結婚式の洋楽厳選12曲！入場・演出etc.シーン別おしゃれウエディングソング

ウエディングプランナー直伝！結婚式での最新“洋楽”選曲事情

最新のヒット曲というよりも、ウエディングらしい曲や映画の主題歌などの有名な曲や定番ソングが選ばれています。その背景には、「みんなが知っているから」といったゲストへの配慮がうかがえます。また、「選んだものがたまたま洋楽だった」といった感じで、洋楽という枠をそれほど意識していないことも最近の傾向です。

もう一つ、洋楽を使う理由として挙げられるのが、日本語だとストレートすぎるメッセージも伝えやすいこと。そんなさりげなさも多くの人に支持される魅力です。

選曲者プロフィール

音大卒業後、婚礼施設勤務を経て2005年にフリーへ。執筆・監修、メディア出演多数。オーソドックスなスタイルから、アウトドアや音楽ホールなどでのユニークなウエディングまで多彩なスタイルに対応。カウンセリングで導き出すプロデュースに定評がある。音楽と結婚式の２つの専門分野を生かし、結婚式のBGMへの見識も広い。

効果的に使って、パーティの始まりを盛り上げて♪

乾杯やケーキ入刀、デザートビュッフェなど、「これから楽しいことが始まるよ！」というサインとして使うのにおすすめなのが、アップテンポな洋楽。軽快な音楽は気分を高揚させて手拍子を促したり、飲食のペースを上げたりすると言われています。

テンションを高めてくれる反面、ずっと流し続けるとゲストを疲れさせてしまうということも。アップテンポな曲は、「ここ！」という華やかな場面で効果的に使用するのがポイントです。（岡村さん）

“THE ウエディング”な場面はコレ！

［おすすめシーン］
＃入場
＃ケーキ入刀
＃新郎中座

プランナー’s VOICE

ミュージックビデオでの結婚式シーンが印象的な、ウエディングの人気曲。アップテンポですが、サウンドは穏やかで爽やかなので、取り入れやすいのもうれしいポイント。入場やケーキ入刀といったウエディングならではのシーンはもちろん、新郎がフィーチャーされるような場面にもぴったりです（岡村さん／以下同）

会場の雰囲気に変化をもたらしたい時に

［おすすめシーン］
＃お色直し入場
＃サプライズ
＃エンディングビデオ

プランナー’s VOICE

楽しい歌の掛け合いと耳に残るノリのいいフレーズは、まさにアップテンポソングのお手本と言えます。お色直し入場やサプライズシーンなど、ガラリと場面転換したり、会場を一体感で包み込んだりしたいときに最適です。あえてエンディングビデオをこのくらい軽やかに見せるのも、おしゃれ

披露宴前半を軽やかなリズムで徐々に盛り上げる

［おすすめシーン］
＃乾杯
＃ケーキ入刀
＃ドリップケーキ演出

プランナー’s VOICE

洋楽らしいリズム感に、キュッとしたかわいらしさを感じさせる曲。乾杯やケーキ入刀といった披露宴前半のムードにぴったりです。とろりとしたようなイントロ部分は、ケーキにソースを掛け流す「ドリップケーキ演出」にも合いそう。前後にセレクトする曲は女性シンガーのものを避けて、キュートな歌声を効果的に聴かせるのが素敵です

どんなシーンもOK！ ポピュラーソングで脱定番に

［おすすめシーン］
＃入場
＃乾杯
＃退場

プランナー’s VOICE

親世代よりもさらに前の時代のポピュラーソングですが、開始２秒で一気に広がるハッピー感は右に出るものがありません！アップテンポでありながら柔らかい聞き心地で、どんなゲスト層、どんなシーンにもよく合います。”披露宴っぽさ”を好まないカップルには、乾杯や退場シーンにもおすすめ

Love Story／Matt Cab

［おすすめシーン］
＃入場
＃お色直し入場
＃テーブルラウンド

透明感がありつつ疾走感まで感じさせるラブソング。歌から始まり、ビートが動き出したところでドアやカーテンがオープン！そんなふうに入場を素敵に彩ってみては？曲をたっぷり生かしたいなら、お色直し入場からテーブルラウンドのシーンに取り入れても。まさに洋楽らしいおしゃれさを感じさせてくれるはず。

A Sky Full Of Stars／Coldplay

［おすすめシーン］
＃入場
＃メインキャンドル点火
＃お色直し入場

「君は星でいっぱいの空だから」というメッセージが綴られた愛の歌。始まり方に特徴があるので、入場、メインキャンドルへの点火といったシーンで緊張感をグッと高め、注目を集めるのに効果的。特に、ナイトウエディングや星をモチーフにした、スタイリッシュなウエディングにもはまる一曲。

思わずグッとくる、心が動く演出に

人が集まる場でみんなの気持ちを感動で一つにするには、メリハリが大事。なので、大げさなくらいのドラマチック感がちょうどいいと考えて間違いないです。

ドラマチックな曲とは、歌の全景というよりも、サビやサビへと向かって高まっていく瞬間などの“曲調”の部分で感動をもたらすもの。入場やキャンドルサービス、親への記念品贈呈、エンディングムービーといったシーンでは、曲調に注目し、とびきりドラマチックで感動的な曲を選んでみてくださいね。

