[キリスト教式・神前式・人前式] 挙式スタイル、みんなはどう選んだ？

約半数近くがキリスト教式を選択！

カップルに一番多く選ばれているのが「キリスト教式」。約半数近くを占めますが、「人前式」も年々じわじわと割合を増しています。「神前式」は大人カップルを中心に根強い人気。それぞれの挙式の内容や先輩花嫁の実例を見ていきましょう。

十字架の前でキリスト教の神さまに愛を誓う挙式スタイル。パイプオルガンなどの楽器や聖歌隊の美しい音色に包まれるのもキリスト教ならでは。牧師（または神父）に導かれて進行する儀式は、厳かでロマンチック。

【キリスト教式の特徴】
■場所／会場付帯のチャペル、独立型チャペル、街の教会、十字架を掲げたガーデンやビーチなど
■進行役／牧師（プロテスタント）または神父（カトリック）
■基本の流れ／列席者入場→開式の辞→新郎の入場→新婦の入場→讃美歌→聖書朗読・祈祷（きとう）→誓約→指輪の交換→誓いのキス→結婚成立宣言→結婚証明書にサイン→退場→式後の祝福（フラワーシャワーなど）
■その他の特徴／挙式プランに洋楽器の生演奏や聖歌隊の歌など音楽演出が含まれることが多い。オリジナル演出の可否は事前に会場に相談を。

【向いているのはこんな人！】
□神聖かつ厳かに誓いたい
□キリスト教式の誓いの言葉をしっかり胸に刻みたい
□パイプオルガンや讃美歌の美しい響きに包まれたい
□王道のプログラムに安心して身を委ねたい
□ステンドグラスやパイプオルガンなどに憧れがある
□バージンロードを歩くことに憧れがある

【キリスト教式】を選んだ花嫁　episode１

【ふたりがキリスト教式を選んだ理由】
１．ステンドグラスが素敵なチャペルで挙げたかった
２．感動的な誓いと憧れの演出を叶えたかった

＼ここが良かった・感動した／

バージンロードを歩いていく時、大聖堂の美しさは圧巻で、集まってくれたゲストの顔も見えて感動。牧師さまの祈祷後、ステンドグラスがプラネタリウムのような幻想的な星空に変わったり、純白の羽根が降ってくる演出もロマンチック。全てが夢のようで、憧れ以上の挙式が叶いました。（もちゆりさん）

【キリスト教式】を選んだ花嫁　episode２

【ふたりがキリスト教式を選んだ理由】
１．王道のキリスト教式に憧れていた
２．厳かな誓いで結婚を実感したかった

＼ここが良かった・感動した／

神聖な誓いの言葉を交わし、ゲスト側に向いた瞬間、「ふたりが夫婦になったことをここに宣言します」と牧師さまの声。ゲストが笑顔で拍手してくれている姿を見て、目頭が熱くなりました。王道のプログラムで式が進んでいくので、緊張しても焦ることなく落ち着いて臨めたのもよかったです。（maiさん）

【キリスト教式】を選んだ花嫁　episode３

【ふたりがキリスト教式を選んだ理由】
１．ステンドグラスのある大聖堂での挙式が憧れ
２．讃美歌や生演奏の美しい響きに包まれて誓いたい

＼ここが良かった・感動した／

「ステンドグラスがきらめく大聖堂で、外国人の神父さまの前で誓う」という憧れを実現。聖歌隊やフルートなどの美しい生演奏に包まれ、身が引き締まるような厳かな誓いに感激しました。会場にお願いし、通常の進行にはないダーズンローズセレモニーも無理を言って叶えてもらえて嬉しかったです。（プリンさん）

家族やゲストの前で結婚を誓い、承認してもらう自由なスタイル。一切決まりはないので、進行も演出もふたりの好きなように一から組み立ててOK。挙式時間にぴったりな定番のプログラムを複数用意している会場も多いので、希望に近いものを選び、ふたりらしくアレンジする方法も。

【人前式の特徴】
■場所／会場付帯のチャペル（十字架があれば外す）、ガーデン、ビーチ、ホテルのロビー、披露宴会場などどこでもOK
■進行役／プロ司会者、プランナー、ゲストなど誰でもOK
■基本の流れ／入場（新郎新婦ふたりで。またはキリスト教式と同様に親と）→結婚誓約書の朗読→指輪の交換→結婚誓約書へのサイン（新郎新婦とゲスト代表）→結婚成立宣言→参列者の承認→退場→式後の祝福（フラワーシャワーなど）
■その他の特徴／友人に誓いの言葉を投げかけてもらったり、参列者の指印を集めた結婚証明書にサインしたり、ゲスト参加型演出などを自由に組み込める。

