【結婚式レポートin島根県】私たちの住む益田の町をみんなに見てほしくて
ふたりを支えた海辺のレストランでおもてなし
2015年春、大学進学のため、ふたりとも関東から大分県別府市へ。偶然同じ日に同じマンション、同じ階に入居し、引っ越しの最中にエレベーターで知り合った。その場で母同士が仲良くなり、その後母たちは銀行でも再会。「これは何かご縁があるのでは」とピンときた母たちはそれぞれの息子と娘に「付き合っちゃえば?」と猛プッシュをした。それからふたりは家電が壊れたり、お裾分けがあるたびに部屋を行き来し、その夏から交際を始めた。
就職は北海道と島根県益田市の遠距離に。島根で地域活性化の活動をする高臣さんは益田市に真彩さんを呼び寄せて一緒に住むことを決めた。ここレストラン ボンヌママン ノブは、移住当初からふたりがアルバイトをしていたお店。ずっとお世話になっているオーナー夫婦は「そんなふたりの結婚式ならぜひ!」と特別に貸し切りパーティにしてくれた。
この日は県外のゲストばかり。ふたりは「これからも親子で暮らしていく益田の町と海、人を見てもらって安心してほしい」と願った。オーナーが作ってくれた益田の山海の幸でもてなし、益田の海をイメージしたブルーのクロスをプレゼント。ゲストはそれを大きく振りながら祝福した。
コーヒーを味わうふたり。ふたりにとって懐かしい味
レストランのそばにある海辺のベンチは、高臣さんがプロポーズした思い出の場所
ふたりが結婚指輪にする金属にゲスト全員に刻印してもらった
レストランのテラスで集合写真。ブルーの服を着てくるゲストもいた
「親友のように、ライバルのように互いを高め合います」と士聞くんと一緒に誓いの言葉
早春をイメージして会場はチューリップで彩られた
結婚式のために心を込めて料理を用意してくれたオーナー夫妻。「益田をわが家と思ってほしい」と感動的なスピーチ
結婚式が始まる前、益田の海を背景に記念撮影
これまで全国で人の縁を結んできたふたりの結婚式のテーマは「人生きっぷ」。ゲストは招待状に同封された切符を受け付けの人に切ってもらった
ふたりに宛てたメッセージを書くゲスト
ゲストに用意した益田の海の色をイメージしたクロス
引出物を配りながらゲスト席を回る
高臣さんの母は結婚式を明るく盛り上げていた
島根県益田市在住
高臣さん(27歳)
真彩さん(29歳)
挙式日:2024年2月24日
会場:レストラン ボンヌママン ノブ(島根県)
プロデュース:Knot total wedding produce
2015年、大学入学時に大分県別府市で出会う。卒業後、新婦北海道、新郎島根に就職し、2020年に結婚。
※ゼクシィ岡山・広島・山口・鳥取・島根版2024年8月号より転載
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