【結婚式レポートin福島県】ただただ、ありがたくて。この思いを覚悟に変えたい
受け継ぐ酒造り。祝福と感謝を力に、未来を誓う
自然の恵み豊かな天栄村。その酒造の6代目として、蔵人たちと共に日々試行錯誤しながら酒造りに励む祐行さん。そして、誠実な彼を支えるため、デザインなどの勉強に意欲的な真美さん。「お酒造りは、農家、販売店、共に切磋琢磨する同業の酒造関係者まで、多くの人がいてこそ」と話すふたり。結婚式はそんな思いを届ける格好の場。この日のために特別に用意したお酒、父が手掛けた名入りの升、日本酒に合うお箸でいただくフルコース。お酒をメインに心を込めたおもてなしを紅葉と共にゲストへ届けた。
挙式では、入場で片方の足と手が同時に動いてしまって、笑いの渦を巻き起こした新郎。一人一人へ手紙を贈り、歓談中は常にゲストに囲まれていた新婦。みんなからのスピーチやメッセージビデオにもその愛される人柄が垣間見られ、鏡開きでは、“キスコール”に応えて歓声に包まれた。そんなふたりがうれしかったのは、祝福はもちろんだけれど、あちらこちらでお酒片手に乾杯し、会話に花を咲かすゲストの姿。改めて心を繋げるお酒の力と共に集ってくれた喜びを実感。「ふたり力を合わせ、いいお酒を造って貢献していきたい」、膨らんだ感謝を、大きな覚悟に変えた。
一人娘の結婚式ということでバージンロード入場では寂しげな父。準備中は木工業に携わってきた腕を生かし、酒造の名入り升、そして日本酒紹介ボード、ウエルカムボードを新婦と共に作成。刻印はレーザーというさすがの本格派
友人一人一人へ便箋にしたためた手紙を贈った新婦。懐かしい写真とメッセージにホロリとするゲスト
豊かな自然に囲まれたロケーションが気に入って選んだ会場。チャペルもパーティ会場も背景は景色。時間によって変わる表情もとっておきのおもてなしに
日本酒にも合うこだわりのメニューは季節の彩りで華やかに
窓に映る紅葉に合わせて、会場の装花はテラコッタカラーで統一。ウエディングケーキにもオレンジを取り入れた
感謝の証しに、母へはウエイトベア、父へはメダルを贈呈
鏡開きではゲストの要望に応え、2回目のウエディングキス。会場の盛り上がりは最高潮に
お見送りではゲスト一人一人にお礼を伝え、この日のために仕込んだ特別なお酒をギフトに

福島県岩瀬郡在住
松崎祐行さん(38歳)
真美さん(30歳)
挙式日:2021年10月23日
会場:郡山モノリス(KORIYAMA MONOLITH)
新婦の職場の飲み会に新郎が急きょ参加したのが出会い。同じジム通いなど偶然が重なり、縁を感じたそう。
※ゼクシィ福島版2022年12月号より転載
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