[招待した人&しなかった人に]気配り花嫁の結婚式後のフォロー
「結婚式が終わったら、急に疎遠になってしまった」なんて話、聞いたことありませんか?せっかく今まで良い関係を築いてきたのに、それでは寂し過ぎますよね。今回は、大切な人たちと式後もずっと仲良くお付き合いを続けていくために、どんな気配りやフォローをすればいいのかを一緒に考えてみましょう。
[式へ出席してくれた人に]
出席してくれたことへのお礼を、余韻が残っているタイミングで!
結婚式できちんとあいさつしているし、式後のフォローは必要ないと考える人がいるかもしれませんが、招待された側からすれば、ふたりから「来てくれてありがとう」の言葉を改めてもらえるのは嬉しいもの。できれば結婚式の余韻が冷めないうちに電話やメール、SNSなどでひと言お礼を伝えましょう。
【出席してくれた全ての人へのフォロー】
式直後に1本お礼の連絡を入れた後は、プロのフォトグラファーが撮影したスナップ写真や集合写真をゲストにプレゼント。SNSでつながっている友人たちにはWEB上で共有してもいいし、親族や目上の方にはプリント写真にお礼状を添えて贈ると喜ばれそうです。
【ご祝儀を多く包んでくれた方へのフォロー】
ゲストの中には想像していた以上のご祝儀を包んでくださる人も。過分な心遣いを頂いたと思ったら、すぐにお礼状を書きましょう。すでに引出物を渡しているので改めてギフトを贈る必要はありませんが、ハネムーンのお土産などで奮発したいところですね。
こんな気配りをしました
式後は当日中にグループLINEや個別LINEでお礼のメッセージを送信。また、後日WEBアルバムサービスを利用して、結婚式の写真を全員にシェアしました。(中野野依さん)
コロナ下の結婚式だったこともあり、式から2週間たった後に全員へ連絡。お礼の言葉と共に、感染者が出なかったことをメールやLINEで報告しました。(SORAFUさん)
結婚式に感動し、用意していたご祝儀に上乗せして多額のお祝いを包んでくれた叔父。式後すぐにお礼の電話を入れ、久しぶりにきちんと話をすることができました。コミュニケーションを図る良い機会になったと思います。(鍛治可純さん)
[式当日、特にお世話になった人に]
式後改めて、感謝の気持ちを言葉や形にして伝えよう
結婚式でゲストにお願い事をした場合は、内容に応じてお礼をする必要があります。また、遠方から足を運んでくれた人にも感謝の気持ちを伝えましょう。式当日にお車代やお礼の名目で金品を包むのが一般的ですが、式後のフォローもあればより丁寧な印象です。
【主賓へのフォロー】
職場の上司や恩師に頼むことの多い主賓。上司なら、式後最初の出社日に改めてお礼の言葉を伝えましょう。恩師には手紙を書き、感謝の言葉と一緒に式の写真などを同封して。
【受付やスピーチなどを頼んだ人へのフォロー】
受付や余興、友人スピーチなどは気心の知れた相手に頼むことが多いので、式後は直接会って感謝を伝えるのがおすすめ。食事をごちそうしたり、新居に招いても喜ばれそうです。
【遠方から足を運んでくれた人へのフォロー】
遠くから来てくれた人には、翌日にでも無事に帰宅できたかどうか電話やメール、SNSなどでフォロー。宿泊する人にも「楽しんで帰ってください」と当日中にメッセージを入れておくと丁寧ですね。
こんな気配りをしました
新婦側のゲストは全員遠方からの出席。当日泊まるホテルはこちらで手配していたため、式終了後、ごあいさつに回りました。(岸本優貴奈さん)
スピーチをしてくれた親族を新居に招き、手料理でおもてなし。一緒にごはんを食べながら結婚式のビデオを見ました。(おみちさん)
大学時代のゼミの先生に披露宴で祝辞を頂戴したので、翌日メールでお礼を伝え、後日手紙を送りました。(ゆうかさん)
[式へ招待しない人・出席できない人に]
