返信ナシ・ドタキャンetc. 花嫁がちょっと悲しくなるゲストへの対処法って?
結婚式準備を進める中で、時々「え?」「まさか?」と花嫁を悲しくさせる困ったゲストが現れることがあるんです。今回は結婚式前~式当日の間に卒花が遭遇したそんなゲストのエピソードをご紹介。すべてに対処して防ぐことは難しくても、「こんなこともあるんだ」と知っておけば備えることができるかもしれませんよ。
【式前1】出欠の返事をいつまでもくれない!
「いつ届くの?」「忘れられている?」とソワソワ……
「出欠の返信締め切り日になっても返信はがきが届かなかったので連絡をしたら、『仕事のシフトが分からないから返事ができない。でも多分転職したばかりだから厳しい』と言われました。それなら欠席の連絡を期限内にしてほしかったけれど、こちらの気持ちは相手には伝わっていなかったようです……」(NHさん)
返信期限を過ぎても連絡が来ない場合、席次が決められない、引出物の数が決められないなどその後の準備にも影響があるだけではなく、「返信くれるかな」「忘れられてないかな」と不安になってしまうでしょう。「催促するまで返事をくれないので、正直参加したくないのだなと思いました」と悲しい気持ちになった卒花もいました。
私も遭遇!
正式な招待状には全然返信が来なかったゲストに連絡すると、「前にLINEで出席するよって言ったから、招待状は返信しなくても分かってくれていると思ってた」と。その後も、「今言ったから、招待状は返信しなくていいよね?」と言われ、返信することが面倒だったのかなと落ち込みました。(ゆうさん)
WEB招待状で出欠を回答する形にしていたので慣れていなかったのかもしれませんが、期限までに何度かリマインドしても全然返事をくれないゲストがいました。(M.Bさん)
遠慮せず、出欠の確認をして!
何事も早めに対応する人がいる一方で、ギリギリまで寝かせるタイプの人がいるのも事実。締め切り日まで待っても出欠連絡が来ないゲストに関しては遠慮せず、出欠確認の催促をしましょう。催促の方法としては、年配の方は電話で、職場の上司は直接かメールで、友人はメールやLINEでなど、相手が一番慣れ親しんだツールかつ違和感のない方法で確認するのがおすすめ。親族の場合は親を通して聞いてみて。
中にはWEB招待状を送った年配ゲストが操作に不慣れで返信できなかったというケースもあるよう。そういう状況が想定される場合は最初から紙の招待状を選択するか、操作方法を伝えたりほかの形での返信でも構わないことを伝えるなど、何かしらフォローすると親切です。
【式前2】「今更?」のタイミングでドタキャン!
「席次表も完成して料理の発注も終わっているのに~」(涙)
「親戚から学校行事の関係で参加できないと式の3日前に断られてしまいました……。もう料理も引出物もキャンセルできないタイミング。欠席するなら早めに教えてほしかったです」(かなまるさん)
やむを得ないとはいえ、印刷物や料理、引出物などのキャンセルができない段階での欠席連絡は困りますよね。「今更?」と思う段階の欠席連絡を受けた卒花には、「すでに席次表を完成させた後だったので、作り直しする羽目に」「式の1週間前くらいの連絡で料理や席次表など変更が利かず、引出物も私が持ち帰った……」などの影響がありました。中には電話などの連絡ではなくメールだけで一方的にドタキャンの連絡が来てモヤモヤした卒花も。
私も遭遇!
彼の友人から式の10日前にやっぱり行かないとドタキャンされました。寂しくて、精神的なダメージを受けました。キャンセルが利く期間を過ぎてからの欠席連絡は非常に困ります。(Aさん)
あいさつを頼んでいた上司に式直前にドタキャン(しかも人づてに)され、とっても困りました。(えびまよさん)
急なキャンセルがあったら、会場へできるだけ早く連絡して!
来るはずのゲストが欠席となると、座席数や席次の変更以外に料理や引出物などの数の調整が必要です。まずは会場と「いつまでなら変更が可能か」は最初に確認しておき、変更があったらすぐに連絡をしましょう。
卒花は「急に欠席となったゲストがいたので、会場の方に急きょ席数を減らしてもらった」「代わりにほかの方に来ていただくことにした」などと対応していました。あいさつや受付など何かしらの役割をお願いしていた方の場合は特に困るので、万が一のことが起こりそうな場合は代役についても一考しておくと安心です。
【式前3】別の人を勝手に誘ったり招待してほしいと譲らない
「勝手に人を増やされると困るんですけど……」(汗)
「コロナ下だったので本当に限られた人しか呼ばないと決めていたのに、彼親からは祖父母や叔父、叔母などを、彼兄からは彼兄の家族などを『なんで呼ばないんだ』と言われて困りました。自分たちはどういう理由で呼ぶゲストを決めたかを説明したのですが、親戚だと家同士の付き合いもあるので先に説明しておいた方が良いと思いました」(ゆきさん)
考え抜いて決めたゲストだったのに、勝手にほかの人を誘ったり、「どうしてこの人に声掛けないの」なんて横やりを入れるゲストもいるようです。ゲスト数は費用や席数にも直接影響してくるので、勝手に増やされると困ってしまいますよね。とはいえ相手(特に親戚関係)によっては断りにくいと悩んだ卒花も多くいました。
私も遭遇!
