Wedding Manual
【結婚式のご祝儀袋】選び方を解説!デザイン・水引きetc.に決まりはあるの?
結婚式に招待されたら、祝福の気持ちを込めてご祝儀を持参するのがマナー。実はご祝儀袋にも、水引やのし、紙の色など選び方のルールがあるんです。人生の門出を祝う結婚式、それぞれのシーンにふさわしいご祝儀袋を選んで祝福の気持ちを伝えたいですね。
ココをおさえて!
- 結婚式にふさわしく、関係性と金額にあったご祝儀袋を選ぶことが大切
- 水引、のしが付いており、表書きに「壽」「寿」の文字があるもの
- 水引は10本で「結び切り」か「あわじ結び」のもの
- 中身の金額にあっているもの
#01|結婚式祝いにふさわしい
ご祝儀袋の選び方
基本はのしと中袋(中包み)が付いて、
水引は結び切りかあわじ結びのものに
結婚式のご祝儀袋は、##s##水引、のしが付いているものが基本##e##です。
さらに水引の結び方は「結び切り」か「あわじ結び」、表書きには「壽」「寿」などの文字が書かれているか、短冊が付いているものを選びましょう。
ご祝儀袋の色は白が基本ですが、白ベースで赤やポイントカラーが加わったものや、華やかでおしゃれなタイプも最近では増えています。親しい友人やカジュアルな結婚式なら、カラフルなものや洋風のものもOKですが、職場関係や改まった場ではできるだけ白ベースのものを選んでください。
ご祝儀袋の選び方<ポイント4>
point1 「結び切り」か「あわじ結び」の水引のもの
ご祝儀袋に付いている飾りひものことを「水引」といいますが、その起源をさかのぼると、飛鳥時代に中国から伝わったとされています。もともとは「未開封のものを表す封印」「魔よけ」「人と人を結ぶ」という3つの意味を表していたそうです。水引の結び方もいろいろありますが、それぞれ意味があり、##s##結婚式には「結び切り」か「あわじ結び」がふさわしい##e##とされています。
point2 のしが付いているもの
結婚式のご祝儀袋には、##s##右上に「のし」と呼ばれるひし形の飾りが付いたもの##e##を選びましょう。「のし」の由来は、縁起物のアワビ(のしあわび)をかたどったものとされています。アワビは不老長寿の象徴として古来よりお祝い事に用いられてきましたが、より簡略化されて現在のような形になったと伝えられます。
point3 中袋(中包み)が付いているもの
ご祝儀袋には、お札を入れるための中袋や中包みが付いているものを選びましょう。最近のデザイン性の高いご祝儀袋には、中袋が付いていないものも見受けられます。その際には、##s##半紙でお札を包んで中袋の代用##e##とすることができます。
point4 贈る相手や金額に応じたもの
ご祝儀袋には、使われている素材の質や雰囲気、サイズなどによって格があります。ですから、贈る金額に合わせたご祝儀袋を選ぶことが大切です。また贈る相手との関係性にも気を配りましょう。
上司や目上の人には、失礼に当たらないようフォーマルな白ベースの和紙のご祝儀袋、一方、親しい友人やきょうだい、カジュアルな結婚式では、おしゃれでキュートなご祝儀袋を贈るのも楽しいですね。
#02|結婚祝いにふさわしい水引とは?
「結び切り」「あわじ結び」が◎
「ちょう結び(花結び)」はNG
結婚式では「両家やふたりの絆を強める」という意味を込めて、##s##簡単にはほどけない形に結んだ水引##e##をご祝儀袋に用います。
また、結婚式には避けるべき結び方もありますので、選ぶ際には注意が必要です。
結婚祝いにふさわしい水引の本数と色
【水引の本数】
一般的なお祝いの水引の本数は5本ですが、##s##結婚祝いの水引の本数は10本##e##です。
これは5本×2=10本からきていて、「両家が合わさる」「喜びを重ねる」などの意味を持つとされます。
【水引の色】
水引の色は、結婚式ではおめでたい色とされる##s##紅白や金銀などが一般的##e##です。最近ではそれ以外の華やかな色の水引も見受けられますが、カジュアルな結婚式や親しい相手などに用いることをおすすめします。
結婚祝いにふさわしい水引の結び方
結び切り
「結び切り」の水引は、一度結ぶとほどけないことから「人生で一度きりで二度あってほしくないこと」として結婚式に用いられます。
両端を持って水引を引くと、より固く結ばれることから「ふたりが末永く結ばれる」という意味もあるそうです。
あわじ結び
「あわじ結び」は「結び切り」を応用した飾り結びです。縁起もののアワビに形が似ていることから「あわび結び」と呼ばれ、それが転じて「あわじ結び」と呼ばれるようになったといわれており、結婚式にふさわしいとされています。
あわじ結びをさらに応用したものとして、より華やかな「玉結び」や「連続あわじ結び」なども挙げられます。
その他の飾り結び
他にも「結び切り」の応用として、水引の先端をさらに円状に丸めた「輪結び」や縁起の良い松にちなんだ「松結び」など変形バージョンがいろいろあります。鶴や亀の姿をかたどったものなども豪華でしかも縁起の良い水引として用いられています。
結婚式祝いにふさわしくない水引の結び方
×NG 花結び(蝶結び)
「花結び」または「ちょう結び」と呼ばれる水引は、結婚祝いにはふさわしくありません。理由は簡単にほどけて何度でも結び直せるからです。人生に一度きりが望ましい結婚式にはタブーとされています。
代わりに、出産祝いなど何度あっても喜ばしいお祝い事に用いられます。
#03|金額に合わせたご祝儀袋の選び方
ご祝儀の金額それぞれに応じて
ふさわしいのし袋を選ぶことが大切!