式が無事に済んだことを報告。場合によってはギフトも用意
人数の都合などで招待できなかった人や、お招きしたものの本人の都合で出席が叶わなかった人に対しても、そのままスルーせず式後にきちんとフォローしておくと、なおいいでしょう。また、出席しない人からお祝いだけ頂いた場合には、「内祝い」としてお返しをすることも忘れずに。
【結婚式に招待できなかった人へのフォロー】
招待できなかった人にも、結婚報告だけはちゃんと行うのがマナー。できればSNSで公開する前に個別に連絡を入れて。目上の人や親族には式後2カ月以内を目安に結婚報告はがきを送りましょう。タイミングが良ければ年賀状や暑中見舞いと兼ねても構いません。
【急きょ来られなくなった人へのフォロー】
直前でキャンセルせざるを得なくなった人へのフォローも忘れずに。体調不良が原因なら、体を気遣うひと言が欲しいもの。ご祝儀を頂いた場合は、用意していた引出物を感謝の言葉を添えたお礼状と一緒に渡しましょう。
【出席せず、お祝いのみくれた人へのフォロー】
お祝いをくれた人には「内祝い」の名目で半額(金額が大きい場合は3分の1)程度の品物をお返しとして贈ります。式前に頂いた場合でも、渡すのは式後が正式なマナーです。
こんな気配りをしました
披露宴の後、出席できなかった人へ宛てた15秒ほどのメッセージ動画を控室で撮影し、LINEで送りました。(ゆうかさん)
結婚式の3日前にコロナにかかり、ご祝儀を他の人に預けてくれた友人が。式後すぐに引出物とエンドロールムービーのデータを送り、後日改めてごはんに誘ってお礼を伝えました。(鍛治可純さん)
[式へ招待しない職場の人たちに]
式後の初出社時に改めてあいさつをし、お礼を伝えよう
結婚式を身内や友人だけで行う場合には、職場関係者を招待しないケースも出てきます。プライベートなことではありますが、あなたが結婚式やハネムーンで休みを取っている間、誰かが仕事をカバーしてくれていることも忘れてはいけません。式前はもちろん、式後もきちんとお礼を伝えましょう。
【所属する部署全体へのフォロー】
式後、最初に出社した日に行うことは同じ部署の人たちへの結婚報告。連名でお祝いをもらっている場合には、1人当たりに換算してそれぞれ半額~3分の1程度のお返しを。値が張るお祝いでなければ、ハネムーン土産のお菓子を配る程度でも十分です。
【仕事で迷惑を掛けた人へのフォロー】
不在中、仕事をカバーしてくれたメンバーには、プチギフト程度のものでもいいので個別にお礼のギフトを渡しては?言葉だけでも構いませんが、忘れずに感謝を伝えることが職場の人間関係を円滑にするコツです。
こんな気配りをしました
職場の人たちに、余分に発注しておいたプチギフトと会場(ホテル)限定のお菓子を配りました。皆さんからもお祝いの言葉をたくさんもらえて嬉しかったです。(もてさん)
結婚祝いをくれた職場の人には、頂いたものの半額程度のお返しを。ホテルで結婚式を挙げたので、ホテルメイドのお菓子を贈りました。(なおさん)
From 編集部
式が終わってからが本当のスタート。人間関係は大切に!
結婚式が終わった後も、お世話になった方々とのお付き合いは続いていきます。結婚式に出席してくれたゲストだけでなく、招待できなかった人もふたりにとっては大事な人たち。感謝の気持ちと気配りを忘れず、今後につなげましょう。
構成・文/南 慈子 イラスト/pai
※記事内のコメントは2022年11月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー94人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年1月時点のものです
- 挙式後
- 結婚準備全体
- 人間関係
- 招待マナー
- きちんとしている
- 細やかな気遣い
- 安心したい