
【結婚式レポートin静岡県】久々に会えたバンド仲間。思い出が走馬灯のように

驚き、笑い、涙。エンターテイナーのふたりがもてなす
リードギターの亮さんとキーボードの佑衣さん。当時のバンドメンバーが集まり、「久々のセッションに心が躍った」と亮さん。メンバーとは奏でる音で気持ちが通じ合う。演奏を聞く友人もまた、ほぼ全員が大学時代の仲間。おのおのがキャンパスでの思い出を演奏に重ねていた。「卒業後、静岡を離れましたが、ここが原点ですから。思い出の詰まったこの場所で、ゲストに楽しんでもらいたい」と、テレビ局に勤務する佑衣さんの演出力に、ゲストは圧倒され続けた2時間半となった。
学生時代、友人と漫才トリオを組んでいた佑衣さん。オープニングで亮さんとのめおと漫才を初披露し、会場がヒートアップしたところで、静岡で人気のハンバーグを模したチョコレートケーキが登場。そっくりなケーキに友人らは大歓声! 佑衣さんのアルバイト先だったため、佑衣さんが店員、亮さんがお客役に。ファーストバイトは自分で切って食べるスタイルで、ゲストは爆笑。お開き前、「この場に夫がいないことが悔しい。ただ佑衣さんと、ここにいる全ての方とのご縁に心から感謝したい」と両家代表謝辞を述べた亮さんの母。「2年前に他界した父も喜んでくれたはず」と亮さんは涙を拭った。
太陽の光が燦々(さんさん)と降り注ぐ中、フラワーシャワーで祝福された
ホテル入り口に立てた会場の案内板はテレビ画面をイメージ
受付前に設置された巨大顔ハメ。友人らが撮影を楽しんだ
「わが家では毎日の行ってらっしゃいの儀式なんです」と、挙式では佑衣さんは父と母とハイタッチをして亮さんの元へ進んだ
この日にちなんで「エイプリルフールズ」というコンビ名で漫才を披露
祝宴後半には佑衣さんが大のお気に入りという芸人が祝福に駆け付けた
亮さんの母の心のこもった謝辞にゲストも号泣
幼い頃の写真を投影しながら感謝の手紙を読んだ佑衣さん。父も母も終始涙が止まらなかった
自ら“ハンバーグケーキ”を運んできた亮さん。付け合わせまでケーキで作られた逸品に、全てのゲストが写真に収めていた
亮さんの傍らでは、店舗でアルバイトをしていた佑衣さんが、当時と同じようにゲストに水を注いで回った
受付に置かれていたふたりの等身大のパネル。披露宴の中座中に高砂席へ。ゲストはこのパネルとの撮影も楽しんでいた

福島県福島市在住
辻井 亮さん(27歳)
佑衣さん(27歳)
挙式日:2023年4月1日
挙式・披露宴会場:掛川グランドホテル
ゲスト数:21名
同じ大学の軽音楽サークルで出会い、交際スタート。福島で佑衣さんはテレビ局員、亮さんは小学校の教員。
※ゼクシィ静岡版2023年9月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 静岡県