
【結婚式レポートin愛知県】お嫁に行かせてくれる父と母に感謝を伝えたい

父親同士が旧友。山形と愛知で縁を紡いだ祝宴に
「スポーツカーを買ったらしいから見に行かないか?」佳世さんの父の車を見に、佳世さんの家に集合したのは、父の大学時代から40年来の仲間。いつものように話が盛り上がったところで「そういえば……」と1人の友人が切り出し、佳世さんと豊正さんが出会うことになった。「まさか本当に結婚することになるとは、不思議なご縁ですよね。本来、私は長女なので家を継ぐべきところ、お嫁に行かせてくれた父には感謝です」と佳世さん。友人の間でも厳しいことで有名だった佳世さんの父だったが、誰よりも結婚式を楽しみにし、きっかけをつくってくれた自慢の車も朝からピカピカに磨き上げていた。
自宅で支度を整えると、幼い頃からかわいがってもらっていた近所の人たちにお披露目。大好きだった祖父の仏前にも結婚の報告を済ませ、佳世さんの親も挙式を行った神社で家族だけの神前式を挙げた。披露宴には豊正さんの親族が山形から大集合。中座、ファーストバイトなど、どの演出にもきょうだいやいとこなどが次々と登場し、祝宴を盛り上げた。そんな様子を最後列で見守っていた豊正さんと佳世さんの父。同じテーブルで隣同士に座り、時に笑い、時に語り合っていた。
仏間で支度を終えた佳世さんの花嫁姿を、ひと目見ようと近所の人が集まってきた。手を振る佳世さんに、近所の人は笑顔で応えていた。この後嫁菓子を振る舞った
岡崎城に隣接する龍城神社での挙式。雅楽の音色が高らかに響く中、参進から始まった
お祝いのスピーチは佳世さんの妹に依頼。オーダーした2連の貝殻ブーケの一つを妹にプレゼント
中座では同居する大切な祖母をサプライズで呼んだ
披露宴会場のテーマは「図書館」。ゲスト一人一人に合った本をふたりが選び、受付で渡される暗号を元に自分で本棚から探すという仕掛けに。ゲストは「なるほどこれね!」と嬉しそうに自分の本を手に取っていた
家族だけの厳かな神前式
どんな時でも温かく見守り続けてくれていた母と再入場
ケーキ入刀とファーストバイトは、結婚式を見送っていた豊正さんのいとこ夫妻にサプライズプレゼント
自宅出発前、縁結びの車と父との“4ショット”
母に手を引かれ、花嫁タクシーで神社へ
挙式前に談笑するふたりの父。仲の良さが伝わる

愛知県安城市在住
丸山豊正さん(38歳)
佳世さん(37歳)
挙式日:2022年11月26日
会場:龍城神社・ララシャンスOKAZAKI迎賓館
ゲスト数:43名
両家の父が同じ大学の友人という縁で、 2020年夏に出会い意気投合。 父親同士も盛り上がりこの日を迎えた。
※ゼクシィ東海版2023年4月号より転載
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