【結婚式レポートin愛知県】ベールは自分で上げます。これが私たちらしいスタイルですから
衣裳も演出もすべてふたりがプロデュース
ゲストもふたりもひと言も語らない、静寂の中で粛々と行われる挙式。ふたりが名付けた「神幻式」は神秘的そのものだった。テーマは“記憶に残らないことはいっさいやらない”だ。ふたりとも結婚への憧れはなく、パートナーとして求める条件と感性が一致したから結婚を決めた。「お互いに自立しており、尊重し合っています。結婚しても今まで通りお互いの家を行き来する別居婚で、仕事も生活も何も変わりません」とふたり。結婚式もふたりだけのスタイルを貫こうと決めていた。
チャペルに入ってきたのは枯れた草を手にした遥香さん。生花を手にした康平さんを迎えると、自らの手でベールを上げる。ゲストは息をのんで見守った。お互いに歩み寄ると、康平さんは遥香さんに生花を手渡し、ブーケが完成。枯れた草が息を吹き返したかのように見えた。オブジェに飾られていたティアラを康平さんが遥香さんに着けて、「神幻式」が終了。拍手も何もなく、流れるのはふたりが作成したAIの案内音声と音楽のみ。この間わずか10分。
披露宴は一変、ゲストとの交流を楽しんだふたり。「ケーキも花束も手紙もありませんが、心と記憶に深く刻まれる一日になったはずです」
入り口で緑や青などに光る指輪を受け取り、はめてからチャペルへ。披露宴時のテーブル別に色が分かれており、エスコートカードの代わりに
チャペルの扉が開くと、立っていたのが遥香さんひとり。海外で話題の“ペーパードレス”をセミオーダー。ヘアメイクはすべて自分で行った
枯れ草と生花を合体させたブーケ。命の繋がりを感じさせ、ふたりの思想を象徴
ゲストが見守る中を入場する遥香さん。チャペル内はディフューザーを使った土の香りに包まれていた
披露宴のテーブルに置かれた光る石。ゲストを指輪の色と同じテーブルに誘導
南国の雰囲気漂うレストランが会場。親族と友人のみで会話も弾んでいた
神幻式のハイライト。見つめ合った後、康平さんが遥香さんに生花を手渡した
披露宴が始まると各テーブルを回って乾杯。披露宴の進行もAI音声によるもの。不思議な空気感が流れる
お色直しは2回。1回目はハワイの雰囲気でアロハスタイル。2回目はお開き直前に白いドレスに着替え、ゲストを見送った
映画の世界を表現したオリジナルデザート

愛知県在住
康平さん(27歳)
遥香さん(27歳)
挙式日:2025年7月26日
会場:recipe
ゲスト:58名
お互いに保育園時代の初恋の相手。「何となくルーツが似ていて、遺伝子レベルで合う」と結婚を決めた。
※ゼクシィ東海版2025年12月号より転載
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