【結婚式レポートin東京都】ゲストの方々の期待や想像。そして、国境を超える結婚式に
お色直しは新婦の故郷の民族衣裳で
新婦は元パティシエ。甘いものが好きな新郎は、新婦のケーキ屋のお客さん兼アルバイト第一号だった。
ふたりがゲストの中でも、特に現役パティシエの友人たちを思って用意したのは、ちょっと早めのクリスマス空間。「クリスマスを人の笑顔にささげるパティシエにプレゼントしたくて」と新婦。大きなホワイトツリーに赤やシルバー、クリスタルのオーナメントが輝くラグジュアリーな披露宴会場に、ゲストは「まるでテーマパークのよう」と高揚し酔いしれた。
ふたりの結婚式のテーマは「Beyond（ビヨンド）」。ゲストの期待と想像を超える空間やもてなしを目指し、国境を超えるという意味も込めた。お色直し後の再入場。扉が開いた瞬間に「わぁ！」と歓声が上がったのは、ふたりがあでやかなチョゴリ姿で登場したから。今日のために韓国から来日した祖母は、嬉しさのあまり新郎と新婦をそれぞれ抱き締めた。「民族衣裳を孫の私だけでなく新郎も着てくれたことを、祖母をはじめ親族全員が喜んでくれました」。また、ふたりの結婚式は、新郎の想像をも超えたようで、「結婚式が終わってから毎日エンドロールを見返しては浸っています（笑）」
ベールダウン直後、「何か話したら涙がこぼれてしまいそうで、お互いにただ見つめ合うだけでしたけど、母からたくさんの気持ちを受け取りました」と新婦
天井から真っすぐ注ぐ日差しと木のぬくもりに包まれるチャペルでの挙式。ドレスは４カ月かけて105着も（！）試着した末によりすぐった一着。「（ゲストに背を向けている時間の長い）キリスト教式なので後ろ姿にもこだわりました」
元パティシエの新婦が自らデザインした白一色のエレガントなウエディングケーキ
フラワーシャワー後、たくさんのカメラを向けられて照れるふたり
ウエルカムスペースには新婦作のクレイケーキも飾った
ゲストからリアルタイムで募った写真の中から３つの優秀作品を選び、撮影者にプレゼントを贈呈
進行には余裕を持って、ゲストとの写真撮影や歓談タイムを確保した
東京都大田区
D・Yさん（29歳）
Hさん（27歳）
挙式日：2023年11月18日
会場：グランド ハイアット 東京
ゲスト数：74名
新郎の趣味はボルダリングとコーヒー。新婦は世界中どこでも一人旅できる好奇心旺盛でアクティブな性格。
※ゼクシィ首都圏版2024年5月号より転載
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