【結婚式レポートin東京都】世界のどこにいてもこの日の絆を信じたい
外から見たことで日本の素晴らしさを再発見できた
「やっとみんなに会えました!」。現在ふたりは、新郎の勤務先である秋田県在住。その前はスペインのグラナダに1年間滞在しており、この日は、現地で交流が生まれた友人や、スペインへたつ前に会ったきりの地元の家族、友人が遠方から東京に集まった。
もともとは王道の教会式が希望だったが、帰国後に「日本ならではの神前式がいい」と意見が一致。雨模様のため、庭園での参進に代え回廊を渡って神社へと進み、伝統的な儀式を厳かに執り行った。
披露宴は、「スペインでは『雨に濡れた花嫁は幸せになれる』という言い伝えがあります」と新郎の明るいあいさつでスタート。グラナダからのビデオレターや、生ハム入刀&パエリアサーブと、スペイン色の演出を次々と繰り出していった。新婦は、中座のエスコート役に妹&幼なじみを指名し、父と腕を組んで再入場。全員参加のカプセル開封は、新郎自ら司会して盛り上げ、「参加者の誰も置いてけぼりにしない」という秘めた課題もクリアしながら、一人一人と触れ合う時間を楽しんだ。
住む場所は離れてしまうけれど、距離を超えた絆がきっとある。「どこにいてもみんなとの関係は変わらないよって、伝わっていたら嬉しいですね」
白無垢&紋付き袴に身を包み、隣接する神社の神殿へ。緊張していたけれど、「ふたりとも指輪が入らなくて笑っちゃった!」
当たり入りのカプセルに大人もワクワク。披露宴終盤に一斉オープンして、当たった6名に景品を選んでもらいつつコメントをもらった
新郎の研究にちなんだ石の装飾でお出迎え。スペイン時代の暮らしぶりはアルバムでたっぷりとお披露目
花嫁の手紙はフォトブック仕立て。元保育教諭らしいこだわりある作品に
デザートビュッフェでも日本とスペインを融合させ、団子や和風マカロンが並ぶ横で生ハム&パエリアをサーブ。「3回おかわりしてくれたゲストも!」
立派な生ハム登場に会場から歓声が。続いて大きなパエリアを現地で知り合った友人にサンクスサーブ
新郎は、大学時代の友人5名を指名し即興ダンスで中座
久しぶりに会うゲストと会話を存分に楽しめた
スペインからのビデオレターは、新郎へのサプライズも兼ねて新婦が制作
父との再入場は、直前にサプライズ依頼して叶えた

秋田県在住
敬太さん(34歳)
茉奈さん(30歳)
挙式日:2025年5月31日
会場:東郷神社/東郷記念館
ゲスト数:50名
新郎は地球科学の研究者で大学勤務。新婦は元保育教諭。約2年の遠距離を経て、スペインで同居を開始。
※ゼクシィ首都圏版2025年11月号より転載
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