【向いているのはこんな人！】
□堅苦しいのが苦手。アットホームに楽しみたい
□神さまではなく家族やゲストに対して誓いたい
□誓いの間もゲストに背を向けず、みんなの表情を見たい
□人とは違うふたりらしい言葉や演出を取り入れたい
□ゲスト一人一人に「参加する喜び」を味わってほしい

【人前式】を選んだ花嫁　episode１

【ふたりが人前式を選んだ理由】
１．堅苦しさのないふたりらしい式を挙げたかった
２．大切なゲストを証人にオリジナルの言葉で誓いたかった

＼ここが良かった・感動した／

緊張せず、気楽に自分たちらしい式を挙げたかったので人前式に。青空の下、緑豊かな高原に祭壇を作り、軽トラックに乗り入場。ゲストひとりひとりの顔を見ながら、自分たちの考えた誓いの言葉を読んだことで、結婚の決意がより固まりました。ゲストもリラックスして、温かく承認してもらえたのが嬉しかったです。（麻美さん）

【人前式】を選んだ花嫁　episode２

【ふたりが人前式を選んだ理由】
１．型にはまらず、やりたいことを全部叶えたかった
２．笑いや驚きのある明るくアットホームな式にしたかった

＼ここが良かった・感動した／

人前式は何でもあり！と聞いたのでアイデア出しから熱中。新郎の兄に神父役を務めてもらい、片言の誓いの言葉を投げかけてもらったら大ウケ。大好きな曲で入場、ゲストに届けてもらうダーズンひまわり、ゲストに作ってもらった結婚証明書、クロージングキスなど、ふたりのこだわりが思い描いた通りに叶い、最高でした。（ちっぷたんさん）

【人前式】を選んだ花嫁　episode３

【ふたりが人前式を選んだ理由】
１．ゲスト参加型の演出を自由にたくさん取り入れたかった
２．しっとりとせず、笑顔溢れる明るい式を叶えたかった

＼ここが良かった・感動した／

目指したのは大好きで大切なゲストと一緒に作り上げる式。新婦が父母と手を繋ぎ入場、新郎から新婦父へハグ、ゲストがチップをはめる結婚証明書、リングドッグ、フラッグボーイなど、ゲスト参加型の演出をたくさん取り入れました。みんながニコニコ見守ってくれ、ハプニングには笑ってくれ、いつも通りの温かい雰囲気で誓えたのが嬉しかったです。（寧々さん）

夫婦円満の神様「天照大神（あまてらすおおみかみ）」をはじめとする古来から続く無数の神々の前で、ふたりの結婚を厳かに報告する日本ならではの伝統的な挙式スタイル。主に家族や近しい親族が参列して行われ、両家の絆を深める儀式も叶う。

【神前式の特徴】
■場所／会場内の神殿や神社
■進行役／神主
■基本の流れ／参進の儀→入場→清めのおはらい→祝詞奏上（神職による神様への結婚報告と祈祷）→三々九度の杯→巫女の舞→誓詞奏上（新郎新婦の誓いの読み上げ）→玉串奉奠（新郎新婦と両家代表が神前に玉串を捧げる）→指輪の交換→親族杯の儀→斎主あいさつ→退場
■その他の特徴／親族のみで行われることが多いが、収容人数が多ければ、友人が参加できることも。式後の祝福として「折り鶴シャワー」などを取り入れても素敵。「参進の儀」や「巫女の舞」の有無は会場による。

【向いているのはこんな人！】
□白無垢や色打掛など和装で式を挙げたい
□厳粛な和の空間で日本ならではの儀式がしたい
□雅楽の調べや巫女の舞など、日本の伝統美に惹かれる
□祖父母など年配者にもなじみのあるスタイルで誓いたい
□両家の絆をしっかりと結びたい

【神前式】を選んだ花嫁　episode１

【ふたりが神前式を選んだ理由】
１．日本の花嫁らしく白無垢を着たかった
２．照れくさい演出なしで厳かに誓いたかった

＼ここが良かった・感動した／

境内からの景色も、神社の中も写真映え。地元の大好きな神社で、白無垢姿の花嫁になる夢が叶い本当に嬉しかったです。神主さんの笛の生演奏がとても素敵だったのも心に残っています。バージンロード入場や、誓いのキスなどが苦手な私たちに、ふたりはもちろん、両家の絆が深まる厳かな誓いはぴったりでした。（ryokoさん）

文／笠原恭子　D／mashroom design　構成／山崎裕香子（編集部）
※記事内のデータ（実施した挙式形式の割合）は「ゼクシィ結婚トレンド調査2023（全国推計値）」によるものです
※記事内のコメントは、2024年4月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー76人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年6月時点のものです

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