。
演出を取り入れた理由と感想
遠方の会場まで足を運んでくれた祖父祖母に対して、感謝を伝える場面を作りたいと思っていました。当日は主役になれるシーンを作れて良かったです。また祖父祖母は、花嫁とスリーショット写真が撮れて良かったと喜んでくれました。(かかさん)
影のサポーター役を探し、協力してもらおう!
サプライズを行う際、祖父祖母がトイレなどに行って席を立たないようにと、同じテーブルに座っている叔母にだけこっそり伝え、祖父祖母の様子を見ておくようにお願いしていたというかかさん。影のサポーター役がいれば、サプライズもスムーズに実現できるはず。
お兄ちゃんへのサプライズバースデーギフト
結婚式当日がお兄さんの誕生日だったというおうちゃんさん。そこで、感謝の気持ちを込めてサプライズでプレゼントを渡すことに!
まず初めに、中座のエスコートとして兄と姉をサプライズで指名。ふたりに前に出てきてもらったタイミングで司会者から「お兄さんのお誕生日ということで……」とアナウンスしてもらい、こちらもサプライズでおいっ子、めいっ子たちがプレゼントを持って登場。
次々と出てくるサプライズを、とても嬉しそうに喜んでいたお兄さんの表情が印象的なシーンに。
演出を取り入れた理由と感想
兄とは小さい頃から離れて暮らしていたため、感謝の気持ちを伝えたりお誕生日をお祝いしたりする機会があまりありませんでした。なので、結婚式はこれまでの感謝を伝え、一緒に誕生日を祝ういい機会となりました。少しお酒も入っていた兄はサプライズをすごく喜んでくれ、誕生日をお祝いできて本当に良かったなと思いました。(おうちゃんさん)
キッズサポーターへの協力依頼は、当日が安心
せっかくのサプライズが事前にネタバレしないように、めい、おいっ子たちには式の当日にサプライズの計画を話したというおうちゃんさん。まだ小さい子どもたちにサプライズの協力をお願いする場合には、式当日にお願いすると安心!
友人にスポットライトが当たる演出
新婦の友人全員と一緒にお色直し退場
新婦の退場前に、新婦の3人の友人にインタビューを行ったなおさん。インタビューをすることは事前に伝えていたものの、その後に全員で退場するというエスコート指名はサプライズ!
司会者より「新婦の退場のお時間です……」とアナウンスがあった際、何も知らない友人たちはカメラを構えて撮影準備!そんな中でのサプライズエスコート指名に、驚きと笑顔が同時にあふれ、心温まるシーンに。
演出を取り入れた理由と感想
コロナ下でなかなか参加しにくい状況で参列してくれた友人たちに、感謝を伝える演出を盛り込みたいなと思ってサプライズのエスコート退場にしました。友人たちは驚いていましたが、すごく楽しく、笑いながら退場できたので良かったです。友人たちは「退場は母親かおばあちゃんとすると思っていたからびっくりしたよー」と笑いながら言っていて、喜んでいました。退場後にみんなで記念撮影ができたのも良かったです。(なおさん)
ワンクッション置くことで、ゲストもスポットライトに慣れる!
インタビュー→そのままサプライズエスコート指名という流れを組むことで、スムーズにサプライズを成功させたなおさん。インタビューに答える際、スポットライトを浴びることにゲストも少し慣れているはずなので、少し恥ずかしがり屋なゲストにとっては驚きすぎず、良い流れとなるはず。
新郎新婦それぞれの親友たちへ、サンクスバイトと腕相撲大会
友人スピーチ→サプライズの腕相撲大会→ケーキカット→サプライズのサンクスバイトという流れで友人へのサプライズを盛り込んだちゃんさん。
腕相撲大会では「新郎は本当に新婦にふさわしい相手なのか!」という新郎の名誉をかけたバトルで大盛り上がり。ケーキカット後のサンクスバイトでは、新郎新婦それぞれの親友をサプライズ指名。
普段から仲が良い友人同士、和気あいあいとした雰囲気の中で大成功のサプライズに!
演出を取り入れた理由と感想
友人たちに感謝を伝えつつ、同時に喜んでもらいたいという思いからこの演出を取り入れました。友人たちからは「何かはお願いされると思っていたしスピーチも準備してたけど、まさかの展開だった!」と言われました(笑)。本当に仲の良い友人たちが喜んでくれて私も嬉しかったです。(ちゃんさん)
気心が知れたワイワイ系が好きなゲストには、斜め上いくサプライズを!
本当に仲が良く気心が知れた間柄の友人には、スピーチやインタビュー指名などの定番から離れ、少し想像が付かないサプライズを準備するとよりそのシーンが盛り上がるはず。特に腕相撲大会は、しんみりした雰囲気よりもにぎやかな雰囲気で感謝を伝えたいという新郎新婦におすすめ。
ゲスト全員にスポットライトが当たる演出
ゲスト全員へ感謝のクリスマスプレゼント
クリスマスシーズンに結婚式を挙げた光保さん。そんな季節にぴったりのサプライズとして準備したのは、ゲスト全員への感謝のクリスマスプレゼント。
高砂席の周りにギフトボックスをデコレーションのようにたくさん飾り、披露宴終盤に、実はこれら全てがゲストへの贈り物であることをサプライズでアナウンス!
