挙式日は約1年後!「まだ先だけど…」ゲストへいつ、どう伝える?|文例付き
1年後に結婚式を予定している花嫁さん。まだまだ先のことなので、ゲストにいつ、どうやって伝えたらいいのか、迷ってしまいますよね。本記事では、“かなり先の日程の結婚式”だからこそ、ゲストへのアナウンスの際に注意すべきことを解説します。マナーデザイナーの岩下宣子先生によるマナー観点からのアドバイス、先輩花嫁がどうやってゲストに伝えたのかもぜひ参考に。
結婚式の日取りをゲストに連絡すべきはどのタイミング?
結婚式が決まった時点でまず連絡。招待状送付前に再度確認の連絡を
どうしても出席してほしいと思うゲストには、結婚式が決まった時点で連絡しスケジュールを空けておいてもらいましょう。結婚式が1年先の場合、長い期間相手を拘束してしまうのでそれに対する恐縮の思いと、それでもあなたにいらしていただきたいという強い気持ちを伝えることが大事です。その上で招待状を送る前にもう一度連絡し、相手の都合を確かめた上で招待状を送る旨、伝えるとよいでしょう。
【相手別】にCHECK!
【友人】
「先の話ですが、ぜひ来てもらいたいので、よろしくお願い致します」と、ぜひ出席してほしいという強い思いをきちんと伝えましょう。親しい友人の場合、早めに知らせれば喜んでスケジュールをキープしてくれるはず。
【職場の同僚や同期、後輩や先輩】
「ぜひ、お越し願いたいのですがご無理のないように。近くなりましたら改めてご連絡いたします」など、まだ先のことで予定が立たないかもしれないので次に連絡するまでに考えておいてくださいという、時間の余裕を持たせる配慮が大事です。
【上司や恩師など目上の人】
「1年先のご予定をお願いするのは、おこがましいのですが、ぜひお越しいただきたいのでご連絡しました」など、1年先の予定をキープしてもらうのは大変厚かましいお願いであるということを心得た上であえて連絡をした、という思いを伝えると心に響くでしょう。
ゲストへの連絡、何ですればいい?
「チャット」または「直接会って」連絡をしたという人が多数
1回目の場合、友人へは半数以上の人がチャットで連絡しています。グループチャットより個人チャットを利用した人が多いですね。職場の親しい人へは、個人チャットまたは直接会って連絡をしています。社内チャットや電話、メールを使って連絡したという人はほとんどいませんでした。
なお、親族の場合、チャットや直接会って連絡をしたほか、親を通じて連絡を取ってもらったという人も。日頃から親が親しくしている親族へは、親から連絡を入れた方がスムーズな場合も多いようです。
全体を通してメールや社内チャットでの連絡を使う人がいないのは、仕事とプライベートときっちり分けるというマナーを心得ているからでしょう。なお、1回目の連絡をした人のうち、2回以上連絡をしている人は約8割。連絡方法については1回目と2回目では大きな変更はありませんでした。
Save the Dateって知ってる?
少しでも早く結婚式の日程をゲストに知らせ、その日を空けておいてもらうためのお知らせのカード。招待状とは違い、カードに新郎新婦の名前と結婚式の日時だけを記載するのが一般的。1年先の結婚式を考えている人はこういうおしゃれな伝え方も検討してみては?
かなり先の日取りを連絡する際の文例
以下の流れを意識して、文章を考えてみよう!
ここでは「1回目」と「2回目」それぞれで、2パターンの文例をご紹介。ぜひ参考にしてくださいね。
1回目の文例【堅め(職場の上司など)】
お忙しいところ、失礼致します。
私事で恐縮ですが、結婚することになりました。
つきましては00年0月0日に〇〇にて結婚式を行う予定です。
まだ1年も先の話ですので、ご予定をお願いするのはおこがましいのですが、ぜひ出席していただきたく、ご連絡させていただきました。
なお、招待状を送る前に改めてご連絡をいたしますので、どうぞよろしくお願い致します。本来なら直接お伝えすべきところ、メールでの報告となってしまい、失礼をお許しください。
1回目の文例【カジュアルめ(友人など)】
こんにちは。元気にしてる?
実は、以前から付き合っていた○○さんと結婚することが決まりました。
結婚式は00年0月0日、〇〇にて行う予定です。
まだ先の話なのだけど、○○ちゃんにはぜひ出席してほしくて連絡しました。
本当は直接会って報告したかったんだけど、早く伝えたかったからLINEにしました。また、詳細が決まったらその都度連絡するね。どうぞよろしくお願いします。
文例作成のポイントは?
「まだ先の話ですが、ぜひお越しいただきたい」という思いをきちんと伝えましょう。恐縮しながらも来てもらいたいという強い気持ちが必要です。
2回目の文例【堅め(職場の上司など)】
お忙しいところ、失礼致します。
度々私事で申し訳ありません。以前お話しさせていただきました私どもの結婚式につきまして○○様にご出席いただけるかどうか、お伺いしたく再度ご連絡させていただきました。
予定通り0月0日、〇〇会場で結婚式を行いますので、ご出席いただけますようでしたら招待状をお送りさせていただきたいと思っております。
〇〇様にはぜひご出席いただきたいのですが、かなり前のご案内でしたので、ほかにご予定などございましたら遠慮なくおっしゃってくださいませ。
どうぞよろしくお願い致します。
2回目の文例【カジュアルめ(友人など)】
こんにちは。
先日は電話でいろいろ話せて楽しかった!
今日は、今招待状の準備をしていて、〇〇ちゃんに招待状を送ってもいいかどうかの確認で連絡させてもらいました。
結婚式楽しみにしているね、と言ってもらえたけれど、その後のご予定はいかがでしょう?都合が悪くなりそうだったら遠慮なく言ってね。
お返事待ってます。
文例作成のポイントは?
すでに出席の返事をもらっていても日にちがたっているので、急な予定が入りそうな場合や体調によっては、遠慮せずその旨を伝えてもらって大丈夫、というスタンスで。相手に気を使わせない配慮が大事です。
From 編集部
相手への“思いやり”を忘れず、自分の気持ちをしっかりと伝えよう
1年先の結婚式の場合、伝えるタイミングと相手を思いやるひと言がポイント。連絡手段は今や個人チャットが主流だからこそ、ぜひ出席してほしいという気持ちと1年先の予約をお願いして恐縮です、という思いをしっかり文面で伝えてゲストが笑顔になれる結婚式への招待を目指しましょう。
監修/岩下宣子さん マナーデザイナー
現代礼法研究所主宰。NPO法人マナー教育サポート協会理事・相談役。企業をはじめ、学校、商工会議所、公共団体などでマナー指導や講演などを行う。「マナーとは相手を思いやること」を信条に、『ゼクシィ』での愛あるアドバイスでもおなじみ。マナーに関する著書多数。
取材・文/富山閣子 イラスト/田中麻里子 D/mashroom design 構成/紺矢里菜(編集部)
※記事内のデータは2022年2月に(3年以内に結婚式を挙げ、かつ結婚式の予定日が会場が決まってから1年以上先だった20~30代の既婚)女性100人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2022年4月時点のものです
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