【結婚式レポートin東京都】繋がりに感謝!ふたりの縁を繋ぎ広げたい
街を行く人々にも「おめでとう」と祝福をもらって
今から3年ほど前、「結婚を前提にお付き合いしてください」と新婦に交際を申し込んだ新郎は「実は……結婚式を挙げるならもう決めている所があって」と続けた。新郎は生粋の浅草っ子。兄と共に地元の青年部に所属し、三社祭では家族総出で神輿(みこし)を担ぐ。「尊敬する諸先輩方の代からの定番」という、浅草神社と浅草ビューホテルでの結婚式には、昔から並々ならぬ憧れを持っていた。
そんな新郎の願いを叶えた結婚式。テーマは浅草&感謝。まずは街中を人力車で練りながら神社へ。「商店街の方々や観光客の方からも『おめでとう』と声を掛けてもらって、心が温まりました」と新婦。普段から手を合わせている神社での挙式では宮司さんから「浅草神社は一生ここにあります。ふたりの大事なイベントのたびに訪れ、歴史をつくっていってください」とのありがたい言葉をもらった。
披露宴のクライマックスでは、新郎がゲストの担ぎ上げる神輿に乗り、本物の祭りさながらの熱気に包まれた。「神輿は一人では担げません。人生もここにいる皆さんと協力して担ぎ進んでいけたらと思っています」と新郎。結婚式はふたりの大切な縁同士を繋ぎ広げる幸せな会となった。
浅草のシンボルでもある雷門の大きな赤ちょうちんを模したケーキに入刀
学生時代から「いつか絶対」と約束していた友人のピアノと歌の余興に感極まる
デザートは浅草のランドマークでもある五重塔と雷門のケーキ
新郎が中学3年生の頃から所属している地元青年部による太鼓の余興。演奏が終わると演奏に負けないほど大きな拍手が沸き起こった
新郎側ばかりでなく、新婦側のゲストも担ぎ手として参加。そんな様子を近くで見守るゲストに「よかったら担いで」と促し笑顔を引き出す新郎母
挙式を振り返り「神様の目の前で夫婦になることを報告し、手を合わせることができた貴重な経験でした」と新郎
披露宴が始まる前、会場入り口でゲストを迎えるふたり。「朝早くからありがとう」「お着物で来てくださってありがとう」などと直接感謝を伝えた
プロフィールブックは遊び心を取り入れ、観光ガイドブックのような体裁に。キャッチコピーは「繋がりに感謝」
披露宴会場は神輿が担げる天井の高いグランドバンケット
東京都台東区
宮代恭兵さん(28歳)
千晴さん(31歳)
挙式日:2023年7月15日
挙式:浅草神社
披露宴:浅草ビューホテル
ゲスト数:94名
前職で企業研修の講師同士として知り合う。「うちは仲がいいよね」と子どもが誇れる家庭を築くのが夢。
※ゼクシィ首都圏版2024年2月号より転載
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