【結婚式レポートin北海道】2つの道が1つになった“私たち”の門出の日
ふたりの人生が交わって生まれた優しく温かな時間
「育ってきた場所も価値観も、違っていることの方が多いかもしれません」と話す新婦。性格の異なるふたりが共通でひかれるもの。それは、時間をかけて生まれる風合いや歴史を感じる建造物といった“古き良きもの”。1年ほど前に婚姻届を提出し、夫婦として1つの道を歩み始めたばかりのふたり。「これからゆっくり同じ時を過ごして、自分たちらしい夫婦になっていきたい」という願いを込め、結婚式のテーマは“freshvintage”に決めた。
赤ちゃんから年配まで年齢が幅広い親族には、ゆったりした空間で会話と食事を楽しんでほしい。一方、新郎が仲間内で最後の結婚ということもあり、友人たちとはワイワイ盛り上がって楽しみたい。「どちらのゲストにも気を使わせないように」とパーティを二部制にし、間に挟んだ人前式はクラシカルな美術館で全員が見守る中、行った。
「皆さんから『おめでとう』と声をかけてもらい、やっと夫婦になれたと安堵(あんど)の気持ちが湧きました。私たちの人生をつくってくれた方々が、一堂に会すのはたぶん一度きり。籍だけでなく、絶対忘れることのない結婚式という時間が“本当の夫婦”にしてくれた気がします」
新婦がほれ込んだ美術館を、貸し切って行った人前式。誓いの言葉は手紙を朗読するふたりらしいスタイルで
親族とは会話の時間を重視し、記念に集合写真を残した
ふたりの大好きな「お酒」も大事なテーマ。ファーストミートは会場のバーで行い、乾杯で一日がスタート
式の半年前に他界した新婦の祖母。大好きだったというメロンソーダも用意し、晴れの日を見守ってもらった
思い出づくりも兼ね、出かけて撮影した写真いっぱいのこだわりプロフィールブック
友人パーティの途中、ロビーで新婦父が弾き語りを披露。親族も顔を出し、娘への愛情が詰まった生演奏に全員が感動!
装飾は古木やコルク、カラフルな生花などでフレッシュビンテージ感を演出
新郎自慢の希少なウイスキーや、新婦お気に入りのジンなど珍しいお酒を持ち込みゲストに振る舞った
友人とのパーティはインタビューやプレゼント企画など、最後まで笑顔で和気あいあいと
小樽産をはじめ、道産食材を生かしたコース料理でおもてなし

札幌市在住
祐太さん(32歳)
千歩さん(32歳)
挙式日:2024年4月13日
会場:UNWIND HOTEL&BAR 小樽(アンワインドホテルアンドバー小樽)
プランニング:Coco style WEDDING
友人の紹介で出会い、距離を置いた時期もあったが、一緒に暮らしてみて「この人となら」と結婚を決意。
※ゼクシィ北海道版2024年11月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 北海道