新郎の妹の彼氏とも交流があるので出席してもらいたかったのですが、席数の関係で親族のみ招待することにしていました。しかし新郎いとこが彼女(婚約者)を連れていくと新郎の母づてに言われ、招待する羽目に。私自身そのいとことも婚約者とも会ったことがなく、それなら交流がある新郎妹の彼氏を呼びたかったなと思いました。(まっつんさん)
知人から「配偶者(新郎新婦とは関わりなし)が一緒じゃないと気まずい」と言われました。それなら招待するのをやめようと思ったら、「式には絶対行きたい」と言われて困ってしまいました。結局、夫婦で招待しましたが、知人への印象は悪くなりました。(からあげさん)
断る場合は理由も一緒に伝えて!
ゲストが勝手にほかの人を誘う以外にも、自主的に「私を招待して」と申し出るケースもあるようです。気持ちはうれしいけれど、招待予定のないゲストだと困ってしまいますよね。
卒花は「招待予定のない人から『招待してほしい』と言われたが、コロナ下だし会場の都合で難しいとうまく断った」と事情を説明して断っていたり、「今後お付き合いがある親戚の方々なので邪険に扱うこともできず、招待することに」などと対応していました。ゲストが増えると費用に影響があるだけではなく、顔触れや人数は両家でのバランスを取っているケースもあるでしょう。招待が難しい場合は、「会場の収容人数の都合で……」など相手を不快にさせない理由とともに伝えて。親族の場合は断りにくいケースが多いと思うので、親族ゲストを決める前に親に確認しておくと安心です。
【式当日1】大幅に遅刻してきた!
「いつ到着するの?」とハラハラ……
「受付をお願いしていた新郎の友達が結婚式の日を勘違いしていて大幅に遅刻してきました。代わりにほかの友達に受付をお願いしたり、遅刻してきた友達に今どこにいるのか確認をするなどバタつきました」(アイさん)
ほかにも、「ゲストが式に遅れてきたので、式の開始がゲストの入り待ちになった」「彼の親族が集合時間に30分以上遅れて来て困った」などゲストの遅刻によるハラハラした声が上がっていました。交通障害などやむを得ない理由はあるけれど、“つい”や“うっかり”の遅刻は避けてほしいもの。ましてやあいさつや受付など何かしらのお願い事をしているゲストであれば、式自体にも影響してしまいます。
私も遭遇!
受付を頼んでいた友人がバス停を間違えたため、遅刻して会場に到着。その間、新郎側の親族が受付を手伝ってくれていました。(ぐみさん)
新郎の友人ゲストが、乗るはずのシャトルバスの集合時間に来ず、連絡もないのでシャトルバスを15分遅れで出発させることに……。本人はシャトルバスを使わず勝手にJRで来たようなのですがそんなことはこちらに一切連絡ナシ。彼の友人だったので彼に激怒しました(笑)。(ひとみさん)
ルーズ気味のゲストには対策を講じてみて!
ゲストが当日遅刻することについては、新郎新婦ではどうしようもないことが多いですが、時間にルーズ気味の人には、「前日に『明日はよろしく!』と時間と一緒に軽く連絡しておけば良かった」や「よく遅刻する友人だったので、友人グループに待ち合わせをお願いすれば良かった」と卒花が“今ならこうする”と教えてくれたように、遅刻を抑止する対策は取れそうです。会場までの道のりで迷わないよう、分かりやすい地図をゲストに送るのも効果があるかもしれません。
【式当日2】ほかのゲストに迷惑がかかる行為をしていた
「お願いだからほかの人に迷惑かけないで!」
「披露宴の最中、酔っぱらった叔父が私の女友達に絡みまくっていました。叔父を招待しなければ良かったです……」(りいりいさん)
おいしいお酒を飲んで気分良くなったゲストが周りに少し迷惑をかける……というのも昔からよく聞く話。「友人が酔っぱらい過ぎて、話し声がかなり大きくなっていて困った」なんてお酒にまつわる困ったゲストもいました。ほかにも「ゲスト待合室で友人同士でカードゲームをして周りに迷惑かけていたよう」や、「妊活中のゲストがいるのに、スピーチで子どもをどうするか……と少し配慮のない話を長々とされて困った」なんて声も。新郎新婦を祝う場であるはずの結婚式で花嫁を悲しい気持ちにさせる困ったゲストは時々出現するようです。
私も遭遇!