ゲストは「私は絶対これ!絶対お酒!」「私は一番大きいの!」「これギフトカード!?」「このブランドのショッパー狙っててん!」「これは一体何……?」など、実はそれぞれに気になっていた箱があったようで、童心に戻って大はしゃぎ。プレゼントを手にする一人一人の華やいだ表情が印象的なシーンに。
演出を取り入れた理由と感想
式のテーマが「クリスマスの日の朝にツリーの下にプレゼントが並んでいるワクワク感」だったので、そんなテーマに沿った感謝のサプライズをしたいなと思っていました。当日はこちらの狙い通りに、ゲストのみんながサプライズをワクワクして楽しんでいたようで、私もとても嬉しかったです。(光保さん)
ゲストに主体性を持たせることを意識!
デコレーションに見せかけて、実はこれらがゲストへのプレゼントだった!というのは意外性がある楽しいサプライズ。あえてゲストに選ばせるというのも、ゲストを主役にすることができる良いアイデア。ゲストに主体性を持たせることで、ゲスト一人一人の満足感も高まる演出に。クリスマスシーズン以外にも、さまざまなテーマに合わせてゲスト全員へのサプライズプレゼントを企画してみよう。
一人一人への感謝の想いを込めて上げるランタン
ふたりのために足を運んでくれたゲストへの感謝として、サプライズのランタン演出を取り入れたchikaさん。
披露宴終盤、花嫁の手紙を読む前に「ゲストの皆さまへ感謝の気持ちを込めた演出をご用意しています。皆さんの願い事が叶いますようにという意味を込めて、お一人お一人にランタンをご用意しております」と司会者よりアナウンス。ゲスト全員にランタンを配り、新郎新婦からの感謝と、ゲスト一人一人の願いを込めて宙へとリリース。幻想的な雰囲気が記憶に残るシーンに。
またランタンは実は細いひもで繋がれていたので、希望するゲストは持ち帰ることも可能という嬉しいダブルサプライズも!
演出を取り入れた理由と感想
せっかく私たちのために足を運んでくれたゲストにも、何かいいことが起きますようにという願いを込めてランタン演出を選びました。老若男女楽しんでくれて、ランタンを持ち帰るゲストも多くいました。ランタンにちなんだBGMもかけて、幻想的な雰囲気の中で感謝の気持ち伝えることができました。(chikaさん)
運営スタッフとの密なコミュニケーションを!
演出を行うに当たってたくさんのアイテムを準備する必要がある場合、会場スタッフとの密なコミュニケーションが成功の秘訣(ひけつ)。また、伝えたい感謝のメッセージを事前に準備し、司会者にどんなサプライズで、どんな感謝の気持ちを伝えてほしいのかをしっかりと打ち合わせをしておくと安心。
一人一人に感謝の気持ちを味わってもらう抹茶ラウンド
お抹茶を活用した、感謝とおもてなしの気持ちを込めたテーブルラウンドを行なったyunnoさん。
会場スタッフにサプライズとして抹茶の入ったお茶わんと茶筅(せん)、新婦作の抹茶のたて方説明書を事前に配ってもらい、準備が整った段階で新郎新婦がお湯を注ぐラウンドをするという内容。お湯を注いだらその場ですぐにお茶をたててもらうことで、一人一人順番にスポットライトが当たる演出。
また、デモンストレーションとして新郎新婦が高砂席付近でたてたお茶は、それぞれ新郎の母と新婦の茶道の師匠へとプレゼントというプラスアルファのサプライズも実施。
演出を取り入れた理由と感想
今までの感謝やこれからもよろしくお願いします、そしてこのご縁が続きますように、という思いを込めた演出を取り入れたいなと思っていました。また、ふたりの大切な人を主役にするワンシーンも作りたいという思いもありました。実際、皆さんに楽しんでもらい、喜んでもらえたので良かったです。(yunnoさん)
体験型のサプライズを行う場合は、誰でも取り組める仕掛けを準備しよう
ゲストにとって初めての体験をサプライズで実施する時には、yunnoさんが用意した「説明書」のようなガイドがあると安心。そうすることで、ゲストもスムーズに準備された体験に取り組むことができ、体験そのものを楽しむことができるはず!
From 編集部
大切な人に、心温まるサプライズで感謝を伝えよう!
ゲストに直接スポットライトを当てることは、感謝を伝える最上級の方法の一つ!大切なゲストたちを主役級にもてなすことで、より思い出深い感謝を伝えるシーンとなるはず。ゲストにスポットライトを当てる感謝のサプライズ演出、ぜひ検討してみてくだいね。
構成・文/島袋芙貴乃
※掲載されている情報は2024年2月時点のものです
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