【結婚式レポートin福井県】新郎家の氏神社で挙式“お嫁入り”を実感しました
大切な人たちと新たな絆を結び、幸せな時間を共有
コロナ下の今、多くのゲストを招待する結婚式は、まだ先になりそうと思っていたふたり。ただ、婚姻届を提出して結婚生活をスタートしながら、身近な親戚にもお互いを紹介していないことは、気に掛かっていた。そこで、親の勧めもあり、親族だけで結婚式を行うことを決めた。
挙式は、新郎が幼い頃から慣れ親しみ、人生の節目に参拝してきた地元の神社。氏神様を前に、ふたりは心を込めて三三九度の杯を重ね、厳かに夫婦の誓いを交わした。新婦は、新郎家の一員となり、彼と新しい家族の歴史を築いていくことを実感したそう。
そして、古式ゆかしい挙式の後は、がらりと雰囲気を変えてゲストハウスでの披露宴。ウエディングらしい華やかさや楽しさを演出したいと、2回のお色直しやカラードレスの色当てクイズを取り入れた。また、一人一人と言葉を交わせるように、記念撮影をしながらのテーブルラウンドにも時間をかけた。新郎の親戚とはこの日が初顔合わせだった新婦は、「皆さんが笑顔で迎えてくれて嬉しかった」と安堵(あんど)し、新郎も「いいお嫁さんに来てもらって良かったね!」と祝福されて満面の笑み。親族との縁をしっかり結んだ温かなウエディングが叶った。
バウムクーヘンを縦にしたケーキ。2カ所をカットすると、真ん中に詰めてあるフルーツが溢れ出るというサプライズ
装花は青と黄色で、初夏らしく爽やかに
花嫁の手紙。母への言葉は「健康でいてくれてありがとう」。15年前、つらい治療に耐えて病を克服した母への感謝をこのひと言に込めた
神前式ならではの典雅な巫女舞に、新婦は「初々しくて素敵でした!」
カラードレスの色当てクイズ。正解者にプレゼント
新婦の衣裳は4着。色打ち掛けは王道の深紅。顔周りを明るく彩ってくれた
ドレスの色当てクイズでは、お色直し入場の際、ゲストに予想した色のリボンワンズを振ってもらうことに。新婦の説明を聞きながら、楽しそうにリボンワンズを選ぶ新郎祖母
挙式に臨む喜びと緊張感に包まれて、拝殿へと歩みを進めた
新婦は中座のエスコート役に父をサプライズ指名し、感謝のスポットライトを当てた
仕事の都合で参列できなかった新婦弟からの手紙を司会者が代読。「弟の素直な思いがつづられていて嬉しく思いました」と新婦
福井県吉田郡在住
冨田幸宏さん(28歳)
優さん(26歳)
挙式日:2022年7月10日
挙式会場:劔神社(福井県)
披露宴会場:ララシャンス ベルアミー(福井県)
高校と大学で先輩後輩の間柄だったふたり。サークル活動を通じて愛と信頼を深め、3年の交際で結婚。
※ゼクシィ富山・石川・福井版2023年1月号より転載
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