元々仲が悪かった私の父と叔母。叔母が祖母の世話をするというから招待しましたが、ギリギリで祖母が来られないことに。今更叔母の出席を断ることができず、不安だったのですが、案の定、披露宴の席でもいつものけんかをしていたそう……。高砂席からは気付きませんでしたが、周囲のゲストには申し訳なかったです。(Mさん)
私たちをお祝いするというよりも、式場での自分たちのSNS撮影を楽しんでいました。見て見ぬふりをしましたが、気持ちがちょっとなえました。周りにほかのゲストもいるので少しは考えてほしかったです。(ぽむさん)
場合によっては会場スタッフから声を掛けてもらって!
結婚式を楽しんでくれるのはうれしいけれど、羽目を外し過ぎてほかのゲストに対して迷惑な行為をされるのは困ったもの。多少のことには目をつぶれたとしても、周りのゲストが楽しめなくなるような行き過ぎた迷惑行為をしている場合は会場スタッフから声を掛けてもらえるようお願いしておきましょう。
悪酔いしそうなゲストには「飲み過ぎないでね」と口添えしたり、飲み過ぎを止めてくれそうな相手を近くの席にするなども抑止力となりそうです。また、酔い止めのドリンクなどを準備しておくとよいかもしれません。
【式当日3】ご祝儀がない or 金額に少し疑問が……
「入れ忘れ?」「それとも用意してなかったの?」
「友人からのご祝儀額が1万円。ご祝儀額には決まり事はないので自分からは言い出せなかったけれど、落としたのか心配になりました」(M.Aさん)
金額に決まりはないものの、相場とされる金額より大幅に少なかったり、ご祝儀袋そのものがない……なんてことだとがっかりしますよね。「彼の親族がご祝儀ナシで参列していた」などご祝儀ナシで来たゲストがいて驚いたり「ご祝儀の額が5000円だった」、「割り切れる金額のご祝儀だった」などご祝儀にまつわる困ったゲストは時々出現し、花嫁を悲しくさせるようです。
私も遭遇!
事前にWEBご祝儀の希望をもらっていたものの、結局振り込みがなかったゲストが何人かいました。(B.Aさん)
相手側の親族から頂いたご祝儀があり得ない金額な上に、新札じゃありませんでした。(mmさん)
お祝いに来てくれたという気持ちを、まずはありがたく受け止めて!
来てくれてうれしいという気持ちが一番にあるけれど、ちょっとモヤッとするお金にまつわる困ったゲスト。アンケートでは「どうしようもないから何も言えなかった」と答える卒花が多い中で、「金額はさておき、ご祝儀を頂けただけ良いと考えることにした」「直接文句を言った」「今後の付き合いを考えるきっかけとなった」と答えた人もいました。
会費制ではない場合は、最終的にご祝儀額はゲストが決めることなので、“お祝いに来てくれた”という気持ちを優先してありがたく受け止めるのが無難。「どうしても心配!」という方は会費制ウエディングを検討してもよいかもしれません。
まだまだ出現!花嫁を悲しませる困ったゲスト
上記でご紹介した以外にも、「え?」「まさか!」と花嫁を悲しませる困ったゲストはまだまだいるようです。その一部をご紹介します。
私も遭遇!
挙式や披露宴の様子をすぐに動画でストーリーにあげているゲストがいて驚きました。(あずきさん)
演出のドレス当てクイズで、正解を知っている親族が景品を持っていってしまいました。(Chikaさん)
一日に何組も挙式をする会場だったので、ゲストが間違えて違う挙式に参列してしまいました。気付いた時には退席できる状態ではなく、私たちの挙式に途中から参加になってしまいました。サプライズでダズンローズのセレモニーをお願いしようと思っていたゲストだったので、スタッフの方も含めて慌ててしまいました。(rumix1118さん)
二次会の幹事をお願いした人が、まともに調べもせず「どうしよう」とばかり言って計画が進まなかったため準備が間に合わず、二次会をしないことになってしまいました。(ないしょさん)
新郎の女友達から「彼が初恋やった」と言われて、どう反応していいか分からなくて困りました。(mmさん)
From 編集部
花嫁を悲しませる困ったゲストに遭遇しても慌てないで!
いい式にしたい、ゲストにも楽しんでもらいたいという気持ちがあるからこそ、想定外の困ったゲストに遭遇すると悲しくなってしまいますよね。でも、今回ご紹介したような困ったゲストがいることを知っておけば、気持ちの準備や事前対策できることがあるかもしれません。対応策に困ったときは慌てず会場にも相談してみましょう。どんな対策が必要か、ベストな対応は何か、いろいろ聞いてみることで解決の糸口が見えたり、あなたが感じている悲しい気持ちが少しは軽減できるかもしれませんよ。
構成・文/RIE☆ イラスト/沼田光太郎
※記事内のデータならびにコメントは、2023年6月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー49人が回答したアンケート、および20~30代の既婚女 性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年8月時点のものです
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