【結婚式レポートin東京都】おいしいごはんを振る舞う会にしたくて頑張りました
新郎は料理、新婦は装飾。得意分野を担当
「こんなに料理がおいしい結婚式は初めて」とゲストの舌を大いに喜ばせたふたり。「結婚式を“おいしいごはんを振る舞う会”にしたいと思って、会場選びの段階から料亭やレストランに絞って試食を重ねました」。料理長と共にフルオーダーメイドの献立を考えたのは、小さい頃から料理好きかつ食通の新郎。「食材から調味料、調理方法まで事細かに相談に乗ってもらいました」。ふたりで旅行した思い出の地・金沢の香箱ガニ、目の前で握られるお寿司、会場名物の水炊き。ゲストは一皿ごとに感動を味わった。
新郎が料理担当なら新婦は装飾担当。ドレスショップのスタイリストでもある新婦は、衣裳はもとより会場装飾にもこだわった。「和の雰囲気を生かしつつモダンでスタイリッシュな感じにしたくて、クロスをシックな黒にして、装花をパンパスグラスやマグノリアなど白で統一しました」
当日は、お披露目も兼ねていた息子のあおい君(生後6カ月)が大活躍。「演出に参加するときには起きていて、出番のないときは寝ていてくれて助かりました(笑)」。適材適所。それぞれがそれぞれの役割を果たし、新しい家族として肩を寄せ合い、笑い合う姿は誇らしくもあった。
料理長による手書きの「お品書き」がゲストの心を躍らせる
前菜は身がふっくらとした穴子の白焼き。香箱ガニは土佐酢のジュレをかけて
会場は創業90年の伝統がある料亭
ドレスショップのスタイリストとして、たくさんの花嫁にドレスを提案してきた新婦が、自分のために選んだのはマーメイドドレス。「自分に似合うスタイルはわかっていました。似合うドレスと着たいドレスは違うと言いますけど、本当にその通り(笑)」
テーブルコーディネートは「黒×白」でスタイリッシュに。「装花にはクジャクの羽根も取り入れてアクセントに」
どの瞬間を切り取っても笑顔のふたり
会場内に即席の寿司カウンターを設置し、ゲストへのおもてなしサプライズ
「神前式でバージンロードを歩くことができなかったので、披露宴の入場は父と一緒に」
靴を脱いで上がる畳の会場は、ゲストの足に負担がかからず、特に子どもや年配ゲストからは喜ばれる
ウエルカムスペースは友人がコーディネート。旅行好きなふたりらしくトランクケースなどを置いた
東京都中央区
田野口 護さん(36歳)
麻友子さん(37歳)
挙式日:2022年12月4日
会場:つきじ治作
ゲスト数:50名
新婦曰く新郎は「おしゃべり好き。家庭を大切にする人」。新郎曰く新婦は「おっとり癒やし系の可愛い人」
※ゼクシィ首都圏版2023年6月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 東京都