お一人さまゲストの生ボイス「新郎新婦に気遣って欲しいこと」
どうしても招待したいゲストがいるけれど、諸事情によってそのゲストが「お一人さま」になることもあるもの。そこで今回は、お一人さまゲストが望んでいる配慮を、ゲストの年代別にご紹介。さりげな~い配慮で、お一人さまゲストへの気遣い上手を目指そう!
【20~30代女性】「事前に」他のゲストの情報が欲しい
20~30代女性の一人さまゲストが望んでいることは、式よりも前の情報収集。特に「自分の両隣に座る人がどんな人なのか」くらいの情報は事前にキャッチしておきたい様子。その情報の有無は、式当日の過ごし方にも大きく影響。
20~30代お一人女性の本音
SNSを活用するなど、事前に他のゲストを紹介してもらえたら当日一人でも溶け込みやすく、安心して参加することができると思います。(20代女性・会社員)
同じように一人で参加しているゲストがいれば、そのことを事前に教えてもらえると当日一人同士で会話をスムーズに始められそう。特に式が始まるまで間があることも多いので、その時間を有意義に過ごせると思います。(30代女性・専業主婦)
自分のテーブルに座る人がどんな人たちなのか、事前に教えて欲しいです。事前に知っていることで心構えができ、他のゲストとの会話の話題もイメージしやすくなります。(30代女性・会社員)
会話のイメージを膨らませることができる情報を提供しよう
20~30代女性のお一人さまゲストには、当日の会話をイメージできる情報を事前に提供しよう。そうすることで会話のきっかけがつかみやすくなる上、どんなことを話そうかというトピックスも事前に準備することができ、精神的な余裕を持って式に参加できるように。一緒にお茶をする時間を作ったり、SNSを活用するなどして事前に友人同士を繋ぐことができれば、なおよし!
【40代以上の女性】写真撮影への配慮が欲しい
40代以上女性のお一人さまゲストが望んでいることは、写真撮影へのサポート。花嫁と同年代のゲストに一人で交じっての写真撮影は、少しだけ勇気が必要なことのよう。
40代以上お一人女性の本音
会場からのお写真サービスがあると、気持ちが楽でした。一人ですと、 声を出しにくいので。(50代女性・会社員)
一人参加をしたとき、写真撮影のときが一番困りました。 友達で集まって撮影しているので、長い時間、ボケーっと立ったまま待っていた。おめでたい席なのでしんどそうにしたり、暇そうにしていると感じられないよう気も使ってしまったので、お一人ゲストへの写真撮影への配慮はありがたいですね。(40代女性・専業主婦)
写真を撮るとき、団体やグループで動くのではなく、新郎新婦の近くに行きやすい雰囲気を自然につくってくれたら嬉しいです。(50代女性・会社員)
新郎新婦側から写真撮影の提案をできるとベスト
40代以上女性のお一人さまゲストからは「新郎新婦との写真撮影を楽しみにしている」という声も多く挙がっていたので、式当日は新郎新婦側からなるべく写真撮影のタイミングをつくることを意識しよう。直接そばに行くことができない場合には、フォトグラファーとの事前の打ち合わせで、お一人さまゲストに声を掛けてもらうようにお願いしておくのも一つの手。
【20~30代男性】他のゲストと交流できるきっかけが欲しい
20~30代男性のお一人さまゲストが望んでいることは、当日の他のゲストとの交流のきっかけ。20~30代女性のように「事前に」ということにこだわりはないようだけれども、やっぱり当日の会話のサポートは欲しいもの。
20~30代お一人男性の本音
招待された人の詳しい間柄が記載されているメモなどが卓上にあると、他のゲストと話すきっかけをつかみやすいです。(30代男性・自営業)
参加者同士の円滑な交流のために、プロフィールリストをまとめてもらえると嬉しいです。さらにそれが式よりも前に配布されたら完璧ですね。(20代男性・会社員)
私が一人で参加した際、なかなか交流のきっかけがつかめなかったので、短くてもいいから、同じ卓上に座っているゲストそれぞれが自己紹介する場があったらよかったなと思いました。(30代男性・会社員)
プロフィール紹介が、最も手軽な会話の始め方
