【結婚式レポートin東京都】両親に束ねてもらった花でプロポーズしてもらいました
大切なゲストへの細やかなもてなしと親への感謝を込めて
「幼少期、私の家はお花屋さんでした。たくさんのきれいな花、カラフルなリボンや包装紙、温かな土の香りを感じる、あの空間が大好きでした」と手紙の中で振り返った新婦。挙式ではダズンローズセレモニーを取り入れ、ゲストから受け取ったバラを父母に束ねてもらった。「花を扱う手際の良さに、当時の両親の姿を思い出して感動しました」。新婦父母から花束を託された新郎はひざまずき、まだちゃんとできていなかった新婦へのプロポーズを果たした。
肌寒い春先の結婚式。ウエルカムドリンクのラインアップには温かいお茶を加え、コース料理の前菜にも温かなスープを用意した。気遣いとこだわりを感じさせるもてなしはゲストの心までも温めた。
また、コース料理のすべてが、お箸で食べられる会場を選んだのは、新婦が外食し慣れない父母を思ってのこと。「年の離れた末っ子が生まれ、人手が必要な時に、専門学校とバイトで家を空けることが多く、親孝行しそびれてしまったので、結婚式では親孝行も一つの目標」と語っていた新婦。娘の晴れ姿に終始、ハンカチを手放せない父と、涙の止まらない夫にあきれながらも瞳を潤ませほほ笑む母の姿に、何よりの親孝行を見た。
新郎のおいとめいによる、ニコニコ愛らしいリングキッズに始まり、ゲスト一人一人からバラを受け取るダズンローズセレモニーへ。「友人たちの顔を間近で見たらホッとして泣いちゃいました」
挙式前、竹林が囲む会場入り口で記念撮影する絵になるふたり
シンプルな土台にスイートピーの大胆な装花が映えるケーキ。入刀するふたりの笑顔が、さらに花を添えた
料理は「どれもおいしかった」とゲストを大いに満足させた
緊張のため一杯飲んでから挙式に臨んだ父は終始、涙腺が緩みっ放しに
ゲストとの距離が近く、まるで自宅に友人を招いたような自然体でいて温かな雰囲気のパーティとなった
新婦と一番下の妹は約20歳の年の差。3姉妹で仲良く中座
ドレス色当てクイズのリボンワンズが揺れる中、淡いブルーのドレスで再入場。服飾の専門学校に通っていた新婦は、お色直しのカラードレスにラインストーンを一つ一つ手縫いしたとか
新郎の中座エスコート役は兄と姉を指名。きょうだいの仲の良さが存分に伝わるワンシーンに

山梨県南都留郡
文元健介さん(28歳)
杏奈さん(26歳)
挙式日:2023年4月2日
会場:クラシカ表参道/別邸KEYAKI
ゲスト数:32名
職場の先輩を介して知り合ったふたり。理想の夫婦像は「実家のような安心感と自然体でいられる夫婦」。
※ゼクシィ首都圏版2023年10月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 東京都













