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ダイヤモンド以外もあり?婚約指輪を飾る宝石
婚約指輪(エンゲージリング)に装飾する宝石といえばダイヤモンドが定番。でも、ダイヤモンド以外の宝石を飾るのもありなの? この記事では、ダイヤモンドをはじめ、婚約指輪に飾る宝石についてご紹介します。
#婚約指輪には
「ダイヤモンド」が人気の理由
婚約指輪にあしらう宝石といえば、ダイヤモンドが圧倒的な人気。「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」でも、婚約指輪にダイヤモンドを選んだ人は95.2%という結果に。
婚約指輪にダイヤモンドをあしらう習慣は15世紀のヨーロッパで定着し、今に至るまで受け継がれています。ダイヤモンドは地球上で最も硬い鉱物であり、その輝きも美麗。石言葉の「永遠の絆・純潔・不屈」という意味からも、婚約指輪の宝石としてふさわしいとされているのです。
#個性を出すならダイヤモンド以外も
サファイヤやルビー、パールなど、
品格があるダイヤがおすすめ!
婚約指輪にはダイヤモンドを飾らなくてはならないという決まりはなく、ダイアモンド以外の宝石をあしらっても問題はありません。個性的な婚約指輪と考えるのなら、ダイヤモンド以外の宝石をあしらうのもおすすめです。
婚約指輪にあしらう宝石としてダイヤモンド以外におすすめなのは、サファイアやルビー、パールなど。いずれも美しく、希少性もあり、婚約指輪に飾る宝石としてふさわしい品格があります。また、自分の誕生石をあしらうのも素敵です。
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#ダイヤモンド以外でおすすめの宝石
青く輝くサファイア
かつてはイギリス王妃の婚約指輪に使用されたことでも話題になったサファイア。青色がポピュラーですが、ピンクやイエローなどの色合いのものもあります。人気のブルーサファイアは暗過ぎず、色が濃く、鮮やかで、透明度の高いものが品質が高いとされています。
燃えるような赤色のルビー
サファイアとは同種の鉱物(コランダム)で、コランダムのうち赤色のものがルビーが呼ばれます。鮮やかな赤色が特徴で、多くが色調を整える目的で加熱処理を行っています。選ぶ際には、濃いめの赤で、黒みを帯びないもの、鮮やかで透明度の高いものがおすすめです。欧米では婚約指輪に飾る宝石として人気があります。
柔らかな輝きが魅力の真珠
温かみのある輝きが魅力の真珠。最高レベルの「アコヤ真珠」、大粒な「シロチョウ真珠」、シルバーや黒色の「クロチョウ真珠」、半球状の「マベ真珠」、米粒上やスティック状の「淡水真珠」などの種類があり、ホワイト、クリーム、ピンク、黒、シルバー、ゴールド、赤、青、グリーンなどカラーバリエーションも豊富です。真珠を選ぶときに重要なのは巻きと照り。巻が厚いと照りがよく、深みがある輝きを放ちます。
緑がまぶしいエメラルド
深い緑色が魅力的なエメラルドは、クレオパトラが愛した宝石としても有名です。選ぶ際のポイントは発色。鮮やかな緑色で、やや青っぽい緑か、やや黄色っぽいグリーンのエメラルドが良質とされています。エメラルドは他の宝石と比べて内包物や傷が多いので、できるだけこれらが少なく、色鮮やかで透明度の高いものを選びましょう。
赤系の色みが人気のトパーズ
透明度と輝きが魅力の宝石。和名を黄玉といい、黄色のイメージを持つ人も多い宝石ですが、赤、オレンジ、ブルー、パープル、ブラウンなどのカラーバリエーションがあります。中でも価値があり、人気も高いのが、シェリーカラー(オレンジがかかった黄金色)のインペリアルトパーズやピンクトパーズ。価値も高く、婚約指輪としてもおすすめです。
さまざまな表情を見せるオパール
見る角度や光の具合によって、赤や緑、青などの断片がチラチラとモザイク模様のように浮かび上がるのが特徴で、色や模様の出方が石ごとに異なるのが大きな魅力です。選ぶ際には色に着目し、鮮やかな色合いのものを選びましょう。
#婚約指輪の「素材」と宝石の
相性をチェック
素材の色味とのバランスが大切
指輪に装飾する宝石を選ぶときは、アーム(リング部分)の素材とのバランスが重要となります。
婚約指輪の素材として人気の高いプラチナの白銀色は、どの宝石とも相性が良く、石本来の色を引き出してくれるのが特徴です。
アームがゴールドの素材の場合は、合金(混ぜる金属)によりピンクゴールド、イエローゴールド、ホワイトゴールドなどの色みがある。宝石の色に合わせて、最もしっくりくるものを選んでみるのがおすすめです。
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#宝石を選ぶ時は「品質」をチェック
宝石ごとの評価基準で比較が必要
宝石を選ぶ時には品質のチェックも重要。宝石の品質の評価は宝石ごとによって異なります。
ダイヤモンドは、重さを表す「Carat(カラット)」、透明度を表す「Clarity(クラリティ)」、色を表す「Color(カラー)」、研磨を示す「Cut(カット)」の4つが基準となります。 これらは4Cと呼ばれ、4Cの中にもそれぞれグレードがあり、その総合評価で、ダイヤモンドの価値も変わってきます。
ルビーやサファイアといったカラーストーンでは、4Cではなく、主に色と透明度で品質の評価が異なります。ダイヤモンドも素敵ですが、個性を出したいのなら他の宝石にするという選択肢も。ぜひ、自由に婚約指輪を選んでみてください。
#先輩花嫁たちの宝石選びも参考に♪
ふたりにぴったりの
婚約指輪・結婚指輪を見つけよう!
監修/岡本有紀子(一般社団法人日本ジュエリー協会認定 1級ジュエリーコーディネーター)