
【結婚式レポートin愛知県】こんなに感動するなんて……家族全員で号泣しちゃいました

初夏の緑あふれる伝統的な庭園での思い出に残る挙式
黒門の前でのファーストミート。大河さんは、少し恥ずかしそうに、でもいつもと同じ笑顔でよしのさんのドレス姿を見つめた。一転してファミリーミートでは、よしのさんの家族への手紙で、大河さんと大河さんの父が涙を流し、大河さんが自分の手紙を読む段になると、親、さらにいつもクールな弟までが、メガネを外してむせび泣くという想定外の光景に。「弟とはいつも一緒。一番大切で可愛い存在なんです。弟の涙を見たらもう……泣くつもりはまったくなかったんですけど」と大河さん。
一方、共に頑固で意地っ張りなよしのさんと父。似ているからからこそよくぶつかった。この日も父は相好を崩すことはなかったものの、挙式で大河さんに娘の手を引き渡す時は深々と頭を下げ、ふっと優しい笑みを浮かべた。「お父さん、やっぱり私のことが好きだったんだと思いました」とよしのさん。「学生時代からふたりを見守ってくれていた友人への感謝はもちろんですが、結婚式という特別な時空間がなければ、ちゃんと家族に感謝を伝えられなかった。あんなに感動するとは自分でも驚きました」と大河さん。「家族のありがたさを心に刻む、大切な一日なんですよね」とよしのさんも続けた。
反抗期でもずっとそばにいてくれた母。ベールダウンで「きれいやね」とささやいた
挙式前、両家の家族は黒門前でふたりを迎え、写真撮影に臨んだ。青空に黒門がよく映えた
オーナメントのようにつるされたエスコードカード
ファミリーミートでは大河さんの家族が大号泣。つられてよしのさんもこの日、唯一この場面で涙を流した。「『僕の理想の家族です』にもらい泣きしちゃいました」とよしのさん
庭園でのリボンシャワー。リボンはよしのさんの母がオーガンジーで制作
記念品贈呈でも大河さんと父はまた号泣
和装に合わせてケーキもだるま。目を入れてから日本刀で入刀。徳川園らしさにこだわった
よしのさんの手を大河さんに渡す父。一人娘を託す父の想いが伝わってきた
リングリレーの後、両家の父が指輪をふたりに手渡した
兵庫県出身のよしのさんは、菓子まきに憧れていた。最前列で盛り上げていたのは大河さんの家族だった
1年前に骨折したがこの日を励みにつえなしで歩けるようになった祖母。弟と3人で中座

大河さん(27歳)
よしのさん(26歳)
挙式日:2024年6月1日
会場:ガーデンレストラン徳川園
ゲスト:52名
大学の同級生。ボランティアサークルで知り合い、5年間の交際を経て婚姻届を提出。親友のような関係。
※ゼクシィ東海版2024年12月号より転載
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