学生時代の部活、趣味、出身県、新郎新婦との関係性など、シンプルかつベーシックなプロフィールであっても、会話のきっかけをつかむのにとても役立つものなので、ぜひ配慮してあげたいところ。さらに可能であれば、お一人さま参加をする男性ゲストの性格などを考慮し、他のゲストとの共通点を見いだせる内容や、興味をそそるような話題のヒントも提供できると、よりスムーズに会話を始めることができるはず。
【40代以上の男性】おいしいご飯が食べたい
40代以上男性のお一人さまゲストが望んでいることは、ズバリおいしい食事。お一人さま参加に対する抵抗も他のゲスト層と比べると比較的低く、式当日の他のゲストとの交流に気を張っていることもない様子。
40代以上お一人男性の本音
一人での参加になることを事前に分かった上での参加であれば、特に他のゲストとの交流はそこまで期待していない。食事がきちんとおいしければ、一人参加でも特に不満はない。(50代男性・会社員)
一人で参加する覚悟を持って参加するものの、やっぱり間がもたないのはちょっとつrい。だから、なるべく料理の出される間隔が短いと、おいしい料理を食べることに集中できるからありがたい。(40代男性・自営業)
事前に料理の好みをキャッチしておくと安心
料理への期待に応えるためには、食の好みの事前リサーチが大事。特に苦手な食べ物やアレルギーなどがないかなどは、直接確認をしてもいいほど重要な内容。また好きなアルコールなどがある場合には、飲物リストにその種類を加えておくと、おいしい料理とお酒を堪能できて喜んでもらえるはず!
【番外編】一人でも参加して良かった!と思えたことは?
最後に、「一人でも参加するのは緊張したけど、参加して良かった!」と思えたというゲストの声をご紹介。どんな配慮が嬉しかったのか、参考にしてみてくださいね。
こんな配慮が嬉しかった!
一人で参加する私に配慮して、話し上手な子を隣に座らせてくれてたようです。事前に新婦から私のこともいろいろと聞いていたようで、当日は彼女の方から積極的に話し掛けてきてくれて、とてもありがたかったです。写真撮影にも一緒に交ぜてくれて、緊張がほぐれて純粋に式を楽しむことができました。(20代女性・会社員)
一人だったので二次会には参加しないつもりでしたが、当日同じテーブルに座った人たちと会話が盛り上がり、結局二次会、三次会まで参加しました。新しい友人もできて、一人でも参加して本当に良かったなと思いました。(30代男性・会社員)
当日同じテーブルに座った方たちからいろいろと話題を振ってくださり、会話に困ることなく楽しい時間を過ごせました。和気あいあいとした雰囲気で、終始楽しませていただきました。(50代女性・専業主婦)
隣に座った方がたまたま同じ趣味を持っていて、その会話で盛り上がりました。新郎新婦が気を使ってその方を隣に座らせてくれたのかは分かりませんが、おかげで無言の気まずさを感じることもなかったです。(50代男性・自営業)
他のゲストにも協力してもらおう!
お一人さまゲストと同じテーブルに座るゲストにも事前にお一人さまゲストがいることを伝え、当日積極的に話し掛けてもらうようお願いしておくのも、さりげない配慮として実行しておきたいもの。そうすることでお一人さまゲストもスムーズに輪の中に入っていくことができ、より充実した時間を過ごすことができるはず。
From 編集部
お一人さまゲストの年代に合わせた配慮を
お一人さまで結婚式へ参加するのは、やっぱり覚悟が必要なこと。一人でも参加して良かった!と満足できるポイントは世代によってそれぞれ異なる傾向があるものの、できる限りの策を盛り込んで、お一人さまゲストにもしっかり楽しんでもらえるよう、配慮してあげてくださいね。
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/坂本奈緒
※掲載されている情報は2018年10月時点のものです
※記事内のコメントは2018年9月に21~59歳の男女208人に行ったマクロミル調査によるものです
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