パーティのフィナーレに思いを込めて

［おすすめシーン］
＃お色直し入場
＃退場
＃エンディングムービー

プランナー’s VOICE

ウエディングで圧倒的な支持を集める人気曲です。結婚という節目に感じる奇跡や感謝と歌詞が深くリンクすることが、選ばれる理由の一つでしょう。ゲスト層やシーンを問わないオールマイティーな曲ですが、特に披露宴後半におすすめ。新郎謝辞の後の退場やエンディングムービーに合わせると、グッと場が締まります

甘い曲調と歌声で愛を伝えるシーンに

［おすすめシーン］
＃セレモニー演出
＃キャンドル演出
＃サプライズ演出

プランナー’s VOICE

かわいらしくも芯の強さを感じさせるラブソングは、タイムレスな魅力でウエディングを彩ります。新婦から新郎へ、あるいは新郎から新婦への手紙の朗読やサプライズシーン、披露宴中に行うダズンローズセレモニーやキャンドルサービスなどの、ロマンチックなセレモニーによく合います

にぎわいから、おしゃれで穏やかな雰囲気へ

［おすすめシーン］
＃歓談
＃キャンドルリレー
＃テーブルラウンド

プランナー’s VOICE

世界中でカバーされている名曲だけあって、圧倒的なメロディーの美しさと穏やかな曲調は随一の存在。おしゃれな雰囲気で包み込みたいとき、あるいは、にぎやかに盛り上がった会場をいったんクールダウンしたいときなどにもおすすめです。歓談の一曲目やキャンドルリレーなどにも

なにげないシーンにさりげなく愛の言葉を

［おすすめシーン］
＃歓談
＃テーブルラウンド
＃セレモニー演出

プランナー’s VOICE

歌声の優しさやサウンドの心地よさが注目されがちですが、この曲の魅力は何と言っても“歌詞”。BGMですから、その意味までゲストに伝わらないかもしれませんが、「年齢を重ねても一緒にいて愛し愛されていたい」というメッセージは、まるで結婚式で贈られる手紙のよう。披露宴でさりげなくかけてほしい一曲です

Your Song／Elton John

［おすすめシーン］
＃入場
＃退場
＃セレモニー演出

懐かしさのある、定番ど真ん中の一曲。シンプルなサウンドや歌詞が時代を超えても色あせず、どんなスタイルのウエディングにも調和します。素朴で愛のこもった歌詞は、誓いの言葉のヒントにもなりそう。ふたりのウエディングのテーマソングとして入場や演出のBGMにすると印象的に。

If We Hold On Together／Diana Ross

［おすすめシーン］
＃キャンドル演出　
＃記念品贈呈　
＃歓談

「私たちが共に歩めば」と歌われるこの曲の持つ優しさと大きさに魅了される人が多く、今なお支持を集める王道ウエディングソング。親への花束贈呈などクライマックスへの場面転換に効果的。にぎやかな雰囲気から一気にドラマチックな雰囲気へ導いてくれるます。

洋楽BGMを選びたいと思ったら知っておきたいポイントをプランナーの岡村さんがアドバイス！併せて参考にしてみて。

プランナー’s アドバイス

●洋楽と邦楽の混在に注意
選曲で気を付けたいのが、邦楽も取り入れる場合の曲順。混在していない方が聴きやすいので、印象づけたいシーンに使う曲を決め、それを軸に、場面転換してからの曲を洋楽・邦楽どちらをベースにするのか考えるのがおすすめです

●楽曲使用許可の申請も忘れずに
洋楽を映像演出に取り入れたり、流しているシーンを記録動画として撮影したりする場合は、楽曲使用許諾の申請が必要です。以前よりも使用しやすい環境になっているので、候補曲を決めたらプランナーや音響担当に相談してみてください

『Sweetie』Carly Rae Jepsenなど、洋楽曲も！

歌詞より耳心地の良さを選びたいのが洋楽曲。邦楽より非現実感があり、オシャレでパワフルな曲がたくさん♪
続きは、下記リンクにある「結婚式の【ケーキ入刀BGM】洋楽・邦楽で盛り上がるおすすめ曲＆選び方」をチェックして！
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１枚目『Sweetie』／Carly Rae Jepsen
２枚目『Have It All』／Jason Mraz
３枚目『On the Sunny Side of a Street』／Louis Armstrong

取材・文／小松ななえ　イラスト／コナガイ 香　構成／松隈草子（編集部）
※掲載されている情報は2022年9月時点のものです

「BGMを決めるときに知っておいてほしいこと」
●会場によって、音源の持ち込みができない場合や取り扱える音源に制限がある場合があります。事前に会場に相談、確認をしましょう。
●曲を購入する前に、会場での使用が可能かを事前に確認しましょう。
●会場によって、音源の再生タイミングの指定など、オペレーションの制限がある場合があります。事前に会場に相談、確認をしましょう。

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