1万円程度
印刷されたご祝儀袋
結婚式に出席できないなどの理由で1万円を包むときは、水引が印刷されたシンプルなものを選んでください。現金書留で送る際にも、ごわごわせずに使いやすいはずです。
2万~3万円程度
スタンダードななイプのご祝儀袋
ご祝儀額として2万~3万円を包む際には、最もスタンダードなタイプのご祝儀袋を選びましょう。会社関係やフォーマルな結婚式には白をベース、友人関係やカジュアルな結婚式には色柄ものも喜ばれそうですね。
5万~10万円程度
格式の高いご祝儀袋
夫婦連名で包む場合などは、上質な和紙や凝った水引のご祝儀袋を用意してください。フォーマルな結婚式には格調高い雰囲気のご祝儀袋、カジュアルな結婚式には華やかさを重視したご祝儀袋を選ぶのもステキですね。
10万円以上
豪華で縁起のよいご祝儀袋
10万円以上を包む場合は、スタンダードなタイプより一回り大きくてゴージャスな雰囲気のご祝儀袋を選ぶと良いでしょう。鶴や亀などの豪華な金の水引も縁起物としてぴったりです。
#04|デザインご祝儀袋って知ってる?
おしゃれ&かわいい!
ご祝儀袋の新トレンド
最近では、従来の白い紙袋に赤や金色の水引のスタイルのご祝儀袋とは異なり、さまざまなカラーやデザインバリエーションのご祝儀が登場しており、これらを「デザインご祝儀袋」と呼んでいます。
#05|結婚式や結婚のお祝いで
「デザインご祝儀袋」を使うときのマナー
上司や目上の人などにご祝儀を
贈る場合は避けた方が無難
デザインご祝儀袋は、従来のベーシックなご祝儀袋と比べると、少しカジュアルな印象を与えるため、##s##上司や目上の人などに贈るのは、避けた方が無難です。仲のいい友人や同世代の友人など、新郎新婦と親しい間柄の場合にであれば、特に問題ありません。##e##
#ご祝儀についてこちらもチェック!
ご祝儀の金額相場や、ご祝儀袋の包み方、書き方、袱紗(ふくさ)については↓の記事を参考にしてみよう。
結婚式にご祝儀は付き物ですが、相手との関係性によってはいくら包めばいいのか迷ってしまいますよね。金額の目安はあっても、状況は人それぞれ異なるのが難しいところ。今回は一般的なご祝儀相場に加え、結婚祝いのさまざまなケースについて分かりやすく説明します。
結婚式に持っていく祝儀。実はその「ご祝儀袋(のし袋)」の書き方やお札の入れ方、包み方にはマナーがあることをご存じですか? ふたりの門出を祝う結婚式では縁起を担ぐことも多いので、きちんとお祝いのマナーを知っておけば安心。祝福の気持ちも込めて包みましょう。
皆さんは結婚式のご祝儀袋をどのように持参しますか? 中には買ったときの透明な袋に入れて持っていく人もいるのでは。ご祝儀袋は「袱紗(ふくさ)」に包むのが正式なマナー。お祝い事にふさわしい袱紗の種類の選び方から、具体的な使い方までじっくりご紹介します。
結婚式に参列する際は、お祝いとしてご祝儀を持参するのが一般的です。初めて結婚式に参列する人はもちろん、何回か参列したことがある人でも、ご祝儀のマナーについてしっかり把握している人は意外に少ないのでは?この記事ではご祝儀を渡すタイミングや渡し方、どんなご祝儀袋を選ぶべきかなど、ご祝儀について詳しく解説します。